goo blog サービス終了のお知らせ 

Baradomo日誌

ジェンベの話、コラの話、サッカーの話やらよしなしごとを。

気合だ!気合だ!!気合だぁぁぁ~!!!

2006-06-22 | サッカーよろずごと
              ↑アニマル浜口じゃないよ


今夜28時、というか明日の早朝3時過ぎ、2006W杯一次リーグ第3戦、日本vsブラジル戦である。
3点差で勝てば、余裕で決勝トーナメント!!
…って、今のブラジルに3点差で勝てるチームなんているのか?無理だよなぁ…なんて、海のこちら側でブラウン管を覗いているだけの我々が弱気でどうする!
応援席はいつでも無責任なもんだ。
やみくもな盲信こそがとんでもない結果を呼び込むことはよくあること。
この一戦が、日本サッカー史上、最高の試合になると信じ、俺は頭を丸め、ジャンベを叩いて日本代表に念を送リ続けるぞ!!(単なる安眠妨害か?)
明朝6時頃、日の出間もない全国のお茶の間に、試合終了のホイッスルと同時に日本選手9人が倒れこみ、それを涙目の中田と川口が一人一人助け起こしていく、なんていう信じられない映像が届くに違いない!!

…い、いかん、既に涙腺が…。

どーにもこーにも

2006-06-21 | サッカーよろずごと
先日から何回放映されたであろうやなぎ~さわのシュートミス。
他に、たま~だのシュートミスってのもあった。
彼の場合は苦手な右で打ったらスライスしました、ってことで、やなぎ~さわと同様のミスと言える。
問題は、何故そんなことになるか、ということだが、従前から言われていることだが、日本のFwは、きれいきれいに決めようとしすぎてないか?
誤解を恐れずに言うならば、かっこつけてんじゃねぇ!!(ラモス風)ってことだ。
例えば、ノイビル、あるいはクローゼが決めるゴールはジャストミートしていない。
でも、真横もしくはマイナスのクロスを確実に足の裏で止めて、そのまま流し込んでいる。
いわばフットサルと同じ。特別な技術ではなく、むしろ泥臭くさえある。
ただ、それをあの局面で出せる理由は、確実性にプライオリティをおいているからに他ならない。
たられば言っていても始まらないが、クロアチア戦で巻を使ってくれていたならば、あのグラウンダーのクロスに対して、スライディングか、あるいはヘッドスライディングでのゴールを試みてくれたことだろう。
彼は自分の持ち味が何かを知っている。
そして、決めるべき時は、最低限度、ボールを前に運ぶことだと言うことを良く知っている。
そんな選手こそ、我らが日本代表にはふさわしい、と思うのだ。

ところで、中村は39度の発熱を押してクロアチアと戦ったそうだ。
また、ドイツ入りしてからも数度発熱したりしているらしい。
これまで、日韓大会での代表落ちを悲劇として語られてきた彼だが、実はトルシエの判断は至極妥当であり、かつ、中村本人のためにも、落選の本当の理由を伏せていたのではないか、と邪推してしまった。

ブラジル戦では、ダサくてもいい、へたくそでも結構だ。
根性入れて念を送るから、魂見せてくれ!

次節ブラジル、まさに崖っぷち!

2006-06-19 | サッカーよろずごと
なんで、あんな怒!Freeなシュートを外してしまうのか、柳沢。
佐藤寿人がいればなぁ。
な~んで、後半30分以降、アレックスが執拗に左サイドをえぐってクロスを入れても誰も飛び込めないのか。
巻を出しとけば頭出してくれそうなタイミングだったのに。
な~んでなんで中田やアレックスが渾身のフルスウィングでミドルを打ち込んでも、こぼれを拾おうとする動きがないのか。
足が止まっているなら自ら交代申請するのも、モノノフってもんだろ、高原。
そしてなにより、川口のPK阻止の後の10分間くらいの間に、一気呵成に波に乗って勝負を決めてしまおうとしないのか。
他にも思わず「なんでぇ~?」と叫んでしまったシーンは数知れず。
幸いにもドローで終わった昨夜のクロアチア戦は、実は双方共に非常に消化不良な試合だった。

ただ、冷静に考えてみると、W杯開幕前の予想では、オーストラリアは勝つべき相手、クロアチアは引き分けたい相手だったはず。そう考えれば、オーストラリア戦のラスト10分間を除けば、ここまではジーコの想定どおりとも言える。
そしてまた、昨夜の引き分けによって、98年ベスト4のクロアチアが、一次リーグ敗退の可能性が出てきているのだ。
これって実はすごいことかも。
こうなったら、最終戦は、日本もクロアチアも勝たねばならぬ。
双方勝った上で、得失点差でどちらかが笑う、そんな最終戦になって欲しい。
間違ってもオーストラリアが決勝リーグ進出だなんて、それだけは阻止してくれ。
だってだって、監督のおかげで勝ちあがれるなんて、それじゃ高校野球じゃねぇか。
プロのスーパーな試合、スーパーな技術、スーパーな勝負根性を見せてくれ。

日本代表を見た場合、宮本がいないことはかえって攻守共にプラスに作用するかも。
そして、Fwには、是非巻を使って欲しい。
頭でも腹でも、尻でもいいから押し込んでくれ!
このまんまじゃ、青臭いチームで終わってしまうよ。

3失点…。

2006-06-13 | サッカーよろずごと
ありえねぇ~!!
なんであそこで川口は飛び出したんだ?
ロングスローに対して相手選手と味方ディフェンスが団子になっているところに、わざわざ飛び出して、しかもパンチング空振り。
こぼれ玉を蹴りこまれて同点。
あのロングスローのコースは、飛び出すべきコースではなかったような…。

たられば言ったらきりがないが、これで流れが一気に変わった。
しかし、その流れを引き戻す采配も何もなく、どたばたする間に2点追加。
敗因は川口の判断ミスと、元を正せばパワープレイに対する戦術を用意できなかったジーコにある。

ジーコは1対0のまましのぐつもりだったのかもしれない。
でも、今までそれが出来たためしがなかったぢゃあないの?
結果的に、ヒディンク采配があたった、ってなことになる。
坪井の故障で交代出場した茂庭を下げて大黒入れても、残り3分では時既に遅し。
その前の、柳沢に替えて小野、ってのもよくわからない。
恐らくはポゼッションを高めて、ミドルを突き刺していこうとしたのだろうけれど、結果的には攻守どっちつかずの状態になって、足が止まり始めた。
だったら、茂庭ではなく、中田浩二を入れておく、っていう選択肢もあったはず。
そうすりゃ選手交代なしに三都主をもっと上がらせて、しゃにむに突っ込ませることが出来た。
で、仕上げに巻を入れて、相手陣内で肉弾戦、と。
ジーコが言うところのポゼッションを高めることがディフェンスにもつながる、ってのはつまりそういうことだったんでないの?(と、俺は勝手に解釈している)
日本代表には、もっともっと攻撃的なサッカーを見せて欲しい。
アジリティがどうの言っても、結局仕掛けがおそけりゃ何にもならない。
ジーコには定石的な采配なんて期待しない。
やるなら先手必勝、攻撃は最大の防御と言うならば、選手の故障を逆手に取った采配だってありでしょう。

なんて、「俺だったらあの時…」って言いながらくだを巻いている人間が、そこら中にいるんだろうな。
って、俺もその一人なんだけれど。
こんな試合見せられて、まともに眠れるわけがないよな~。
試合終了のホイッスルと同時に、思わず近所のコンビニに全力疾走、氷結を5本ほど買ってきてしまったんだが、これを書いているうちに500ml缶を1本開けてしまった。
何本飲めば寝れるかな。
明日も仕事なのに…。

独逸W杯開幕!!

2006-06-11 | サッカーよろずごと
独逸W杯が開幕した。
まずはA組ドイツvsコスタリカ
開幕戦のプレッシャーの中、ドイツはあいかわらずファウルの笛を吹かれていたはいたが、悪質なファウルについては激減。
攻撃についても、格段に精度を増し、大きなサイドチェンジと効果的なドリブル突破を織り交ぜながら、非常に立体的な攻撃を展開し、先日の日本戦とは比較にならないほどの破壊力を見せつけた。
しかし、やはりドイツはディフェンスがもろい。
チーム戦術的には中盤の比較的高い位置で囲い込み、ボールを奪い取ろうとする守備戦術だが、バイタルエリアまで侵入されると、その後ろに控えるメツェルダーとメルテザッカーは動く障害物に過ぎず、GKとの1対1という局面は容易に演出できた。
ただし、対するコスタリカもワンチョペとゴメスに預けるしか有効な流れを作れなかったし、ショートパスを繋ぐ間に中盤でつぶされることが多く、頼みの二人にボールが渡らない。
しかもドイツ以上に守備がゆるく、バイタルエリアで前後から挟んでつぶしてしまおうとする意図は感じられたが、それがかえって自陣内奥深くへの敵の侵入を許す結果となり、シュナイダーやシュバインシュタイガー、ラーム、ポドルスキといった面々が波状攻撃を仕掛けやすいスペースをみすみす与えることにつながった。
また、コスタリカのセンターバックは横への揺さぶりに全くついていけず、前に出て縦に蹴りだすのみだから、あっさりスペースが空く。
コスタリカは敗れるべくして敗れたのだ。

続くポーランドvsエクアドル。
「高地の酸欠状態を味方につけた内弁慶に過ぎない」という戦前の下馬評を見事にひっくり返し、エクアドルが完封勝利。
ポーランドはとにかくシュートをはずしまくり、バーにぶち当て、不運としか言いようがない90分間。
これに対し、南米と言うよりもむしろアフリカ的なパフォーマンスを見せたエクアドルがボールをかっさらいまくり、ポーランド選手は間合いがつかめないのか、次第に飛び込むこともためらうようになっていった。
特に2点目のシーンなど、ポーランド選手はただ立ち尽くし、呆然と見ているだけのような状態でGKまでかわされての失点。
あれじゃ監督の首が飛ぶね。

そして昨夜はB組のイングランドvsパラグアイ。
フランス大会で見せたチラベルの強烈な個性が印象的だったパラグアイ。
その時代を知るガマーラとアクーニャのベテランコンビがどんな活躍を見せるか、期待に胸膨らませて見ていたが、試合開始早々ベッカムのフリーキックをクリアしようとしたガマーラが、まさかのオウンゴール。
さらに、エリア外に飛び出してこぼれ球をクリアしたGKが自爆して交代し、ちょっとパニック状態に陥ったパラグアイだったが、次第に呼吸を整え、Fwバルデスと中心にイングランドゴールを脅かし始めた。
サンタクルスの出来がもう少しよければ、また、サイドチェンジのパスがもう少しうまくつながっていれば、パラグアイの得点もあったかもしれない。
一方のイングランドも、クラウチがロボットダンスを披露することもなく、後半30分過ぎからは明らかに守りを固め、逃げ切ってしまった。

しかしこの試合、得点数こそ1点のみだが、チームとしての守備戦術という点ではA組2試合をはるかに凌駕する高度な戦いだった。
何度も何度もクロスを上げられながらも、ガマーラ中心に懐深く、老獪なディフェンスを見せ、確実にボールをむしりとっていくパラグアイ。
ファーディナンドとテリーのしっかりしたポジショニングと恐るべき運動量を見せる中盤との連携によってパラグアイFwをエリア外へと押しやるイングランド。
このような非常に対照的な守備戦術が、スコア上からは窺い知れないほどの深みのあるゲーム内容を与えていた。
特に後半、Fwクエバスを投入し、4-3-3のフォーメーションに変化して攻め立てるパラグアイから中盤でボールを奪取したイングランドは、パラグアイゴール前向かって左サイドでボールを回し、後から中央に走りこむジェラードにマイナスのパスを出した瞬間、すかさずパラグアイ選手が左右から2人ずつフラットに平行移動し、まるでカーテンのようにさささーっとシュートコースを遮断。
エリアの10メートルくらい手前から放たれた強烈なボレーは、見事GKの正面へ。

この時、パラグアイのDfラインは左サイドに寄っていたため、最初にアプローチした選手は、Mfのパレデスだったように見えた。
本職のDfでなくとも、空いたスペースを確実に埋める約束事が徹底しているのであろう。
それにしても、なんと美しい「カーテン」。
あれこそ文化だ。
大会後のテレビ番組で、スーパーゴール集ではなく、ビューティフル・ディフェンス集とかやれば、いの一番に紹介されるだろう。

さて、日本vsオーストラリア戦は明日の夜10時。
俺も髪を切って気合を入れなおそう。



オーストラリアに勝てるのか?

2006-06-05 | サッカーよろずごと
先日のドイツ戦では、彼の地でもがき続けてきた高原が2ゴール!
溜飲を下げたのも束の間、セットプレーからの失点により結局ドローに終わった。
そして先ほど終わったマルタ戦。
開始早々2分で玉田のあたり損ねたようなシュートがネットを揺らしたまではよかったものの、その後はベタ引きする相手を攻めきれず、そのうちカウンターまでくらいはじめ、サブのメンバーをドカドカつぎ込んで、気がつけば90分終了。
攻撃に関しては、試合中、ディフェンスの裏を狙って出された中田英からのスルーパスに、中田浩二や中村らが追いつかなかったり、反応できなかったり、というシーンが目に付いたほか、駒野がフリーで上がっているにもかかわらず中を狙ってつぶされる中村俊輔とか、パスをほとんどインターセプトされまくった小笠原、などなど、ラストパス一歩手前でのミスが山のよう。
守備については、カウンターに対応できなかったり、やはりセットプレーで人につききれていなかったり、全体的に”ゆるかった”本日の日本代表。

インタビュー時の各選手の表情が対照的。
既に憔悴しきっている宮本、途中交代でものたりね~って感じの玉田などなど、てんでばらばら。
中田は憮然とした表情で「走らないことにはサッカーは始まらない」「気持ちの問題」「W杯への準備が出来ているとは言い難い」と、きっつい言葉を繰り返した。
さらには、「そういった問題について話し合いで解決されますか?」というインタビュアーの質問に対し、中田英は「機会があれば」と答える始末。
ま、自発的なそれを望みます、ってことなんだろうけれど。

一方、オーストラリアはオランダと引き分け。
なんかいや~な感じだ。
がんばれNIPPON!!


まき~!(代表発表)

2006-05-15 | サッカーよろずごと
コンディションのあがらぬドラゴンが落選し、ついにドイツ行きの切符を掴み取った巻誠一郎選手。
おめでと~!
昨日の清水戦にも強行出場し、清水サポーターからも「お前がドイツへ行け~!」との熱いエールを送られた、頑強かつ泥臭く、あきらめるということを知らないこの男。
久保が代表を外されてしまったため、今後は久保に替えて日本代表における個人的イチ押し選手とさせていただきます。
ぱちぱちぱち~!

その他を見ると、やはり中田浩二が入ってきたのは、けっこう予想通り。
村井には悪いが、村井が怪我をしたことで、基本的に4バックでいく、という整理がついた、ということだろう。茂庭が落ちた理由はそのあたりにあるのではないか。
また、ひょっとすると、中田浩二は田中を押しのけ、3バックの1stチョイスなのかもしれない。そうなれば、メンバー交代もなく4バックへ移行できる。

中盤については遠藤か松井かという選択になった模様という報道が目に付くが、実は違うな。
ユーティリティ選手として、守備系で中田、中盤の万能型として遠藤。
多分これはジーコの中では固定されていた。
むしろ、攻撃系ユーティリティで、どちらかといえば柳沢のバックアッパーが欲しい、という考えから玉田、というチョイスだろう。その結果、フィニッシュも出来るパッサー・松井が落選した。
とはいえ、松井を入れておくメリットもあったはずなんだが、むしろリーグ突破を考えれば、屈強なFwが欲しいところ。

従って、巻選出の背景には、久保の不調だけではなく、中盤のプラスアルファ、Fwのプラスアルファ、全てを考慮したうえで生まれた(空いた?)一枠という考え方があったと言えるだろう。

とにかく。
選手にはW杯で全てを出し切ってきて欲しいね。

しかし。
これって結局、柳沢ありきの選出だよな~。
それは納得いかない。
だったら久保を入れとけよ。
久保の姿が見たかった…。


…で、ど~よ?ど~なのよっ!?!?

2006-05-14 | サッカーよろずごと
                 ↑↑↑
              巻は最終選考に残れるか???

先日のブルガリアVSスコットランドを見れば、スコットランドは得点力のみならず試合運びの点でも日本に比べて一日の長があることは火を見るよりも明らか。
あまり国際的に有名な選手はいないチームだが、さすが母国。
ヨーロッパの修羅場でもまれているだけのことはある。
とはいえ、今回のW杯では予選敗退、2年後のユーロを目指すチームであることから、今回の麒麟カップ参加の目的はテストであり、また実績だったのだろう。
そう考えれば、スコアレスドローに終わった、昨夜の日本VSスコットランド戦で、スコットランドがベタ引きしたことは予想通りの戦術。
むしろそれを崩しきれなかった日本がふがいない、ということになる。
3チームによるリーグ戦方式の大会として見れば、緒戦で大勝しているだけにスコットランド的にはしてやったりだ。

日本代表サポーター個人営業中の私から見れば、非常に歯がゆい状況の続く日本代表。
とはいえ、いくつかの光明?は見えた。

その1
FWがつぶれ役になって中盤がゴール前に飛び出す、という「日本特有の得点パターン」が、中田・中村抜きの中盤でも表現できたこと。
2列目3列目が追い越す動きをする中で、堅固なディフェンスの壁をブロック崩しのように砕いていく。
そして開いた穴にシュートを通していく。
東欧遠征しかり、コンフェデしかり、というか、東欧遠征時の久保~玉田コンビを核とした戦術が進化してコンフェデで具現化され、途中の中だるみを経て、この2連戦で復元できた、というところか。
いい時の日本の戦法だ。
満男君と伸二君がシュートを放っていた時間帯がこれにあたる。
ただ、惜しむらくはサイドから崩すのか、正面からなのか、意思統一が図られていないこと。
このため、せっかく開けた穴の向こうにGKが立ちふさがり、得点はならない。
これはシュートの精度という問題ではないな。
むしろ、シュート角度の工夫だ。
穴の開いた壁を、GKからはブラインドの位置から狙えれば。
そして、潰れ役には巻を!

その2
小野が半分目を開いた。
ボレーはことごとくふかしまくり、スルーパスも網に掛け捲ったが、それでもトラップからパス、ためてからパス、という一連の動作はやはり一級品だ。
あとはもう少しボールを持っていない時、相手をひきつけるような動きが出てくれば、もっと周囲を生かせるし、自分も自由になる。
スタメンは中村~中田~小野~福西、だろうか?

その3
ブラジルを別格とすれば3ヶ国リーグの様相を呈しているグループFだが、間違ってもオーストラリア、クロアチアはあれほど引いた戦術は取らないだろう。
ならば、昨夜のスコットランドよりはゴール前のスペースが空くのではないか?
シュートコースも広がるのでは???
ただし、相手も同じようなことを考えてくるだろうから、特に1戦目のオーストラリア戦は、中盤での肉弾戦となるだろうし、その結果いかんで続くクロアチア戦の闘い方も決まってくる。
肉弾戦となれば、やはり稲本は必要だ。
そして、海外でもまれてきた松井、高原だな。

ところで、昨夜の試合、個人的にはいや~な感じがしたシーンがある。
後半の佐藤~巻~玉田という布陣だ。
これを3トップと見るのか、あるいは玉田が一列下がったと見るのかによって大分話が違ってくるのだが…。
実は、これは松井の使い方のシミュレーションだった、というならば納得なんだが、玉田の二列目はあまり効いていなかった。
巻も佐藤もつぶれるだけつぶれてシュートすら打てず、二列目からの追い越しも激減してしまった。
明らかな采配ミス。
遠藤をそのまま使っていくか、もしくは遠藤を阿部に代えて、小野を前に出すか、という選択はなかったのだろうか?
なかったならば、阿部の最終メンバー入りは消えた、と言わざるを得ない。

いずれにせよ、最終メンバーの発表は明日、午後2時。
大会終了後に、判で押したような言い訳や「たられば」尽くしのくだらないエクスキューズは聞きたくない。
いくら実績があろうともコンディション調整に不確定要素がある選手は使わない、というくらいの強い態度での選考を望む。
すると久保が落ちてしまうかもしれないが、そういう問題じゃないよね!
代表なんだから!!!

なんなんだ?

2006-05-10 | サッカーよろずごと
W杯目前にして、W杯予選敗退のブルガリア、それも二軍にロスタイムで直接フリーキックを放り込まれ、うっちゃられてしまった日本代表二軍。

試合開始早々、1分もたたないうちに、「あれっ?」という感じで先制されてしまった。
この失点は、宮本のマークミスが直接の原因だと思うが、その前に相手左サイドのペトロフを誰が見るのかはっきりしなかったこと、村井の裏を誰がカバーするのかはっきりしなかったことがそもそもの要因。
特に中澤は疲れているようで、判断が遅く感じられた。
が、少なくともびんた一発張られて目が覚めた日本代表、その後は阿部~福西~遠藤の中盤に玉田を含めて、およそ急造チームとは思えないほどの圧巻のフリーロールを展開。
さらには宮本がボランチの位置に入って変形4バックとなり、圧倒的なボール支配から、これでもかっ!と言うくらい決定機を演出していく。
中盤については誰が来てもいいような気がする。
本当にストロングポイントになってきたな。
ところがどっこい、打てども打てどもシュートは枠を捉えることすらなく、前半終了。
後半、小野と小笠原を投入し、4バックに変更した後、やっと巻が一発ぶち込み、これで追加点を!と思いきや、その巻を下げて佐藤寿人投入、さらに、阿部に替えて長谷部を投入したが、セットプレーから失点。

はっきりしたことは、ジーコが思い描く理想の日本代表の姿は、久保&玉田を軸とした2年前のヨーロッパ遠征時のチームと、コンフェデ時のチームという2面性を持つであろうこと。
そして、中盤では、小野・小笠原・福西は当確でしかもスタメンの軸に近い存在であること。
一方、遠藤・阿部・長谷部は中盤の当落線上の男であり、ジーコは彼らのリーダーシップと、小野や小笠原とのコンビネーションを見ていたのではないだろうか?と思われる。
確かに小野は別格だ。ブラウン管越しでもオーラを感じる。
そこいくと長谷部はちょっと落ちるかな?

困ったのはFwだ。
前回も書いたように、久保を軸に据えた場合、玉田なのか佐藤なのか。
はたまた大黒なのか。
多分、巻は今日の試合前まではキリンカップでさようならだ、とジーコは考えていたはずだが、ここに来て運も味方している。
しかし、今日の御題はむしろ、玉田が使えるのか、佐藤はスーパーサブ足りえるか?という2点だったのだろう。
今日のところは、高原・久保が当確、柳沢がだめな場合も含め、スピード小僧・玉田と市原の草魂・巻があと一試合追試でどちらか一人、佐藤と大黒のどちらかはサブ候補、ってところではないだろうか?

いずれにせよ15日の発表を震えて待つしかない。

ところで、村井の怪我は大丈夫なんだろうか?左ひざ内側の靭帯損傷、ひどい捻挫、あるいは亜脱臼、あたりだろうか?無念だろうなぁ。

Dragonを探せ!

2006-05-03 | サッカーよろずごと
麒麟カップの選手が発表になった。
でもな~んか、なんのサプライズもない…というか、今回は国内組から選出されているから、基本的には3月30日のエクアドル戦と大差なく、これまで同様バックアップメンバーの選考という趣が強い。
勝手に期待していた松田や大久保の復帰も、箕輪の復活もなく、試してさえいない平山や家永の抜擢に至っては、その可能性はかぎりなく「0」に近くなった。
本番まであと1か月少々となった今、恐らくはバックアップメンバーの人選、切り札的メンバーの人選というところに焦点が絞られているのであろうから、よし、がんばれ巻&佐藤と言いたいところだが、さてさて。
いまさらジーコにサプライズ人事は期待できないから、今回招集された選手と海外組の中から最終的なW杯代表が選出されることは間違いないのだろう。

…けれど。

「これまでの実績」「チームへの貢献」「ファミリー」etcetcジーコが口にする言葉は、日本語訳されると非常に単純。
そして、ジーコがことあるたびに口にする単語、「貢献度」。
ポルトガル語で何と言うのか知らないが、これ、なんというか、翻訳としてはニュアンス不足ではないのかと思うのだが、いかがなものだろう(誤訳ではないのだろうけれどね)。
多分、「ベンチ含めチームへの貢献」という意味合いが強いのだろうけれど、それはどこの代表でも同じ。
実は過去も現在も未来も関係なく、とにかくW杯で有機的なチームを構成できる選手を!というジーコの意思表示であるとすれば、「貢献できる」とか「貢献的」とか、もう少し能動的なニュアンスがあるように思う。
さらに、ジーコ・ジャパン立ち上げ当初からのキーワード「自由」を加味するならば、「チームの勝利のために貢献できることを、『自ら』立証できた選手を選ぶ」、な~んていうのが正解だと思うのだが。
ちと長いか。

ただ、今回召集された選手達に対する評価基軸はそのあたりにあるのではないかな、と思う。

ここで気になる記事を発見。
先週出たNumberに、久保に関するマリノス関係者の証言ってのが載っている。
それによると、先日のエクアドル戦、長谷部がボールを持った瞬間に、ここぞ!というタイミングで久保が抜け出したにも関わらず、パスが出てこなかった、このため、その後久保は長谷部がボールを持ってもあまり出ようとしなかった、らしい。
さすがは久保だ。
一発で出てこないと、信用しないらしい。
逆に、信用しているMFは現代表ならば小笠原、中村、小野、中田あたりらしい。
ど~れ?と思い、ビデオで見直してみると、あらら本当!長谷部がボールを出さないことに落胆し、天を仰いだ久保、その後は裏を狙おうとすらしなくなる。
しかし多分、このとき久保は走ろうとしなかった、のではなく、スペースを空けるためにサイドに開こうとしていたのではないか?
ここでまたNumberの記事・久保が全身全霊で信頼するマリノス奥の証言。
「久保の悪い時はサイドに開くとき。真中でどーんと待っている方がいい。」

そ~かぁ~!
久保を中心に据えた場合、とにかく久保の表情やジェスチャーを見ていれば、そのチームの状態がよくわかるわけだ。

ジーコは久保を軸でいくことを繰り返し明言してきたし、今回の麒麟カップの人選を見れば、このところグランパスでも調子が出ない玉田を入れているあたり、まさに「久保シフト」。
ならば、今回選ばれた国内組の全MFは、久保と同じピッチに立った場合、「久保が得点できるパターン」を、「発見」し、「繰り返す」ことが至上命題となる。

このところドリブラー不足だった日本の中盤に現れた、期待の新星・長谷部くん。
ボールを持ったら、まず久保を探してみよう。

い、いかん。久保がウォーリーに見えてきた。