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囀や深きねむりを日に幾度 野見山朱鳥

2018年03月20日 | 俳句
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野見山朱鳥
囀や深きねむりを日に幾度
春眠暁を覚えずと眠たい季節の到来である。外からは絶えず小鳥の囀る声が聞こえてくる。朝だけで無く昼寝に覚めても夕方覚めてもいや夢の中まで聞こえて来る。何かの事情で寝ては起き起きては眠る事が習慣になってしまった人であろうか。小生の場合は微睡み程度の軽い眠りしかとれない。只でさえ不整脈で心房細動を持つ上に神経質な私は深い眠りがとれないのである。出来る事なら三日間くらいぶっ通しの深い眠りをとりたいものだ。:角川「新版・俳句歳時記」(1990年12月15日版)所載。