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道問はれ一緒に歩く春の雲:奥沢和子
道を問はれた。近い場所とは言え道は複雑である。ではご一緒に参りましょうと案内をする事にした。空にはぽっかり真綿のような春の雲が浮いている。ここで出合うのも一期の縁である。問わず語りに話を交わす。差し障りの無い話題ながらも人柄が偲ばれる。案内する先の人柄や如何?いやいや詮索は野暮と言うもの。見上げる春の雲が淡く眩しい。読売新聞「読売俳壇」2021年3月221日所載。(ばんやりと生れて流れて春の雲:やの字)
<いらっしゃいませー俳句喫茶店・つぶやく堂ーどうぞお入りください>
道問はれ一緒に歩く春の雲:奥沢和子
道を問はれた。近い場所とは言え道は複雑である。ではご一緒に参りましょうと案内をする事にした。空にはぽっかり真綿のような春の雲が浮いている。ここで出合うのも一期の縁である。問わず語りに話を交わす。差し障りの無い話題ながらも人柄が偲ばれる。案内する先の人柄や如何?いやいや詮索は野暮と言うもの。見上げる春の雲が淡く眩しい。読売新聞「読売俳壇」2021年3月221日所載。(ばんやりと生れて流れて春の雲:やの字)
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