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休日は素顔でをらむ胡瓜もむ:神田喜久子
休日は会社も無いし学校も無い。他人様ともほとんど会はない。気取らない素顔のままで過ごしたい。今日は農家直売の胡瓜の浅漬けを食べようか。揉んでいる内に母の手捌きを思い出した。そうだお八つに出された胡瓜が美味かった。味噌を付けて一本まるごと囓ったっけ。またそうしてみよう、母の顔を思い出すだろうから。<八十路なる歯にてばりばり胡瓜食む:やの字>:角川書店『合本・俳句歳時記』(1990年12月15日)所載。
<俳句喫茶店・つぶやく堂へどうぞお入りください>
休日は素顔でをらむ胡瓜もむ:神田喜久子
休日は会社も無いし学校も無い。他人様ともほとんど会はない。気取らない素顔のままで過ごしたい。今日は農家直売の胡瓜の浅漬けを食べようか。揉んでいる内に母の手捌きを思い出した。そうだお八つに出された胡瓜が美味かった。味噌を付けて一本まるごと囓ったっけ。またそうしてみよう、母の顔を思い出すだろうから。<八十路なる歯にてばりばり胡瓜食む:やの字>:角川書店『合本・俳句歳時記』(1990年12月15日)所載。
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