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ほの白く玄鳥至(つばめきたる)や昼の月:桑原宏裕

2021年05月07日 | 俳句
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ほの白く玄鳥至(つばめきたる)や昼の月:桑原宏裕
目の端に白いものが横切った。玄鳥(つばめ)である。視線の先には昼の月が浮かんでいる。今年もわが町にやって来た。いや帰って来たと言うべきか。彼らはこの地で子を産み巣立ちの子と一緒に去ってゆく。田畑などで土の採集したり昆虫を餌とする。土の乏しいコンクリートの都会では飛来地が減ってきたが日本各地ではお馴染みの鳥である。切り返すターンの見事さは驚嘆するのみである。:読売新聞「読売俳壇」2021年5月3日掲載
(わが鬱の眼を覚ましつばくらめ:やの字)
<いらっしゃいませー俳句喫茶店・つぶやく堂ーどうぞお入りください>

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (一句一遊)
2021-05-07 15:35:56
面白みのなかに新社員の初々しさが感じられます
Unknown (ひつじ)
2021-05-11 06:30:51
一句一遊さまコメント有難うございます。良かったら、喫茶へもどうぞお出掛け下さいませ。

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