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はるかまで旅してゐたり昼寝覚:森澄雄
随分遠くまで来てしまった。故郷を出でてあれから何年経ったろう。山深い里の暮らし、学生時代の都会の青春、人間関係に疲れていた会社勤め、ああしてこうして晩年は趣味の薔薇いじり。その時々に新しい自分を発見したりした。血の様に赤い夕陽が目に沁みる。と、ここで目が覚めた。みんな夢であった。梅雨が明けたら旅に出む。<日々の夢以下同文や昼寝覚:やの字>。:備忘録より。
<いらっしゃいませー:俳句喫茶店・つぶやく堂へどうぞ>
はるかまで旅してゐたり昼寝覚:森澄雄
随分遠くまで来てしまった。故郷を出でてあれから何年経ったろう。山深い里の暮らし、学生時代の都会の青春、人間関係に疲れていた会社勤め、ああしてこうして晩年は趣味の薔薇いじり。その時々に新しい自分を発見したりした。血の様に赤い夕陽が目に沁みる。と、ここで目が覚めた。みんな夢であった。梅雨が明けたら旅に出む。<日々の夢以下同文や昼寝覚:やの字>。:備忘録より。
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