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金の入日沼に沈めて春待たむ:角川源義
入り日が沼に反射する。金色の輝きは鋭くもどこか春の気を感じさせる。寒く冷たい冬の終わりに明日来る春を思わせる光芒である。まほろばの大和に四季は巡り諸々の挫折すらご破算にして新生させる。落ちて行くのに燃えているのは太陽のみではない。二月に成れば節分・立春が直ぐにやって来る。<春待つや古き鞄に金平糖:やの字>角川書店「合本・俳句歳時記」1990年12月15日所載。
<いらっしゃいませー俳句喫茶店・つぶやく堂ーどうぞお入りください>
金の入日沼に沈めて春待たむ:角川源義
入り日が沼に反射する。金色の輝きは鋭くもどこか春の気を感じさせる。寒く冷たい冬の終わりに明日来る春を思わせる光芒である。まほろばの大和に四季は巡り諸々の挫折すらご破算にして新生させる。落ちて行くのに燃えているのは太陽のみではない。二月に成れば節分・立春が直ぐにやって来る。<春待つや古き鞄に金平糖:やの字>角川書店「合本・俳句歳時記」1990年12月15日所載。
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