冨田拓也
もの言はぬ貯金箱あり秋灯下
物質として物を言はない貯金箱が置いてある。人間の情緒にやさしい秋灯しの下にある。お金を貯める。それは夢の実現に向けての行為である。しゃれた鞄も欲しい。それを携えて旅へ出てみたい。土地々々の景観を愛で美味を味わってみたい。温泉に浸かるのも良いかも。いわばお金は願望を実現する魔法の杖でもある。秋燈の下で貯金箱への願いがまた膨らんだ。:角川「俳句(2019年10月号)」所載
<いらっしゃいませー「俳句喫茶店・つぶやく堂」へどうぞお入りください>
もの言はぬ貯金箱あり秋灯下
物質として物を言はない貯金箱が置いてある。人間の情緒にやさしい秋灯しの下にある。お金を貯める。それは夢の実現に向けての行為である。しゃれた鞄も欲しい。それを携えて旅へ出てみたい。土地々々の景観を愛で美味を味わってみたい。温泉に浸かるのも良いかも。いわばお金は願望を実現する魔法の杖でもある。秋燈の下で貯金箱への願いがまた膨らんだ。:角川「俳句(2019年10月号)」所載
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