1067
榎丸文弘
靴下の穴は肌色冷奴
誰に気兼ねの入らない暮らしである。靴下の穴などどうでもよい。穴から脛の肌色が見える。ふむふむと思うが只それだけの事。今日も極楽暮らしで晩酌には冷や奴である。脂ぎったものも塩分を効かしたものも卒業した。淡泊な冷や奴が己に優しい。小生の場合これに納豆の朝食があれば申し分ない。貧乏な家庭に育ち好き嫌いは無い。お陰様で後期高齢ながら恙無くくらしている。有難や。:読売新聞「読売俳壇」(2018年9月3日)所載。
<いらっしゃいませー俳句喫茶店・つぶやく堂ーどうぞお入りください>
榎丸文弘
靴下の穴は肌色冷奴
誰に気兼ねの入らない暮らしである。靴下の穴などどうでもよい。穴から脛の肌色が見える。ふむふむと思うが只それだけの事。今日も極楽暮らしで晩酌には冷や奴である。脂ぎったものも塩分を効かしたものも卒業した。淡泊な冷や奴が己に優しい。小生の場合これに納豆の朝食があれば申し分ない。貧乏な家庭に育ち好き嫌いは無い。お陰様で後期高齢ながら恙無くくらしている。有難や。:読売新聞「読売俳壇」(2018年9月3日)所載。
<いらっしゃいませー俳句喫茶店・つぶやく堂ーどうぞお入りください>