山代中ブログ~伊万里市立山代中学校~

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「親の視点、先生の視点、子どもの立場」②:PTA総会での校長の話より

2010年05月08日 21時06分02秒 | PTA行事

 親はわが子の過去を良く知っているし、将来的にも親子として関わっていきます。しかし、学校での様子はあまりわかりません。逆に、先生は、その子の学校での様子や友達関係がよくわかりますが、今までどのような環境でどのように育てられてきたのかがわかりません。そして、卒業すると手を離れます。

 つまり、親と先生は、子育てにあたっての前提条件が違うのです。まずは、お互いにそのことを認識しなければなりません。

 先生としては、まず、親が子を思う気持ちを大切にすべきだと思います。親にとってはわが子がすべてなんです。そして、学級30人の生徒一人ひとりの後ろに、「この子を世界一大事に思っている」親や家族がいるということを肝に銘じなければなりません。そうすれば、学級の生徒29人元気に登校していても、欠席している1人の子のことが気になります。その子の親の立場にならなければなりません。

 ただし、子どもは本能的に自分を守ろうとします。「先生からしかられた。」と、親に訴えたとします。その際、「○○をしたからしかられた。」と、その原因を言わないことがあります。すると、親は、「なんで先生はうちの子ばかり悪者にするんだ!」と思うのです。子どもの言うことだけ信じ込めば、このような誤解が生じます。


 そういう誤解を生まないためには、日ごろからこまめに情報交換をするなど、親と先生の間の信頼関係の構築が非常に大切です。悪い情報だけではなく、「今日の学級会で、○○君がいい意見を言ってくれて助かりました。」と、ちょっとしたことでも日ごろから家庭に連絡して、先生と親の信頼関係を作っておくことが大切です。また、家庭での子どもさんのちょっとした変化や気になることを担任の先生にご連絡ください。


 家庭と学校、手を携えて子育てに当たりましょう。1年間よろしくお願いします。(終)


※子どもの笑顔は、われわれ親や教師の生きるエネルギーになりますね。

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