山代中ブログ~伊万里市立山代中学校~

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メキシコこぼれ話6(大親友のGutierez 家族)・写真:リセオ運動会でのメキシココース男子高校生

2010年08月17日 04時39分53秒 | メキシコ滞在記
メキシコこぼれ話6(大親友のGutierez 家族)

 グティエレス家族とは、同じ幼稚園の保護者として大親友になりました。きっかけは、一年目の10月ごろです。ある日の朝、夫婦2人とも熱を出して起き上がれませんでした。メキシコの風邪による発熱はすさまじく、頭ががんがん痛み、枕から頭を起こすこともできませんでした。しょうがないので、そのまま横になっていました。3人の子どもは起きていましたが、朝食をあげることもできずにいました。おなかがすいているはずなのに、自分たちで家の中で遊んでいました。仕事場の日本人学校への欠席連絡はしましたが、幼稚園への連絡はできずにいました。

 そのまま、昼をすぎました。われるような頭の痛みが少しはひいていました。玄関のドアを「ドンドン」とノックする音に、(4歳の)長女が出てみると、派手な服装と化粧のメキシコ人女性が立っていました。「連絡なしに子どもたちが幼稚園を欠席していると聞いて、心配で来てみた。」ということでした。事情を把握し、すぐに「子どもたちを家に連れて行ってご飯を食べさせるよ。」と、子ども3人を連れて行ってくれました。まだ、親しくなる前だったので、ちょっとだけ心配でしたが、どうしようもありません。「お願いします。」と、3人の子どもを預けました。

 夕方になって、子どもたちが帰ってきました。にこにこしていました。腹いっぱいごちそうになって、たくさん遊んできたようでした。それから、グティエレス家族とは本当に家族ぐるみの付き合いをしました。

 今から2年前に、長女が十数年ぶりにメキシコを訪れました。大歓迎してくれて1ヶ月近く泊めてくれました。その上、「この家は、あなたのメキシコでの家ですよ。」と言ってくれました。この Gutierez 家族は今でも大親友です。



(リセオ運動会でのメキシココース高校生男子)
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