山代中ブログ~伊万里市立山代中学校~

学校の日常の様子や山代の行事・歴史や自然等について、いろいろな記事を掲載しています。

メキシコこぼれ話2(日本人学校とリセオと日本メキシコ学院)写真:ココヨックでの乗馬体験

2010年08月13日 04時56分00秒 | メキシコ滞在記
メキシコこぼれ話2(日本人学校とリセオと日本メキシコ学院)

 メキシコシティーの日本人学校はちょっと変わった構成になっています。正式名称は、Liceo Mexicano Japones(リセオ・メヒカーノ・ハポネス)といいます。日本名は日本メキシコ学院です。そして、この中のメキシココースは現地の私立学校で、日本コースが日本人学校にあたります。メキシココースの生徒数(当時)は、小学部、中学部、高等部で1,000名ほど、日本コースの生徒数(当時)は、小学部、中学部で約300名でした。幼稚園を入れると全校1,400名ほどの大きな学校です。われわれ文科省からの派遣教員二十数名は日本コースの先生として勤務します。

昼休みになると、全校生徒が広いグラウンドに出て遊びますので、たくさんのメキシコ人の中に日本人が混じって遊んでいます。そういう状況ですので、遊び場所やバスケットコートやサッカーコートの奪い合いやちょっとしたいさかいはよくおきています。メキシコ人の小学生と日本人の小学生がけんかすることもあります。「けんかするのも交流のひとつ」という考え方もありますが、当の本人にとってはそうは言ってられません。先生が仲裁に入るのですが、なんせ言葉が分かりません。「中学部の○○を呼んで来い。」と指示し、(スペイン語が堪能な)その子の通訳で事情聴取をしていました。

中学部は日本コースとメキシココースが同じ建物にあり、職員室はドアひとつ隔てて隣り合っていましたので、休み時間によく遊びに行っていました。スペイン語を習ったり、日本語を教えたり、英語で話したり。誕生日の先生にちょっとしたお祝いをしたり。お互いに同じ人間だなあ・・同じ感情を持っているなあ・・と感じました。

 



(ココヨックでの乗馬体験)
にほんブログ村 教育ブログ 中学校教育へ(←ポチッとクリック1日1回【にほんブログ村】のランキングに参加しています。ご協力をお願いいたします