後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「私の好きなユトリロのパリの風景画」

2023年12月09日 | 日記・エッセイ・コラム
師走で何となく忙しい気分になり心に潤いが無くなります。
こんな気分の時、私は印象派の絵画を見ます。悲しみが消え心に潤いがもどって来ます。明るい気分になり元気が出てきます。
そこで私が先程から見ていたユトリロのパリの風景画の写真をお送りします。
モーリス・ユトリロは 1883年 に生まれ 1955年に亡くなりました。生涯アルコール依存症に苦しみ私生活は悲惨なものでした。1883年12月、パリ・モンマルトルの丘の麓に私生児として生まれモーリスと名付けられました。精神薄弱児だったそうです。母の薦めで絵を描くことに目覚めました。
そんなユトリロが多くの人々を感動させる美しい油彩画を沢山描いたのす。私は昔からユトリロの絵が大好きでした。7枚の彼の絵をお送り致します。
1番目の写真はサクレクール寺院の見える風景画です。出典は、 http://nekoarena.blog31.fc2.com/blog-entry-2628.html です。晩年の作品です。ユトリロがモンマルトルに居た期間は短かったそうですが、過去の自分の絵や絵葉書を元にして、何度もモンマルトルを描いています。
昔、サクレクール寺院にブラリと入って暗いお堂のなかで祈ったことを懐かしく思い出しています。何を祈ったかは忘れてしまいましたが。
2番目の写真はパリの北にあるモンマニー街の風景です。義父のポール・ムジスの建てた家のあった所だそうです。
3番目の写真は「トルシー=アン=ヴァロワの教会」です。 
4番目の写真は「コタン小路」です。
5番目の写真は「サン=ベルナールの教会(アン県)」です。変わったタッチの絵画です。
6番目の写真は「モンマルトルのキャバレー・ラパン・アジル」です。
ユトリロがよく描いた酒場で、ピカソなど若い画家が集っていました。隣のサン・ヴァンサン墓地にはユトリロの墓もあります。
7番目の写真は「サノワの風車」です。出典は、https://www.musey.net/16758 です。
1912年の春、ユトリロはパリの郊外にあるサノワのサナトリウムに入所し、アルコール依存症の治療をします。ユトリロは特に風車に魅了されたのです。

ユトリロの絵画は風景画ですが人生の哀歓をしみじみと感じさせます。そして何よりも美しいのです。優しい美しさです。ユトリロの絵画をじっと眺めていると胸に迫るものがあります。世界のかけがえのない宝です。

今日はユトリロのパリの風景画をお送り致しました。お楽しみ頂きましたら嬉しく思います。元気が出てきたと思います。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)


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