後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「夏の風物詩の花火、金魚売の光景」

2024年06月24日 | 日記・エッセイ・コラム
いよいよ夏です。そこで夏の風物詩の花火、金魚売の光景を写真で示します。今は消えてしまった懐かしい風物詩です。
夏が来るとしきりに思い出すのが昔の茶の間、花火遊び、夜店、金魚売り、海水浴などの光景です。
私の幼い頃は戦前、戦後にまたがっていました。食べるものも少なかった貧しい時代でしたが夏の日々がめっぽう楽しかったのです。エアコンは勿論、電気冷蔵庫も無い時代でしたので暑かったに違いありませんが、不思議に暑くて困ったという記憶がないのです。近所の子供たちとよく花火遊びをしたものです。

1番目の写真は子供たちの花火遊びの写真です。この写真の出典は、http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201508/p1_0008264353.shtml です。
花火遊びで一番魅了されたものが線香花火です。
線香花火は細い小さな花火ですが赤い丸い火の球が出来、そこから柳や松葉のような繊細な光が飛び出すのです。出来の良い線香花火は何時までも松葉の光を出します。そして散り菊の形になり、丸い火の玉がポトリと落ちて終わります。その後のシンとした静かさ。あの笹の葉が擦れるような線香花火の音が86歳になった私の耳に鮮明に残っています。
夏の夜の思い出でもう一つ忘れられない光景があります。それは夜店の並んだ通りの光景です。

2番目の写真は夜店が並んだ風景です。写真の出典は、お祭りや縁日の必須アイテムといえば屋台で決まり、です。
 
当時は電灯を並べるなどという贅沢が出来ません。ローソクの炎がゆらゆら揺れて幻想的なものでした。その夜店でひときわ明るい店が所々にあります。カーバイトに水を少しずつ供給しアセチレンガスを発生させ、大きな炎を出させるのです。その炎がシューシューと大きな音を立てます。カーバイトから出る特有の臭いを思い出します。夏の夜はこうして楽しい思い出が沢山ありました。
そして朝になり、時が過ぎ、太陽がまぶしく中天にかかるころになると金魚売りがやって来ます。キンギョ、キンギョーとよく透る呼び声が路地に響きます。

3番目の写真は金魚売の写真です。出典は、read:http://www.city.shimabara.lg.jp/mailmagazine/backnumber/no135(270401)/270401.html です。

4番目の写真は金魚売りの売っていた金魚の写真です。
出典は、http://ameblo.jp/rika-131/entry-11485194425.html です。
金魚は秋になるとよく死んでしまったのです。飼い方が悪く可哀そうなことをしたものです。
そして夏と言えば海水浴です。当時は貧しい時代だったので娯楽といえば海水浴しか無かったのです。
海水浴では海で泳いで、砂浜に寝そべって甲羅干しをします。海水で冷え切った体に熱い砂が心地良く感じました。
当時はスイカ割りなどしませんでした。スイカは貴重品です。もったいないのです。私は一度もスイカ割りの経験がありません。

海水浴には多数の人が集まりました。ただ泳いで砂浜で遊ぶだけです。
そして夏休みになると子供たちは徹底的に遊び回ったのです。私には夏休みの宿題など熱心にした記憶がありません。
海水浴に行けない日は、セミ取り、トンボ取り、ドジョウ掬い、小鮒釣り、肝試し、なんでもやりました。

遊びは何でもやりましので思い残すことはありません。そんな遊びの光景を楽しみながら老境の夏の日々が静かに流れて行きます。今日も暑くなりそうです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

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