後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「晩秋の清瀬市金山緑地の風景写真を撮りに行きました」

2021年11月25日 | 写真
晩秋の午後の公園は陽射しも弱々しいく淋しい風景です。樹々の紅葉も終わりの色合いです。散り敷いた落ち葉が美しい絵になっています。
そんな風景写真を撮ろうと清瀬市の金山緑地まで車を走らせて行って来ました。
晩秋の公園の風景写真をお楽しみ下さい。







「私は中国文化に憧れる時代遅れの老人です、嗚呼」

2021年11月25日 | 日記・エッセイ・コラム
高校時代に良い老先生から漢文を習いました。そして叔父は漢文学の研究者でした。また1980年代に2人の中国人の親友が出来、北京や瀋陽の彼等の自宅に招待されました。1980年代は熱烈な日中友好の時代でした。中国の何処へ行っても知らない中国人が親し気に話しかけて歓迎されました。こうして私は中国が大好きになってしまったのです。
今日はそんな中国のことをご紹介いたします。
まず日本人なら誰でも好きになる楽しい中国の奥地の農村の風景写真をお送りします。何故か郷愁を搔き立てる風景です。



これら4枚の写真の出典は、「中国の農村風景」、
http://japanese.china.org.cn/travel/txt/2018-03/13/content_50703606.htm です。
中国の南西部の少数民族の農村には昔ながらの美しい風景が広がっているのです。魅惑的な農村風景です。
見たこともない風景ですが郷愁を誘います。歴史の重みを感じさせる農村です。こんな風景を含めて私は中国が大好きになってしまったのです。ですから漢文の文化圏というものがもっと団結して西洋文化に対抗すべきだいと思っています。
この考えは昔の良い意味での大東亜共栄圏というものに一部繋がります。
私は時代遅れの老人なのです。嗚呼。
ですから日本と中国、韓国、台湾そして可能なら北朝鮮はもっと協力しあって欧米諸国と対抗した方が良いと考えています。昔ながらの漢字文化圏の団結を忘れてはいけなではという主張したいのです。まあ、はっきり言えば時代遅れな考えです。
文化と言えば文学や芸術を主に意味します。しかし人間の経済活動も文化の一部です。以下では文学や芸術を割愛して中国の経済活動を取り上げます。
中国の経済力、GDPが世界で2位になり、やがてアメリカを抜いてトップの座につこうとしているからです。
日本と中国、韓国、台湾のGDPを合計すれば大きな数字になります。ですからこれらの国が団結すれば大きな発言力になるのです。日本の過去の武力侵略の歴史を克服して協力関係を築くべきなのです。

5番目の写真は1980年から2021年まで世界の主要国のGDPのの推移を示す図面です。この図の出典は,各国のGDP、http://www.garbagenews.net/archives/1335765.html です。

この図を見ると中国のGDPの増加は驚異的で、2025年には間違いなくアメリカを抜いて世界一になる勢いです。
従来の歴史において、アメリカのGDPを抜いた国は皆無だったのです。これは破天荒なことです。
今後、中国はアメリカと並んで世界経済の秩序の規範を決めるようになると考えられています。もっとも中国人一人あたりのGDPはまだまだ低いのです。
しかし中国全体のGDPを考えると、アジアの一国である中国が世界秩序の主導権の一角を握るようになるのは確実です。
これはアジアの国々にとって喜ばしいことです。欧米人のアジアへの見る目が変わります。今までは何となく蔑視していたアジアが世界経済に大きな影響力を持つようになるのです。
日本もこの状況への対応を適切に行えば日本の運命も非常に素晴らしいものになるのです。日本の立場が強くなるのです。
日本はアメリカと安保同盟を結び、軍事的にはアメリカの支援があれば日本の安全を守れます。中国なんか怖くありません。ですから日本人は中国の経済力を過小評価する傾向があります。
しかし経済力は軍事力の支えなのです。その意味でも中国の経済力とその中国が作ろうとしている巨大経済圏のことを客観的に理解すべきと考えています。

少し詳しく書きます。世界全体のGDPに占める各国の2017年の比率を考えてみましょう。
中国の15.5%と日本の6.4%とインドの3.1%とを加算すると25、0%になります。この数字はアメリカの24、4%よりも多いのです。
この中国、日本、インドの合計の25%に韓国と台湾のGDP加えればアメリカのGDPを遥かに抜いてしまうのです。
さらにインドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、ミャンマー、バングラデシュなどのDGPを加えればアジアには巨大な経済圏が既に出来ているのです。
21世紀はまさにアジアが台頭する時代なのです。
中国はこの情勢に乗じて中国主導の経済圏を作ろうとしています。一帯一路を中心にした中国主導の巨大経済圏構想です。
中国政府は中国から西方のアジア諸国、ロシア、中東諸国、ヨーロッパ諸国にまたがる広大な地域を一帯一路でつなぎ巨大な経済圏を作ろうとしています。
一帯とは陸路でつなぐ経済圏で一路とは海路でつなぐ経済圏です。

何故か日本のマスコミはこの中国の一帯一路経済圏に関するニュースが非常に少ないのです。いたずらに尖閣諸島の問題だけに大騒ぎしています。木を見て森や山を見ていません。

中国主導の巨大経済圏構想に対して韓国や台湾はどのような対応をしているのでしょうか? 報道がありません。もっと日本と韓国や台湾との緊密な協力が必要ではないでしょうか?
世界を動かすのは今やアメリカ一国だけでなくなり、中国も世界を動かし始めたのです。
中国は共産党独裁の国だから付き合いは止そうという考えは現実的でありません。国際経済はイデオロギーや宗教とは関係無くダイナミックに動いて行くものです。

以上が私の今日の主張です。私は中国文化に憧れる時代遅れの老人です、嗚呼。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)