後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「世界の内戦地や貧困地で活動している日本のボランティア」

2021年11月13日 | 日記・エッセイ・コラム
11月9日に「白川優子 の衝撃的な活躍、『 国境なき医師団』の看護師として」という記事を掲載し内戦地や貧困地で活動している白川優子看護師をご紹介しました。
今日はそれに関連して世界中で活動している日本のボランティア団体を広くご
ご紹介したいと思います。
最初にここで使うNGOの定義を書きます。NGO の定義を「国際協力を行う非営利の市民組織」とします。
すると日本には430以上の組織が世界中へ支援者を派遣しているのです。
詳しくは、「外務省による日本の NGO に関する最新の実態調査」、
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000150460.pdf に出ています。

さて日本人のボランティア活動は誇らしい日本の文化です。
現在、世界中に展開して貧しい人や虐げられている人々を助けている日本人が数多くいるのです。
私は海外に行ってボランティア活動を実行している日本人に感謝し、彼等を誇りに思っています。
彼等は美食を捨て、贅沢を止め、世界の貧困地に飛び込んで行っているのです。困っている人々を助けているのです。
世界の貧困地はアフリカ、中東、インド、パキスタン、バングラデシュ、カンボジア、ラオス、フィリピン、そして南米の奥地と実に広大です。その全ての地域に日本から若者のボランティアが行って、住み込んで、支援活動をしているのです。

1番目の写真は日本人ボランティアが活動しているしている場所を示す世界地図です。

2番目の写真はベトナムへ行ったマラソンの増田明美さんです。写真の出典は、https://pr.plan-international.jp/special/lp/oya/?utm_source=google_general_oya&utm_medium=cpc&gclid=EAIaIQobChMIler0rL-W9AIVyzUrCh2oHA5DEAAYASAAEgIJafD_BwE です。
日本人の世界中のボランティア活動の総括は、
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000150460.pdf に出ています。
そこで今日は幾つかの具体的な実例を示したいと思います。
例えば2年前にアフガンで銃撃され犠牲になった中村哲さんも現地の貧しい農民の救済に非常に大きな貢献をした海外ボランティアでした。

3番目の写真は中村哲さんの棺の先頭を担ぐ当時のガニ大統領の写真です。2019年12月7日に日本へ帰る飛行機に積もうとして担いでいるのです。

4番目の写真はヨルダンにあるシリアからの難民キャンプの風景です。出典は、http://www.co-media.jp/article/14875 です。

5番目の写真は仮設テントの並んだシリアからの難民のキャンプの光景です。
4番目と5番目の写真を撮った板倉美聡さんは以下のような報告をしています。
・・・「2年ぶりの夏休みは中東ヨルダンにて過ごしてきました、板倉美聡です。“難民”と聞いてみなさんが思いつくのは難民キャンプかもしれません。 しかし、ヨルダンにいるシリア難民63万人中、実際キャンプに住んでいるのは8万人ほどにすぎません。
シリアから逃れて周辺国に流れ込み、難民キャンプに辿り着いたものの、難民キャンプの過酷な生活に耐え切れず、キャンプを出る人が後を絶たないためです。・・・以下省略。
このように難民問題は底が深いのです。
皆様は海外ボランティアに関心が無いかも知れません。しかし皆様からの税金の一部がその活動に使われているのです。
海外ボランティア団体の多くは活動資金を外務省の予算から貰っているのです。資金の半分以上は個人や企業からの寄付金ですが、大体40%前後は外務省からの補助金なのです。

日本の主なNGOはJAPAN  PLATFORMに加盟し互いに協力しながら活動をしています。(JAPAN  PLATFORM加盟NGO一覧、

現在活動中の海外における支援プログラムの例を以下に示します。
(https://www.japanplatform.org/programs/ )
  • ハイチ地震被災者支援2021
  • ミャンマー人道危機2021
  • モザンビーク北部人道危機対応
  • ガザ地区人道危機緊急対応
  • サイクロン・セロージャ被災者支援
  • ミャンマー避難民キャンプ大規模火災緊急対応
  • エチオピア紛争被災者支援
  • サイクロン・エロイーズ被災者支援
  • 害虫被害緊急支援
  • 新型コロナウイルス対策緊急支援
  • ベネズエラ避難民支援
  • ウガンダ国内コンゴ民主共和国難民緊急対応支援
  • インドネシア・スラウェシ島地震・津波被災者支援2018
  • 南スーダン難民緊急支援
  • アフガニスタン人道危機対応支援
  • ミャンマー避難民人道支援
  • イエメン人道危機対応支援
  • イラク・シリア人道危機対応支援
  • パレスチナ・ガザ人道支援
今日は世界中で活動している日本のボランティア団体を広くご紹介しました。
そしてどのような活動をしているか具体的な例を説明しました。
日本の430以上の組織が世界中へ支援者を派遣しているのです。このボランティア活動は誇らしい日本の文化です。
私は海外に行ってボランティア活動を実行している日本人に感謝し、彼等を誇りに思っています。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。 後藤和弘(藤山杜人)


「レマン湖などの紅葉風景」

2021年11月13日 | 写真
今朝、スイスのレマン湖の白鳥の写真を掲載しました。そこでレマン湖などの紅葉風景の写真をお送りします。
写真の出典は、https://tabippo.net/redleaf_world/ です。

1番目の写真は世界遺産のプリトヴィツェ(クロアチア)の紅葉です。

2番目の写真はスイスのレマン湖畔のぶどう畑の見事な紅葉です。

3番目の写真はカナダのメープル街道のカエデの紅葉です。

4番目の写真はフランスのピレネー山脈の紅葉です。

「冬の風物詩、シベリアから飛来する白鳥」

2021年11月13日 | 日記・エッセイ・コラム
冬の風物詩の一つにシベリアから飛来する美しい白鳥の姿があります。
全国の湖や川に飛来します。そんな白鳥の写真を5枚お送り致します。

1番目の写真と2番目の写真はスイスのレマン湖の白鳥です。写真の出典は、http://kayokosdiary.net/article/454427231.html です。

あれは遥か昔の1970年の冬でした。南ドイツのシュツットガルトに住んでいましたのでスイスには車でよく行きました。そのスイスのレマン湖の美し白鳥の姿が忘れられません。
3番目の写真と4番目の写真は北海道の屈斜路湖の白鳥です。

屈斜路湖は晩秋にシベリアから白鳥が飛来する場所として有名です。湖畔では温泉が沸き砂湯、和琴温泉、池の湯、コタン温泉などの露天風呂が楽しめるのです。冬の屈斜路湖では優美な白鳥の姿が楽しめます。

5番目の写真は群馬県の館林市の「多々良沼」の白鳥の写真です。写真の出典は、https://www.tatebayashi-matome.info/entry/tatarahakucho です。
これら5枚の写真では白鳥が冬の湖で遊んでいます。それで思い出すのはチャイコフスキー のバレー、 「白鳥の湖」です。

その 「白鳥の湖」の動画とあらすじをご紹介いたします。
白鳥の動画は、https://www.youtube.com/watch?v=6Zs8kKvmof0 にあります。
そしてバレエ『白鳥の湖』のあらすじはhttps://dews365.com/archives/163265.html にあります。以下に転載します。
『白鳥の湖』は、チャイコフスキーによって作曲されたバレエ音楽およびそれを用いたクラシックバレエ作品です。『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』とともに3大バレエと呼ばれ、ラストやあらすじ自体が異なることも珍しくありません。
そんな白鳥の湖は、ドイツの作家ムゼウスによる童話「奪われたべール」を元に構想が練られました。初演は1877年(明治10年)モスクワ・ボリショイ劇場でした。そのあらすじです。
【序奏】
花畑で花を摘んでいるオデット。そこへ悪魔ロッドバルトが現れ、オデットを白鳥に変えてしまう。
【第1幕】
お城に王子の友人が集まり、ジークフリート王子の21歳の誕生日を祝っている。そこへ現われた王子の母は、明日行われる舞踏会で花嫁を選ぶように言いつけます。この時はまだ王子は結婚したくないと思っていました。そしてその後、友人と共に湖へ狩りに向かう。
【第2幕】
湖には白鳥たちが泳いでいる。そこへ月の光が射し、白鳥たちはたちまち娘の姿に変わるのです。王子はその中でひときわ美しいオデットに惹きつけられます。なんと、オデットは夜だけ人間の姿に戻ることができる呪いをかけられていたのです。
この呪いを解くには、まだ誰も愛したことのない男性に愛を誓ってもらうことでした。そこで王子は、オデットに夜の舞踏会に来るようにと伝えます。
【第3幕】
しかし舞踏会には、魔法を使ってオデットに化けている悪魔の娘オディールが現れたのです。王子はそのことを知らないので、オディールを花嫁として選んでしまったのです。それを知ったオデットの仲間の白鳥は、王子が騙されていることをオデットに伝えるため湖へ急ぎます。王子も悪魔の仕業に気づき、急いでオデットの元へ向かうのです。
【第4幕】
愛の誓いが破られたと嘆くオデット。そこへ現われた悪魔に王子は跳びかかり、激しい戦いになります。その結果、王子は悪魔を討ち破ったものの白鳥たちの呪いは解けません。絶望した王子とオデットは、湖に身を投げて来世で結ばれるのでした。(しかし場合によって、ラストはハッピーエンドになることもあります。)

今日は冬の風物詩、全国の湖や川に飛来する白鳥の写真を5枚お送り致しました。それにちなんでチャイコフスキー のバレー、 「白鳥の湖」をご紹介いたしました。間もなく全国の湖や川にシベリアから飛来する白鳥が見られる季節になります。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。 後藤和弘(藤山杜人)