後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

三重県の鳥羽への客船の旅

2017年07月08日 | 日記・エッセイ・コラム
何処までも広く碧い海を巡航する客船の旅に行きました。デッキの上で缶ビールを飲みながら心地良い潮風に吹かれながら考えました。地球の70%は海と言います。陸地の方が少ないのです。
地球は青い水の惑星なのです。人間の小さな、小さな存在をしみじみと想います。何故、人間は戦争を果てしなく繰り返すのでしょうか。

夕方に横浜の大桟橋を出て、翌朝に鳥羽の沖に投錨します。伊勢神宮や二見ケ浦などを巡り、夕方帰船します。そして今度は夜を徹して横浜に帰ります。午前10時30分に着岸します。
2泊3日の小さな旅ですが気持ちが爽やかになります。
それでは写真に従って旅日記をお送り致します。

1番目の写真は横浜の大桟橋に横着けしてあるパシフィック・ビーナス号を後方から撮った写真です。総トン数、26000トン、乗客定員、696名、全長、183mの日本で2番目に大きな客船です。

2番目の写真は午後5時に出港してずぐにくぐる横浜ベイブリッジです。
まもなくメイン・ダイニングで夕食の宴が始まります。私共のエメラルド婚を祝うためにフィリピンの楽団が来て一曲かなでてくれました。
夕食後はショールームでジャズの演奏を楽しみました。

3番目の写真は翌朝、三重県の鳥羽湾に投錨した客船の姿です。
船体の真ん中に巨大な台船を固定し、その台船の階段に小さな船を着けてお客を鳥羽の港へ運びます。
私共は自由に観光することにして、まず鳥羽港の遊覧船に乗りました。この写真と次の写真は鳥羽湾めぐりの遊覧船から撮った写真です。

4番目の写真は投錨しているパシフィック・ビーナス号を後ろから撮った写真です。

5番目、6番目、7番目の写真は遊覧船から撮った鳥羽港の風景です。

鳥羽港の外は伊勢湾です。豊かな漁場があるらしく漁船が何隻も向かって走っていました。

鳥羽湾には緑の林に覆われた小島が散在し、丁度、松島湾のような風景でした。島々の集落を結ぶ鳥羽市営の連絡船と何度も行き交いました。
鳥羽港の遊覧船巡りは1時間ほどでした。三木本真珠島もまじかに見ました。
その後は鳥羽駅の傍の一番街まで歩いて行き、お土産を買い、昼食をして帰って来ました。
鳥羽市は世界で初めて養殖真珠を育んだ美しい海に囲まれています。独自の暮らしぶりを色濃く残す離島もあるそうです。そして古来より受け継がれてきた海女文化もあると言います。
鳥羽市の全域が伊勢志摩国立公園に指定されていて本当に美しい所でした。

午後は船に戻り、船内の映画館で日本映画を見ました。過疎の島の村おこしの喜劇でした。あまり出来の良い映画ではありませんでしたが、まあ楽しめました。
夕食は洋食のコース料理でした。
夕食後はショールームで和楽器の合奏を楽しみました。
三味線、太鼓、篠笛、尺八、鳴り物の合奏なのですが、ジャズ風の編曲もあり、なかなか楽しい合奏です。外国でも演奏しているグループだけあって洋風な感じもありかなり楽しめました。
その後10階の後部デッキで星空の観測会がありました。航海灯以外の外部の電灯を全て消して星が鮮明に見えるようにして船長が星の説明をしました。惑星と恒星の違いを含め、かなり詳しく星座の説明をしていました。星の観察が好きで航海士になり、やがて船長になったような雰囲気の男でした。なにせ大型船は夜も航海し、昔は星を観察して船の位置を決めていたのです。
次の日は朝に大島沖を通り、やがて城ケ島を回り浦賀水道に入りました。ここからは昔、ヨットで東京までセイリングしたことがあったのでその思い出を楽しみながら飽かず海を見ていました。
そして客船は予定通リ午前10時30分に横浜の大桟橋に着岸しました。駐車して置いた車で自宅に帰ったのは12時30分でした。

今回の旅は碧い海を静かに眺める時間が長い旅でした。地球は青い水の惑星なのだと実感しました。人間の小さな、小さな存在をしみじみと想いました。何故、人間は戦争を果てしなく繰り返すのでしょうか。いくら考えても果てしが無い問題なのでしょう。