後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

現在活動中の中国のカトリック教会の写真

2013年10月14日 | 写真

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上は中国の東北部の瀋陽にあるカトリック教会です。瀋陽南関天主堂です。

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上は北京の王府井にある王府井カトリック教会です。

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上は北京の西安門のそばにあるカトリック教会です。天主教西什庫教堂です。

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上は上海にあるカトリック教会です。徐家匯天主教堂です。徐家匯聖イグナチオ大聖堂とも言います。


1926年、日本人が建てた大連カトリック教会が現在でも活動を続行中!

2013年10月14日 | 日記・エッセイ・コラム

最近、中国は宗教政策を緩和していうようで、文化大革命時代のような厳しい弾圧は無くなったようです。宗教団体が愛国的に共産党中央の政策に反対しない限り信仰の自由は認められています。

共産党本部はキリスト教団体を以下の4つの組織に登録させ、指導、監視するという体制をとっています。

  • (1)中国基督教三自愛国運動委員会: 
  •    中華人民共和国政府公認のプロテスタント系キリスト教の世俗的な面での指導機関 
  • (2)三自愛国教会及び中国基督教協会: 
  •    中華人民共和国政府公認のプロテスタント系の教会の組織 
  • (3)中国天主教愛国会: 
  •    中華人民共和国政府公認のカトリック系統の教会の組織。中華人民共和国政府の指導下にあり教皇の叙任権・管轄を認めず、教皇庁側からは認められていない。 
  • (4)中国正教会: 
  •    中華人民共和国政府公認の正教会。中華人民共和国政府に公認された聖職者は近年すべて逝去した。 
  • 中国では、カトリック系の公認教会である中国天主教愛国会の信者は500万人、プロテスタント系の公認教会である中国基督教三自愛国運動委員会、中国基督教協会の信者は1700万人から1800万人とされています。 

    この他に多数の地下教会、あるいはは家庭教会といわれる教会があります。その非合法のキリスト教系の信者は4000万人とも言われています。 

    中華人民共和国政府はバチカン市国と国交を断絶しているため、バチカンの影響下にある教会を非合法組織として取り締まりの対象としています。 

    中国国内のキリスト教徒は全部で6000万人以上存在すると言われれますが、その3分の2は非合法の地下教会の信者で、取り締まりの対象となっているようです。(詳しくは、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E6%95%99をご覧下さい)

    尚、中国のカトリックの実情については日本のカトリック中央協議会がかなり詳しい調査をして、その結果を、http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/library/book/hand2007/china.htmに公表しています。

    さて表題の大連カトリック教会ですが、それは1926年に日本人カトリック信者、岡大路が建設した建物です。それを現在でも使用しています。中国人の主任司祭がカトリックのミサを毎日あげているのです。

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    左に写真を示します。

  • 1945年の日本の敗戦と共に日本人は去り、中国人の教会となったのです。その後文化大革命がはじまり、1969年から丁汝南神父は瀋陽近くの村で農耕に従事したそうです。
  • 1980年に丁神父は大連へ戻り、教会は聖心堂と改名され再開されたそうです。1989年から郭景成神父に代わり、1994年からペテロ張永哲神父に代わっているそうです。
  • 教会堂は、ほぼ1926年建設当時のままの姿をとどめている。大連市6区内にはこのカトリック教会と、プロテスタント教会が6つあります。
  • 早朝ミサは6:30(月~金)、中国語ミサ:土17:30 日9:00 & 17:00、韓国語ミサ:日11:0(外国人のため)

    ミサは、降誕節(クリスマス)、灰の水曜日、聖金曜日、復活節(イースター)、昇天日、聖霊降臨日など重要な祝日にも行なわれる。

  • 詳しくはhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%80%A3%E3%82%AB%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E6%95%99%E4%BC%9Aをご覧下さい。
  • 自分がカトリック信者なのでついカトリックのことだけ詳しく書いてしまいました。
  • しかし現在の中国では仏教も儒教も道教もイスラム教も復活し、その勢いが大きくなってきました。
  • その詳しくは、http://hongliu.net/Article_Print.asp?ArticleID=1951をご覧下さい。
  • さて中国の現在の宗教を総括すると、人口13億人の10%の1億3000万人くらいが仏教、イスラム教、儒教、道教、キリスト教などを信仰しているようです。
  • そして宗教に関心のある人々が増え続けているという趨勢です。
  • これはロシアにおいてロシア正教が復活し、その勢いが増しているのと同じような現象です。
  • 宗教を悪用せず、正しい信仰を持って謙虚な中国人が増加するようにと祈って、この記事の終わりといたします。(終わり)

  • あなたは、このつまらない夫婦の争いのどちらに軍配を上げますか?

    2013年10月14日 | 日記・エッセイ・コラム

    夫婦関係では、実につまらないことで争いが起きます。社会性や国際問題とはまったく無縁の下らない、そして無意味な争いです。

    老夫婦になるとこんなことで争いをしないと話題が無くなって、重苦しい沈黙が続くのです。沈黙が続き過ぎると、恐ろしい死後の国を連想させるから困るのです。

    そんな理屈を言わないで実例で示します。あまりにも下らないから、この先は読まない方が良いかも知れません。

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    上は家内が撮った写真です。今回の北信濃への旅では、空に秋らしい雲が広がり美しいので撮ったと言います。稲刈りの終わった田の様子も入れたと言う、それだけの話です。社会性も北信濃の歴史もありません。

    一方、下は私が小布施の街角で撮った写真です。

    昔の酒造家の外側を観光用に綺麗に仕上げた様子です。そしてその建物を利用して料亭を営業しています。

    昔の小規模な酒造りでは大企業に太刀打ちできません。ですから料亭にしたのでしょう。しかし玄関の方にまわって行って、子細に観察すると客が出入りしている気配がありません。

    地方の街の昔の繁栄と、最近の苦しさを感じませんか?社会の変化を感じませんか?写真には歴史が写されています。

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    次は小布施のキノコ専門の店の写真です。

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    上は家内が撮った写真です。小布施の山々で採った本物のマツタケです。

    家内はマツタケの大きさを示すためにに売子の手を写真の上のほうにチャント写してあります。

    下は私の写真です。本物のマツタケは驚くほど高価であることを強調した写真です。どうせ買えない値段ですからマツタケの大きさなど重要ではありません。

    売子のおばさんへ、「買えなくてすみません。せめて写真だけでも撮らせて下さい」と言って撮らせてもらった貴重な写真です。写真に経済性があります。
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    次は「リンゴ狩り」の時の写真です。

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    上は家内の写真です。下が私の撮った写真です。

    家内はリンゴ畑の全体の様子を撮らなければ意味がないと言い張ります。

    私は枝に実っているリンゴを写すのです。それがいけないと家内が言います。

    写真は、花でも、鳥でも、木の実、でも絶対にクロ-ズアップをしては周囲の環境が分からなくなるから間違った撮り方だと主張するのです。

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    私は時々、他の人のブログを見ます。

    暗い画面の写真は省略して見ませんし、ましてや虫眼鏡を取り出して拡大して見ません。パッと見て、その写真の訴えている主張が瞬間的に分かる写真だけを、しげしげしと注意深く見ます。そして、サムネイルをクリックして拡大して観察します。

    ですからブログの写真では最初に訴える力が決定的に重要だと信じています。

    家内はその考えは間違っていると冷やかに言います。情報が沢山、正確に写っている写真は、たとえ画面が暗くても貴重な写真です。心ある読者は必ず丁寧に見てくれます。そして、「あなたは迎合し過ぎるのです」と高いところからものを言います。

    これで喧嘩にならなかったら不思議です。

    こんなバカバカしい事で毎日が流れて行きます。それが老夫婦の日常なのでしょうか?世の中の夫婦はもうすこし有意義な話し合いをしているに違いありません。

    つまらない話で失礼しました。

    それはそれとして、

    今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)