明治時代の街の街燈はガス燈でした。
夕方になると点消方という字のあるハッピを着た男が長い棒の先の硫黄の火で点灯して歩いていました。夜遅くになると消して回ります。
街々を明るく照らすガス燈は文明開化のシンボルでした。人々にロマンを感じさせました。大正になり大震災以後は電気の街燈がとって代わります。しかし明治時代は圧倒的にガス燈でした。
そんなガス燈を13本も保存し毎日、ガスに点灯している所があるのです。東京都下の小平市にあるガスミュージアムです。場所は、http://www.gasmuseum.jp/に御座います。
先ほどその点灯している明治時代のガス燈の写真を撮って来たので、下にお送り致します。
それにしても人間は忘れやすいものです。一世を風靡したが忘れられてしまった物は沢山あります。ガス燈もその一例に過ぎません。
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