写真は真実を映します。しかし人間の勝手な想像をと組合わされると、ひどく間違った情報を与えます。写真が悪いのか?人間が愚かなのか?
今日はここで、2つの実例を示します。「小金井市は農村だ」と「家内は若い」という酷く間違った印象を与える写真群です。皆様のご感想は如何でしょうか?
上の大きな写真の中央にある高層ビルの足元にJR中央線、武蔵小金井駅があります。この写真では駅からズーッと畑が続いているようにも見えます。自宅から100メートルくらい離れた所にある畑です。畑は此処だけでなく、自宅の東西南北の4つの方向に100メートル位歩くと下の5つの写真のような畑が広がっています。植木の栽培畑も多くあります。この6枚の写真だけを見ると、「小金井市は農村です」と言っても反対出来ません。毎朝採れた野菜を売るスタンドが多くあります。新鮮な野菜が好きな人々が買いに行きますので、アッという間に売り切れます。
小金井市の実態は都心ほど混んではいませんが家家が並んだ住宅地で、決して農村ではありません。しかし昔の小金井村から代々続く農家の人々が、狭くなった畑を耕しています。ごくありふれた住宅都市です。
次に72歳の家内の最近の写真を示します。
奥様が眼尻の皺を気にし始めたら、写真の撮り方を変えましょう!
クローズアップでは絶対に撮らない。夕方や薄暗いところで撮る。下から足を中心にして顔は小さく撮る。遠くから後ろ姿だけを撮る。美術的にうつくしい静物や建物に奥さんを「そえ物」のように置いた構図で撮る。
いくらでも工夫すれば、若く見える写真が撮れます。最後に注意すべきは大きな写真として焼き付けない。小さなママで見る。
この写真もサムネイルになっていますが、決して大きくしてご覧にならないでください。
マスコミの写真も、報道する人に悪い意図があれば、間違った情報を簡単に与えることが出来るのです。写真の撮り方次第です。複数の写真の組み合わせと割り付けの仕方でどうにでもなるのです。写真は怖いものです。2年近くブログへ数多くの写真を掲載してきての結論です。「写真は間違った情報を与えやすい」、これが結論です。だから写真は面白いという側面もありますが。見る方の責任もあります。(続く)
この話とっても大事ですね。
戦争なんかでも一方側の悪行を訴えるための報道合戦などありましたね、湾岸戦争などで。
また政治家が失態をすると別に泣いてもいないのにそういううなだれた表情を一こまずつ探せばあるでしょう、それを使って新聞に載せますよね、これはある意味の犯罪行為ですよね。
逆に過大評価にならない程度の美化表現なら私も意図的にやったりしますね。
深い内容のコメント有難う御座いました。
敬具、 藤山杜人