10月も中旬になり、5月に花を見てきたカナクギノキがそろそろ赤い実を付けている頃ではないかと思う。クロモジとそっくりな葉と花を付けるカナクギノキは、秋に実が紅熟するのに対してクロモジは黒い実を付けることで区別が出来る。枝の色がクロモジは緑色なのに対してカナクギノキは茶色いことでも区別できるはずだが、緑色をしたカナクギノキも時として存在するようである。やはり実を見たほうが確実であろう。
春にも訪れている南部町の林道を訪れる。
これは枝が緑色をしていたカナクギノキ。実はまだ熟しておらず、緑色だった。
しばしば目にするこの木はクサギであろう。
結実しているクサギ
岩壁に咲いているのはヤマハッカであろう。
臭いをかぐとレモンの臭いがする。これはレモンエゴマであろう。
やや大きなカナクギノキ
この木もまだ実が熟していなかった。
このあたりでいちばん大きなカナクギノキ
葉が少し色付いている。
まばらだが、たくさん実を付けている。
しかしまだ早かったようで、実は色付いていなかった。
これはカラスザンショウの木であろう。南部町では比較的良く見かける。
枝に棘が生えている。
結実したカラスザンショウ
赤くなっているカナクギノキの実を見たかったのだが少し早過ぎたようである。時間がとれるようであれば、再訪してみたいと思う。