平成23年5月4日
5月連休の後半は恒例の南アルプスに行く予定を立てていた。体調と腕の具合次第では無理せずに近場の山を考えており、山仲間からの誘いもあった。しかし・・・想定外に酷くなった腕の状態、東北遠征の車の運転がかなり堪えた。朝、目を覚まして体を起こした直後から腕のしびれと痛み、12月の悪かった時の状態に戻ったような感じだ。頭を起こして体を真直ぐにした状態で車を運転する姿勢が頚椎を圧迫して症状を悪化させてしまうのだ。5月3日は1日完全休業。翌朝も腕の症状はあるが、若干和らいだ感じだったので、短時間で行けそうな山、かつ、今後の山行の参考になりそうな場所ということで、御坂山塊のツツジの開花状況偵察という意味を含めて本社ヶ丸に行くことにした。
御坂峠から見る富士山
この山は5年前のまだ初心者だった頃に御坂峠の天下茶屋から行こうとしたが、何故か着いた山は御坂山。その時はまだ道を間違っているのに気付かずその先まで行って眼下に河口湖が見えたところで初めて方向を間違っていることに気付いた。普通はトンネルの横から入る遊歩道のような道を行くのだが、その時は天下茶屋の右脇に何やら妙な道がついていて、そこを登って行った。どこでどう間違えたのか確認すべく、天下茶屋脇の道を再び登る。
御坂天下茶屋の脇から登る木の階段道
取り付き口は若干わかりにくいが、木の階段がつけられた遊歩道のような道がついている。天下茶屋周辺ではミツバツツジがもうすぐ満開を迎える頃だったが、山の中腹ではまだ蕾だった。この道を使う人はあまりいないようで、踏み跡が少ない。1時間ほど登って行くと、稜線の分岐点に到着した。ここが御坂トンネルの脇から登る道の合流点だ。5年前に歩いた時は、すぐにトンネル脇からの道に合流するだろうという先入観があって、こんなに登ってから合流するとは思ってもいなかったので、ここを左に(御坂山側)に曲がってしまったのだろう。今でこそ、この山塊ならば山の形を見てどの山かだいたいわかるが、初心者だった6年前は御坂山を清八山、その先に見える黒岳を本社ヶ丸と勝手に思い込んでしまったのだ。
登りついた稜線にはシャクナゲの木があった。花芽もついていた。いったいどんな花が咲くのか?
間違えた場所はわかった。今度は間違えずに本社ヶ丸に向う。多少のアップダウンあり、林越しに富士山を見ながら、足元の花を探しながら進む。道は明瞭、同じ方向に進む人に10人弱出会った。少し急になった山の上に立つと富士山が良く見え、そこが八丁山だ。(看板は無かったように思う。)ツツジを入れて富士山を撮るのに良さそうなところをイメージしながら歩くがなかなか良い場所は無く、また、まだ稜線のツツジは蕾すらついていなかった。さらに進むと一旦下って送電線の立つ広場に出る。ここで道は分かれていて、右の清八林道に下りる道、左の笹子方面に行く道、そのまま真直ぐ細い道を行くと目指す清八山・本社ヶ丸方面となる。
エイザンスミレ ピンク花
白いスミレ。花の名前は調査中。
八丁峠の送電線 向こうに見えるのは左が黒岳、右の三角錐が釈迦ヶ岳。
真直ぐ進むと間もなくフェンスに囲われた植林地につきあたり、そこを過ぎると清八林道から来る登山道と合流する。さらに進んで少しだけ岩場になったところを登りつくと清八山だ。富士山の眺めが抜群だ。山頂に立つ松の木がまた格好良い。それほどゆっくり歩いたつもりは無かったのだが、時間は12時、ここまで3時間近くもかかった。その先には本社ヶ丸の山頂が見える。
清八山の松の間から見る富士山
向こうが目指す本社ヶ丸
ツツジはまだ咲かない。
崖のような岩場を越えて多少のアップダウンを過ぎると、本社ヶ丸山頂に到着する。12時50分、思ったよりも時間がかかった。このあたりもまだツツジは全く咲いていなかった。ゆっくり休んで昼食をとって下山する。
本社ヶ丸山頂
山頂から見る、三ツ峠と並ぶ富士山
清八山の手前で山頂を巻く「この先危険」と書かれた道があり、あえてそこを通過する。人が通らないので足元は深い枯れ葉が積もっていた。途中に崩落地があり、ロープが張られてはいるが以前よりもさらに崩落が進み、ロープ中央部を支えていた木が抜けて倒れてしまっていて、ロープはほとんど役を成していなかった。通行は可能だが、決して勧められる道ではない。
通行危険な道の崩落地点を振り返る。中央にロープがあるが、あまり使い物にならない。落ち葉が山のように積もっている。
こちらは清八山付近で見つけた白花のエイザンスミレ。
天下茶屋に向かう車道の脇にはヒトリシズカがたくさん咲いていた。
帰りは清八林道を通って天下茶屋に戻ったが、やはり左腕が痛くなり、首を引張ったり左腕を持ちながら歩くことになる。翌日の連休最終日、天気はまずまずだったが、再び全休。車の運転とパソコンのデスクワークは首に良くないようだ。
今回歩いたルート
5月連休の後半は恒例の南アルプスに行く予定を立てていた。体調と腕の具合次第では無理せずに近場の山を考えており、山仲間からの誘いもあった。しかし・・・想定外に酷くなった腕の状態、東北遠征の車の運転がかなり堪えた。朝、目を覚まして体を起こした直後から腕のしびれと痛み、12月の悪かった時の状態に戻ったような感じだ。頭を起こして体を真直ぐにした状態で車を運転する姿勢が頚椎を圧迫して症状を悪化させてしまうのだ。5月3日は1日完全休業。翌朝も腕の症状はあるが、若干和らいだ感じだったので、短時間で行けそうな山、かつ、今後の山行の参考になりそうな場所ということで、御坂山塊のツツジの開花状況偵察という意味を含めて本社ヶ丸に行くことにした。
御坂峠から見る富士山
この山は5年前のまだ初心者だった頃に御坂峠の天下茶屋から行こうとしたが、何故か着いた山は御坂山。その時はまだ道を間違っているのに気付かずその先まで行って眼下に河口湖が見えたところで初めて方向を間違っていることに気付いた。普通はトンネルの横から入る遊歩道のような道を行くのだが、その時は天下茶屋の右脇に何やら妙な道がついていて、そこを登って行った。どこでどう間違えたのか確認すべく、天下茶屋脇の道を再び登る。
御坂天下茶屋の脇から登る木の階段道
取り付き口は若干わかりにくいが、木の階段がつけられた遊歩道のような道がついている。天下茶屋周辺ではミツバツツジがもうすぐ満開を迎える頃だったが、山の中腹ではまだ蕾だった。この道を使う人はあまりいないようで、踏み跡が少ない。1時間ほど登って行くと、稜線の分岐点に到着した。ここが御坂トンネルの脇から登る道の合流点だ。5年前に歩いた時は、すぐにトンネル脇からの道に合流するだろうという先入観があって、こんなに登ってから合流するとは思ってもいなかったので、ここを左に(御坂山側)に曲がってしまったのだろう。今でこそ、この山塊ならば山の形を見てどの山かだいたいわかるが、初心者だった6年前は御坂山を清八山、その先に見える黒岳を本社ヶ丸と勝手に思い込んでしまったのだ。
登りついた稜線にはシャクナゲの木があった。花芽もついていた。いったいどんな花が咲くのか?
間違えた場所はわかった。今度は間違えずに本社ヶ丸に向う。多少のアップダウンあり、林越しに富士山を見ながら、足元の花を探しながら進む。道は明瞭、同じ方向に進む人に10人弱出会った。少し急になった山の上に立つと富士山が良く見え、そこが八丁山だ。(看板は無かったように思う。)ツツジを入れて富士山を撮るのに良さそうなところをイメージしながら歩くがなかなか良い場所は無く、また、まだ稜線のツツジは蕾すらついていなかった。さらに進むと一旦下って送電線の立つ広場に出る。ここで道は分かれていて、右の清八林道に下りる道、左の笹子方面に行く道、そのまま真直ぐ細い道を行くと目指す清八山・本社ヶ丸方面となる。
エイザンスミレ ピンク花
白いスミレ。花の名前は調査中。
八丁峠の送電線 向こうに見えるのは左が黒岳、右の三角錐が釈迦ヶ岳。
真直ぐ進むと間もなくフェンスに囲われた植林地につきあたり、そこを過ぎると清八林道から来る登山道と合流する。さらに進んで少しだけ岩場になったところを登りつくと清八山だ。富士山の眺めが抜群だ。山頂に立つ松の木がまた格好良い。それほどゆっくり歩いたつもりは無かったのだが、時間は12時、ここまで3時間近くもかかった。その先には本社ヶ丸の山頂が見える。
清八山の松の間から見る富士山
向こうが目指す本社ヶ丸
ツツジはまだ咲かない。
崖のような岩場を越えて多少のアップダウンを過ぎると、本社ヶ丸山頂に到着する。12時50分、思ったよりも時間がかかった。このあたりもまだツツジは全く咲いていなかった。ゆっくり休んで昼食をとって下山する。
本社ヶ丸山頂
山頂から見る、三ツ峠と並ぶ富士山
清八山の手前で山頂を巻く「この先危険」と書かれた道があり、あえてそこを通過する。人が通らないので足元は深い枯れ葉が積もっていた。途中に崩落地があり、ロープが張られてはいるが以前よりもさらに崩落が進み、ロープ中央部を支えていた木が抜けて倒れてしまっていて、ロープはほとんど役を成していなかった。通行は可能だが、決して勧められる道ではない。
通行危険な道の崩落地点を振り返る。中央にロープがあるが、あまり使い物にならない。落ち葉が山のように積もっている。
こちらは清八山付近で見つけた白花のエイザンスミレ。
天下茶屋に向かう車道の脇にはヒトリシズカがたくさん咲いていた。
帰りは清八林道を通って天下茶屋に戻ったが、やはり左腕が痛くなり、首を引張ったり左腕を持ちながら歩くことになる。翌日の連休最終日、天気はまずまずだったが、再び全休。車の運転とパソコンのデスクワークは首に良くないようだ。
今回歩いたルート