①1月6日6時の天気図 気象庁HPより引用
②1月6日6時の甲信越地方周辺アメダス気温分布図 気象庁HPより引用
山梨県内も、県内各観測地点で、本シーズン最低気温を観測した昨日ほどではないものの、朝方、連日の厳しい冷え込みが続いています。
甲府では、最低気温が-6・4℃と、2日連続しての-6℃以下の最低気温を観測しております。
陸上の最低気温は 海岸線より5キロ内陸部に位置し、海抜0mの観測地点の月最低気温平年値の年間最低値をAとすると
おおむね、各観測地点で、以下のような法則があります(筆者調べ)
ⅰ:Aよりさらに10キロ内陸部に写ると 月最低気温平年値の年間最低値は1℃低下
ⅱ:Aより海抜100m高くなると 100m高くなる毎に月最低気温平年値の年間最低値は1℃低下
ⅲ:地形的に幅10キロ未満の谷地に位置する場合 月最低気温平年値の年間最低地は1℃低下、谷地がY字型に合流した箇所に当たる地点では さらに1℃低下
ⅳ:地形的に傾斜10度以上の傾斜地にあたる場合 月最低気温平年値の年間最低値は2℃上昇
ⅴ:Aが都市部に立地している場合、そうでない地域に立地している場合より月最低気温平年値の年間最低地は1℃上昇
さらに、各観測地点の月最低気温平年値の年間最低値の差に、夜間~朝方晴天となる場合 冬季は1・25倍 夏季は1・13倍の気温差が生じます(筆者調べ)
以上より、甲府の月最低気温平年値の年間最低値は-2・4℃ 峡南地域南部の月最低気温平年値の年間最低値は-1・2℃、富士五湖地域河口湖の月最低気温平年値の年間最低値は-6・2℃ 山中の月最低気温平年値の年間最低値は-9・3℃となりますから
冬季に夜間~朝方晴天となる場合 おおむね 最低気温は、甲府より河口湖で4℃~5℃ 山中で8℃~9℃低くなりますし、甲府より南部では、2℃ほど高くなる と言えます。
気象庁が4日に発表した1ヶ月予報によれば、この先、まだまだ冷え込みが厳しい日が多くらる予想ですから、以上のことを踏まえて、水道管凍結対策などに、どうかご留意なさってください!!水道管凍結など、最低気温が-4℃以下となると、急激に増加するそうですから。