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甲府で本年初夏日25・0℃ (22日の事例より)

2019-03-27 02:00:09 | 日記
①3月22日の山梨県内周辺日最高気温一覧画像 気象庁HPより引用



3月22日は、山梨県内中西部中心にに気温が上がり、甲府では最高気温25・0℃を観測!本年初の夏日となりました。

この気温上昇の要因ですが


②3月22日12時の天気図 気象庁HPより引用



③3月22日10時~16時までの河口湖ウインドプロファイラー時間高度断面図 気象庁HPより引用


引用図②より、前日21日夜から北日本を低気圧が通過して、22日には、日本列島の東海上で発達しており、
本州付近では、一時的に冬型気圧配置となっといます。が、山梨県周辺では、22日日中、地表付近では等圧線の幅が比較的広がっていて、寒気の流入が弱い状態となっております

さらに、引用図③より、河口湖の上空2000㍍以下では、風向が北東から北西まで疎らで上昇流の場となっていますが、これは、引用図②より、伊豆半島沖から山梨県東部で、関東平野からの北より風と東海道沿岸を吹く北西~西より風とがぶつかり合ったためですが、河口湖周辺上空2000㍍以下で上昇流域ですと、その西側に当たる甲府盆地周辺では、逆に上空2000㍍より下側で下降流が卓越していることを示すものでもあります。

冬型気圧配置になっても、寒気が入りにくい状態下で、かつ、伊豆半島近海から河口湖周辺での下層(上空2000㍍以下)の気流の収束によって、甲府盆地周辺では下層で下降流が
顕著となり、高温となったといえるでしょう。

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