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台風3号は、今後、東海道沖で停滞気味に 県内では西部山地や東部富士五湖地域中心に雨量まとまる恐れも!

2013-06-11 23:57:24 | インポート

①6月11日21時の天気図 気象庁HPより引用

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②6月11日21時の日本付近雲画像図(赤外画像で拡大版) 気象庁HPより引用

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③6月12日9時の予想天気図 気象庁HPより引用

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                     ↓

④6月13日9時の予想天気図 気象庁HPより引用

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台風3号が紀伊半島沖を北上中です。

引用図①②より、雲画像図上では、台風を取り巻く雲の集団は、渦巻きがしっかりしていなく、台風の目は不鮮明となっています。これは、台風自体、勢力は比較的弱い状態であることを示すものですが、それに、台風の進行方向である北側の 北日本~日本海にかけて、雲画像上、雲があまりない部分(暗域)がひろがっており、こういう状況は、台風の進行方向に高気圧がありだし、台風の行く手を妨げつつある状態と言えるでしょう。

、さらに、引用図にはありませんが、気象庁HPより、台風の進路にあたる紀伊半島沖~東海道沖では、海水温は23℃~24℃程度という状況です。

台風が、その勢力を維持し、発達する場合には、台風周辺の海水温が27℃以上であることが必要条件となります(筆者調べ)から、この台風3号、現状以上に勢力を強めることなく、次第に、台風自体の勢力が弱まってくる見込みですね。

今後、台風3号は、引用図①③④より、東海道沖で停滞気味になるそうで、こうなると、台風の周辺を廻るようにして、暖湿流が同じ方向に長時間流れ込む(今回の場合、南東風~東より風となってですが)見込みです。

こうなりますと、山梨県内では、地形的に南東~東よりに開いた斜面となっている西部山地や東部富士五湖地域を中心に、雨雲が発達して停滞しやすくなりますから、こういった地域では、雨量がまとまりそうです。土砂災害や河川の増水などには、充分に注意してください!