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3日は県内では南側開いた高地で強風 峡南や富士五湖で大雨に警戒!

2012-04-02 23:49:40 | インポート

①4月2日15時の天気図 気象庁HPより引用

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②4月2日15時の日本付近雲画像図(水蒸気画像で拡大版) 気象庁HPより引用・加工

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一昨日3月31日に、日本海低気圧の影響で、関東以西の各地の広範囲で非常に強い風や大雨となりましたが、4月3日は、西日本より一昨日3月31日を凌ぐ暴風や大雨、高波が予想され、それらの範囲は、次第に東日本、北日本へと広がっていきそうです。

引用図①②より、2日15時現在、低気圧が中国山東半島の南にあり、この低気圧の東側では上昇流(水蒸気画像上で白くぼやけた区域)が広範囲に見られ、当該低気圧の後面にも上昇流域が広がっております。

一方、この低気圧の後側の上昇流域に隣接するように、水蒸気画像上で、暗域(下降流域)がほぼU字型に広がっています。

水蒸気画像上で、広範囲に広がる上昇流域に隣接するように下降流域がU字型に広範囲に広がっており地域の東側にある地上天気図上の低気圧というもの、例外なく急激に発達するものです。

③4月3日9時の予想天気図 気象庁HPより引用

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                                    ↓

④4月4日9時の予想天気図 気象庁HPより引用

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引用図③④より、引用図①での、中国山東半島の南側にある低気圧は、3日9時には日本海西部に達して、低気圧の中心付近では988hpaと発達して、その後閉塞し当該閉塞点付近に別の低気圧が発達して(筆者見解より)、その低気圧が4日9時に北海道の北に進んで低気圧の中心付近では964hpaに達する予想です。

引用図③④での等圧線の幅に注目していただきたいのですが、

ⅰ:等圧線の幅がおおむね200㎞(経度でおおむね2・5度程度)につき4hpaの場合は・・・・・海上での風速は15m 程度の風速

ⅱ:等圧線の幅がおおむね200㎞(経度でおおむね2・5度程度)につき4hpaの場合は・・・・・海上での風速は25m 程度の風速

となります(筆者調べより)が、引用図③より3日9時には、西日本の広範囲で、引用図④より4日9時には北日本や東日本の広範囲で、前記ⅱの等圧線の幅よりも狭まる予想ですね。

3日の場合、甲信越地域では南~南西風が予想されますが、山梨県内の場合、南側に開いた高地ではかなりの強風が予想されますし、盆地でも風が乱流気味となり、一時的に風速が強まる地域もありそうですから用心ください!

さらに、山梨県の場合、3日は、3月31日と同様、峡南地域や富士五胡地域では大雨にも警戒をお願い致します!!


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
カノウおにいさんへ。始めまして。 (takurou)
2012-04-18 09:10:06
カノウおにいさんへ。始めまして。
3日は、富士吉田市内で、看板が落ちるなどの強風被害が
発生したとのことです。私も、当日、富士吉田市内を車で走行中でしたが、凄い風でした。この原因は何でしょうか?
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takurouさんへ 始めまして。 (カノウおにいさん(takurouさんへ))
2012-04-22 16:20:43
takurouさんへ 始めまして。
返答大変遅れて、誠に申し訳ございません。
ご質問の件、3日は、富士五湖地域でも山中など南東部に特に発達した雨雲が掛かっており、富士吉田市付近は当該発達した雨雲に隣接した形となり、富士山からのおろし風(南南西~南西風)とが局地的に強まったものの考えられます。
現に、富士五胡地域でも、河口湖では、3日、最大瞬間風速が28・4m(18時04分)と、台風並みの突風を観測しております。
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