①7月4日12時の天気図 気象庁HPより引用
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/ce/1e55751d5a93eae797da5884bcec1ba9.png)
②7月4日18時の天気図 気象庁HPより引用
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/4e/8631e3a324660700fd30398d352e0480.png)
関東以西中心に厳しい暑さ続いていましたが、4日、北海道の北にある高気圧が次第に本州付近に張り出してきて、高気圧の張り出し前側にある梅雨前線は、本州中部で次第に南下しました。
こうなりますと、南下する前線の南側は太平洋高気圧の圏内で暖湿流が流れ込み、北から高気圧が張り出すということは、寒気が流れ込んで着るということですから、当該前線は、例外なく活動が活発で、通過時には強雷や強雨などの 激しい気象現象を伴うものです。
③全国レーダーアメダス解析雨量図 気象庁HPより引用
ⅰ:7月4日12時
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/73/bfda0bc213434b0b2a1e87528fed4228.png)
ⅱ:7月4日18時
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/a7/c85bd845d17523bf03e678fcec75feaf.png)
引用図③ⅰ,ⅱより、梅雨前線の伴う降水域は、概ね2本の帯状に本州上の広範囲に分布しています。
前線に伴う降水域は、寒気と暖気の勢力下を比較して、勢力の強い側に、通常2本から3本程度の帯状の鋼水域を連なるものです。
そして、これら帯状の降水域内で、特に強まった降水域が散在しますが、これは、地表から下層での気流の収束箇所(海陸風などの収束といった地形的特性に起因するもの)で、とりわけ、降水域の強度が強められ、さらに、この、地形的特性による下層から地表の気流の収束に起因する、強まった降水域は、それ自体が連なる帯状降水域の移動方向とともに2〜3時間程度は移動する特性がありますから、当該、強まった降水域の移動には十分気を付ける必要があります。
※4日夕方、山梨県内中西部で突風被害が!これも県内特有の現象!
④レーダーエコー合成図(関東甲信周辺)
ⅰ:7月4日15時
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/b9/3d14bafe8ff5022774bc6b6fcc5587e8.png)
ⅱ:7月4日15時30分
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/5b/423030568b72dfb3dc658bfe6f98f7e3.png)
ⅲ:7月4日16時
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/58/4252c97edd00b46fd3e234228deda47a.png)
4日15時頃、発達したエコー(積乱雲の伴う降水域を示します)が県内北部から長野県中部にかかり、30分後には、当該発達したエコーは県北部山地でさらに強められ東進し、県西部南アルプス沿いにもエコーが発生し、南アルプス一体に広がりました。
このように、発達した積乱雲に隣接して、別の積乱雲が後続発生する場は、先行して発生発達した積乱雲からの下降気流を、 隣接に後続発生した積乱雲に吹きこまれ、下降気流が一層強まって激しい突風となります。
山梨県内の場合、 北部山地で 地表から下層での気流の収束 となりやすく、まず、この地域で積乱雲のが発生発達しやすく、三方を山地に囲まれていますので、当該、北部山地を除いた山地(南アルプスや富士五湖地域など)で、新たな積乱雲の集団が 後続して発生発達し易いくなります。
このうち、北部山地→南アルプス との時系列変化で積乱雲が発生発達する場合が、甲府盆地に吹き降りる激しい突風を発生させやすいものなのです。
甲府市や甲斐市、中央市や南アルプス市など、4日15時頃から北寄り〜北西風が急激に強まり、甲府で15時27分に27・7㍍毎秒の最大瞬間風速(北西風)を、1時30分までの10分間で16・5㍍毎秒(北西風)の最大風速を観測!まさに台風並みの非常に強う風が吹き荒れました!
甲府市や甲斐市などでは、民家の一部が破損したり、JR中央線は一時規制風速で運転中止となったほどでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/ce/1e55751d5a93eae797da5884bcec1ba9.png)
②7月4日18時の天気図 気象庁HPより引用
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/4e/8631e3a324660700fd30398d352e0480.png)
関東以西中心に厳しい暑さ続いていましたが、4日、北海道の北にある高気圧が次第に本州付近に張り出してきて、高気圧の張り出し前側にある梅雨前線は、本州中部で次第に南下しました。
こうなりますと、南下する前線の南側は太平洋高気圧の圏内で暖湿流が流れ込み、北から高気圧が張り出すということは、寒気が流れ込んで着るということですから、当該前線は、例外なく活動が活発で、通過時には強雷や強雨などの 激しい気象現象を伴うものです。
③全国レーダーアメダス解析雨量図 気象庁HPより引用
ⅰ:7月4日12時
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/73/bfda0bc213434b0b2a1e87528fed4228.png)
ⅱ:7月4日18時
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/a7/c85bd845d17523bf03e678fcec75feaf.png)
引用図③ⅰ,ⅱより、梅雨前線の伴う降水域は、概ね2本の帯状に本州上の広範囲に分布しています。
前線に伴う降水域は、寒気と暖気の勢力下を比較して、勢力の強い側に、通常2本から3本程度の帯状の鋼水域を連なるものです。
そして、これら帯状の降水域内で、特に強まった降水域が散在しますが、これは、地表から下層での気流の収束箇所(海陸風などの収束といった地形的特性に起因するもの)で、とりわけ、降水域の強度が強められ、さらに、この、地形的特性による下層から地表の気流の収束に起因する、強まった降水域は、それ自体が連なる帯状降水域の移動方向とともに2〜3時間程度は移動する特性がありますから、当該、強まった降水域の移動には十分気を付ける必要があります。
※4日夕方、山梨県内中西部で突風被害が!これも県内特有の現象!
④レーダーエコー合成図(関東甲信周辺)
ⅰ:7月4日15時
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/b9/3d14bafe8ff5022774bc6b6fcc5587e8.png)
ⅱ:7月4日15時30分
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/5b/423030568b72dfb3dc658bfe6f98f7e3.png)
ⅲ:7月4日16時
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/58/4252c97edd00b46fd3e234228deda47a.png)
4日15時頃、発達したエコー(積乱雲の伴う降水域を示します)が県内北部から長野県中部にかかり、30分後には、当該発達したエコーは県北部山地でさらに強められ東進し、県西部南アルプス沿いにもエコーが発生し、南アルプス一体に広がりました。
このように、発達した積乱雲に隣接して、別の積乱雲が後続発生する場は、先行して発生発達した積乱雲からの下降気流を、 隣接に後続発生した積乱雲に吹きこまれ、下降気流が一層強まって激しい突風となります。
山梨県内の場合、 北部山地で 地表から下層での気流の収束 となりやすく、まず、この地域で積乱雲のが発生発達しやすく、三方を山地に囲まれていますので、当該、北部山地を除いた山地(南アルプスや富士五湖地域など)で、新たな積乱雲の集団が 後続して発生発達し易いくなります。
このうち、北部山地→南アルプス との時系列変化で積乱雲が発生発達する場合が、甲府盆地に吹き降りる激しい突風を発生させやすいものなのです。
甲府市や甲斐市、中央市や南アルプス市など、4日15時頃から北寄り〜北西風が急激に強まり、甲府で15時27分に27・7㍍毎秒の最大瞬間風速(北西風)を、1時30分までの10分間で16・5㍍毎秒(北西風)の最大風速を観測!まさに台風並みの非常に強う風が吹き荒れました!
甲府市や甲斐市などでは、民家の一部が破損したり、JR中央線は一時規制風速で運転中止となったほどでした。