①4月11日12時の天気図 気象庁HPより引用
②4月11日12時の
:赤外画像図
:水蒸気画像図
共に気象庁HPより引用
冬型気圧配置になりますと、日本海には、寒気吹き出しに伴う筋状雲がみられますが、引用図②双方の情報図より、東北以西の日本海側には、筋状雲はあまり目立ちません。
引用図②より、寒気を表す水蒸気画像上のU字型の暗域の後ろ側に、東北以西の各地は入っており、上空3000㍍付近では下降流の場となっているのがわかります。
こうなるますと、日本海から本州の脊梁山脈を気流が流れる際に、上空3000㍍付近の下降流域のため、気流自体を押し広がる作用が働き、当該気流事態の流速(風速)は増大するようになりますし、脊梁山脈と当該気流とが接する地表との摩擦で乱流が発生して、当該気流は、風速を増しつつ、脊梁山脈を吹きおりるようになります。
これが、山越え颪風の要因です。
上空3000㍍付近の風速よりも、上空1000㍍付近の風速が増すようになることも、この、山越え颪風の特徴ですね。③4月11日12時の全国ウインドプロファイラー風向風速分布図 気象庁HPより引用
引用図③より、上空1000㍍付近の風向風速に目を向けると、本州に日本海側の風速よりも、本州太平洋側の風速が強まっており
④4月11日12時のウインドプロファイラー時間高度断面図(熊谷) 気象庁HPより引用
引用図④からも、熊谷では、下降流の場で、上空3000㍍付近よりも上空1000㍍付近の風速が強まっています。このことより、本州脊梁山脈からの山越え颪風が強まっていることを物語るものですね。
山梨県内では、中西部盆地地域釜無川沿いの、とりわけ、この山越え颪風が強まりやすく、下層での気流の収束個所が、伊豆半島周辺の場合は
・・・・・県内中西部盆地地域中心に、
関東南岸にかかる場合・・・・・中西部盆地地域のみならず、東部桂川沿いや、富士五湖地域でも、西〜北西風が強まってきます。
また、長野県諏訪で、北西風が強まり始めると、それから約2時間後に、中西部盆地地域で、北西〜北寄り風が強まり始めるという経験則があります。(筆者調べ)
②4月11日12時の
:赤外画像図
:水蒸気画像図
共に気象庁HPより引用
冬型気圧配置になりますと、日本海には、寒気吹き出しに伴う筋状雲がみられますが、引用図②双方の情報図より、東北以西の日本海側には、筋状雲はあまり目立ちません。
引用図②より、寒気を表す水蒸気画像上のU字型の暗域の後ろ側に、東北以西の各地は入っており、上空3000㍍付近では下降流の場となっているのがわかります。
こうなるますと、日本海から本州の脊梁山脈を気流が流れる際に、上空3000㍍付近の下降流域のため、気流自体を押し広がる作用が働き、当該気流事態の流速(風速)は増大するようになりますし、脊梁山脈と当該気流とが接する地表との摩擦で乱流が発生して、当該気流は、風速を増しつつ、脊梁山脈を吹きおりるようになります。
これが、山越え颪風の要因です。
上空3000㍍付近の風速よりも、上空1000㍍付近の風速が増すようになることも、この、山越え颪風の特徴ですね。③4月11日12時の全国ウインドプロファイラー風向風速分布図 気象庁HPより引用
引用図③より、上空1000㍍付近の風向風速に目を向けると、本州に日本海側の風速よりも、本州太平洋側の風速が強まっており
④4月11日12時のウインドプロファイラー時間高度断面図(熊谷) 気象庁HPより引用
引用図④からも、熊谷では、下降流の場で、上空3000㍍付近よりも上空1000㍍付近の風速が強まっています。このことより、本州脊梁山脈からの山越え颪風が強まっていることを物語るものですね。
山梨県内では、中西部盆地地域釜無川沿いの、とりわけ、この山越え颪風が強まりやすく、下層での気流の収束個所が、伊豆半島周辺の場合は
・・・・・県内中西部盆地地域中心に、
関東南岸にかかる場合・・・・・中西部盆地地域のみならず、東部桂川沿いや、富士五湖地域でも、西〜北西風が強まってきます。
また、長野県諏訪で、北西風が強まり始めると、それから約2時間後に、中西部盆地地域で、北西〜北寄り風が強まり始めるという経験則があります。(筆者調べ)