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低気圧本州南岸を東進、南海上から暖湿流大量に入り込んで、峡南と富士五湖地域で24時間雨量100㍉以上!

2015-12-11 23:56:46 | 日記
①12月11日3時の天気図 気象庁HPより引用


②12月11日3時の雲画像図(赤外画像で拡大版)気象庁HPより引用


③12月11日3時の全国レーダーアメダス解析雨量図 気象庁HPより引用




12月10日から11日にかけて、低気圧が発達しながら東シナ海から本州南岸を東進したなめ、近畿地方や四国地方では、この時期としては珍しく、12月の観測史上最高となる、24時間雨量が200㍉を超す大雨となりました。

④12月11日3時の全国ウィンドプロファイラー風向風速分布図 気象庁HPより引用


引用図④より、低気圧の前側の広範囲で、本州南海上から、南東〜南寄り風となって暖湿流が山梨県内へ大量に流れ込んだため、山梨県内では引用図⑤のように、峡南地域や富士五湖地域中心に大雨となりました

⑤12月11日12時現在での、24時間降水量日最大値画像 気象庁HPよリ引用


11日12時までの24時間雨量の最大値は、山中で128・5㍉ 峡南地域の南部で109・5㍉を観測しましたが、甲府と、富士五湖地域でも和口湖では、それぞれ26㍉と、およそ5分の1の降水量ですみました。

南東〜南より風となって暖湿流が大量に県内に向かって流れこんで、地形的に風上となる山中や南部では降水量がまとまったものの、風下にあたった甲府や河口湖では、降水量が少なくて済んだわけですけど、このようなこと、山梨県内の地形的特性を如実に物語ってますね。