①11月20日6時の天気図 気象庁HPより引用
②11月20日6時の山梨県周辺アメダス気温分布図 気象庁HPより引用
冬型気圧配置が続いて、山梨県内盆地地域には寒気が入り込んだ影響で、20日朝方、冷え込みが強まりました。
ただ、東部や富士五湖地域や高地では、中部山岳南側外縁部を吹き込む西南西~南西風の影響で、寒気が流れ込みにくく、朝方の最低気温は、盆地地域とさほどの差はありませんでした。
県内各地の20日最低気温ですが
山中で -5・6℃
韮崎で -2・5℃
古関で -2・4℃
勝沼で -2・1℃
切石で -1・8℃
甲府と大泉で -0・9℃
南部で -0・6℃
河口湖で -0・3℃
大月で 0・5℃
となっています。
甲府、韮崎、勝沼、古関、切石、南部で、今季最低気温を観測しております。
ただ、前記の最低気温一覧を見て解るように、高地の大泉と、盆地の甲府が同じ最低気温だったり、通常、今の時期、最低気温は、甲府よりも、約4℃~5℃ほど低くなる 富士五湖地域の河口湖が、甲府よりも最低気温は高い気温とか、非常に個性ある気温分布でした。
これは、山梨県内、上空2000mより上側で、寒気移流ではない、西南西風や南西風となる際によく出現する現象で、県内で比較的標高が高く、上空2000mより上側の西南西風や南西風の影響を受けやすい、八ヶ岳山麓の大泉や、富士五湖地域や東部地域で冷え込みが強まらなかったわけです。