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盆地地域中心に朝方冷え込み強まる 甲府では-0・9℃で今季初の冬日!

2013-11-21 00:54:56 | インポート

①11月20日6時の天気図 気象庁HPより引用

13112006

②11月20日6時の山梨県周辺アメダス気温分布図 気象庁HPより引用

20131120060000

冬型気圧配置が続いて、山梨県内盆地地域には寒気が入り込んだ影響で、20日朝方、冷え込みが強まりました。

ただ、東部や富士五湖地域や高地では、中部山岳南側外縁部を吹き込む西南西~南西風の影響で、寒気が流れ込みにくく、朝方の最低気温は、盆地地域とさほどの差はありませんでした。

県内各地の20日最低気温ですが

山中で -5・6℃

韮崎で -2・5℃

古関で -2・4℃

勝沼で -2・1℃

切石で -1・8℃

甲府と大泉で -0・9℃

南部で -0・6℃

河口湖で -0・3℃

大月で 0・5℃

となっています。

甲府、韮崎、勝沼、古関、切石、南部で、今季最低気温を観測しております。

ただ、前記の最低気温一覧を見て解るように、高地の大泉と、盆地の甲府が同じ最低気温だったり、通常、今の時期、最低気温は、甲府よりも、約4℃~5℃ほど低くなる 富士五湖地域の河口湖が、甲府よりも最低気温は高い気温とか、非常に個性ある気温分布でした。

これは、山梨県内、上空2000mより上側で、寒気移流ではない、西南西風や南西風となる際によく出現する現象で、県内で比較的標高が高く、上空2000mより上側の西南西風や南西風の影響を受けやすい、八ヶ岳山麓の大泉や、富士五湖地域や東部地域で冷え込みが強まらなかったわけです。


寒冷渦 波状的に通過するこんな雲の集団は要注意!

2013-11-20 23:45:44 | インポート

①11月20日21時の天気図 気象庁HPより引用

13112021

②11月20日21時の日本付近雲画像図(赤外画像で拡大版) 気象庁HPより引用・加工

20131120210000

日本付近は、樺太の東のオホーツク海に低気圧が停滞し、冬型気圧配置が連日続いています。

引用図①②より、地上天気図上の低気圧の中心が、熱帯低気圧の様に、螺旋状の渦巻きの中心で表現されている場合、当該低気圧は、上空に寒気を伴っている寒冷低気圧であり、引用図①内の低気圧は、ここ2~3日、殆ど停滞気味となっています。

低気圧がこういった状態であるものは、この低気圧、上空の気流が蛇行して、渦巻きとなった、寒冷渦(切離低気圧)と呼ばれるもので、当該、寒冷渦の渦巻く気流の流れは、ひだが幾重にも重なるようにうねりつつ流れていて、このために、波状的に寒気移流を生じさせるものです。

さらに、こういった寒冷渦、雲画像を良く見ると、引用図②内、A、Bと図示した部分ですが、寒冷渦を取り巻く気流に流れに対しほぼ直行するように、まるで猫の引っかき傷のように、線状の雲の集団(発達した積乱雲を伴っていることが多いものいですが)が幾重にも見られます。このA Bは、寒冷渦内の波状的な寒気移流の、寒気の流れ込み始めの部分で、上空3000m付近では、上昇流域となる部分なのです。

ですから、寒冷渦内の、こういった、A Bの部分では、前記したように、発達した積乱雲を伴っている雲の集団であることが多く、通過時には、強い降水や落雷、突風や竜巻といった、激しい気象現象を引き起こすことが多いものです。要注意ですね!

さらに、山梨県内では、前記、寒冷渦内 A Bのような雲の集団が通過する際には、通過前後から長野県方面からの雨雲や雪雲が県北部や西部山間部に流れ込んで来やすく、通過後は県内中西部盆地地域を中心に、北西風がだいぶ強まることが多く、この点ご留意ください!


県内 冷え込み強まる 甲府では初霜と初氷

2013-11-12 23:55:57 | インポート

引用図は11月12日6時の天気図 気象庁HPより引用

13111206

11月12日朝方は、本州上空に真冬並みの寒気が流れ込み、山梨県内各地でも冷え込みが強まりました。

山中、河口湖、古関、勝沼、韮崎、大泉では、最低気温が0℃未満となる冬日となりました

県内各観測地点の最低気温を列挙しますと

山中で -2・8℃

河口湖で -1・1℃

韮崎と大泉で -1・0℃

勝沼で -0・8℃

古関で -0・2℃

大月で 0・9℃

甲府で 1・1℃

切石で 1・5℃

南部で 4・4℃

となっています。

山梨県内各観測地点で、本シーズン最低気温を観測し、甲府では、初氷を観測しております。