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急激に発達する低気圧の兆候とは?山梨県内では14日は大雪の恐れ!

2013-01-13 23:58:45 | インポート

①1月12日21時の天気図 気象庁HPより引用

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②1月12日21時の日本付近雲画像図(水蒸気画像で拡大版) 気象庁HPより引用・加工

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③1月13日9時の予想天気図 気象庁HPより引用

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2013年になっての初めての連休途中(正月三が日除いてですが)ですが、これから14日成人の日にかけて、本州の南海上で低気圧が急激に発達する見込みです!

引用図①②を重ねてみると、12日21時現在、水蒸気雲画像上では、九州の南にある低気圧に対応して、画像の白輝域が北東へ お椀をかぶせたような ⌒ 型に分布して、この低気圧に東側や南側では、南からの暖湿流が大量に流れ込んでいることを表す A B という 白輝域や白くぼやけた画像域が広く広がっています。このうち、画像域 Bでは、北東方向に にんじん状になっており、これは、南からの暖湿流と、大陸から進んできた500hpa上の谷(上空およそ5500m付近)の前面にあたる上空3000m付近の上昇流域とが収束して、一際、発達した降水域を形成している状態を示すものであり、この発達した降水域がかかった南西諸島南部では、1時間に30㎜以上、24時間雨量でも150㎜を超すような、この時期としては珍しいような大雨を観測しました。

一方、九州の南にある低気圧の西側に当たる中国大陸~東シナ海西部には、C で示す、水蒸気画像上の暗域(縞状に白くぼやけた画像域も含まれていますが)が、全体として 南北に U字型に広がっています。これは、九州の南にある低気圧の西側には、相対的に乾いて気温の低い気流が広範囲に流れ込みつつある証拠で、低気圧(ここでは温帯低気圧を言いますが)というもの、東側で暖湿流が、西側で乾いた気温の低い気流が双方、より多く流れ込むほど、低気圧自体、発達の度合いが強まることになります。

引用図③より、引用図①で、九州の南にある低気圧、13日9時には、紀伊半島の南に進んで、中心付近の気圧は988hpaと、台風並みに発達し、更に発達しながら北東へ進む予想です。

14日は、東北地方太平洋側~関東地方以西の太平洋側では風が強まり、沿岸部を中心に大雨、内陸部や高冷地では大雪となる予想ですね!大荒れの成人の日となってしまいそうです!!

山梨県内全域には、以上のことを受けて、12日夕方には大雪・着雪注意報が出されました!14日夕方にかけて24時間降雪量が、盆地で10cm、山地や富士五湖地域では30cmの降雪が見込まれます!

降雪による交通障害や電線や果樹木への着雪には充分に注意なさってください!!


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