フランス人観察記録

日本人から見て解ってきたフランス人の考え方、行動についての覚書

君は幸運を連れてきたよ。

2012年05月13日 | パリ郊外

マリー・アントワネットの庭園を散策した時大きな木が生えていた。また、別の所に大きな切り株が倒してあった。

 樹齢200年以上は十分あると言うことは、もしかしてマリー・アンとネットもこの木に触ったのではないかと想像した。そう思うと木の周りに落ちている木肌の片すら貴重に見えてきたから不思議だ。

  カラオケを歌いに行って、シャンソンをかけるとよく画面に出てくるあの「愛に神殿」もあった。ここでマリー・アントワネットは愛人と密会したそうな。 

 プチ・トリアノンから、サンジェルマンアレーに帰り、彼の手料理を御馳走になった。彼は料理が好きだそうで、奥さんは大助かりだろう。そういうこともあるから、奥さんは彼のコレクションが、家の相当の部分を占領していてもまあ我慢もできると言うことだろうか。料理はとても美味しかった。 

 その夕食を早めに切り上げてその夜、再び彼の運転でパリにもどり、パリ祭の夜行われる恒例のエッフェル塔付近の花火を見物に出かけた。

 車を止める場所が見当たらず、あちこち探して運よく1台だけ空いている地下駐車場を見つけた。このとき彼は「マリー・アントワネットの庭にも運良く無料で入れたし、今うまく駐車場も見つかった。君は幸運を連れて来てくれたよ。」と言った。 

 よくない時は「セラビ、セラビ」(運命だ仕方ない)とあっさりあきらめ、良い時はこういうように喜ぶ。しかも幸運を私のせいにして人を楽しくさせる。こういうときはいかにもフランス人らしい洗練された生き方を感じる。 

セーヌ川の見やすい橋の付近は身動きが出来ないほどの人出だった。 花火はビデオ撮りばかりでここに載せられないが、エッフェル塔の電飾もこのように綺麗だった。 

 かくして朝からシャンゼリゼのパレードを見て、午後にはベルサイユのマリー・アントワネットの庭園を見て、夕方にはまたパリにもどり花火を見て、夜またまたサンジェルマンアレーに戻り泊まると言う忙しい一日も終わったのであった。 

 翌日彼は午後に仕事があるのだが、午前中サンジエルマンアレーの街の中心を案内してくれた。私が前日降り立った地下鉄の駅のすぐ横に城があったが、此の城はパリの西の守りとして重要だったようだ。 ルイ14世はここで生まれたそうで、そのように表示された門もあった。

 古い教会もあった。 

町には有名な老舗のチーズ屋さんもあり、

広場に面して郵便局があった。ここで葉書を出した。

 その広場を挟んで郵便局の反対側の大きな綺麗な建物があり、

その1階のカフェで休憩してから、地下鉄の駅まで帰り、そこで彼と別れた。 

  このときから1カ月後、彼と奥さんと一人息子が日本にやってきて再会するのだが、それはまた後日に紹介したい。

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