この次にやってきたのは、ダニエールの当時の上司で経営幹部というラルフだった。
年齢はダニエールより若かったが、上司で経営幹部らしい。
私の直接の友人ではないので、ガイドはしなくていいお客さんである。 しかし彼女は「彼はお金持ちなので、ガイドも有料でしたらどう?」と持ちかけてきた。
昼食も込みの料金を提示してきた。さてうまくいくだろうか?と思った。
ラルフは仕事で上海に行った後、初来日ということなので、JR奈良駅に迎えに行った。
残念ながら、彼の滞在の後に先約で来客の予定があったため、彼は一泊二日だった。
ラルフは独身、名前からしてフランス人ではないようにも思えたが、フランス人だった。
アルコールは白の甘口ワイン以外はだめ、また母親思いで、よく旅行を一緒にすると言っていた。
家にはテレビもなく、アナログな部分も多くあるらしい。
日本食はご飯は大丈夫だったが、あんこは苦手だった。
習字や抹茶も楽しめた。
経営幹部で、お金持ちということだが、さすがにフランス人は、シビアな金銭感覚も持ち合わせていた。有料のガイドは必要ないということで、翌日は1人で出かけて行った。
ちょうどダライラマが来県していて、奈良ホテルに立ち寄ったとき会ったとか、帰ってから興奮気味に話していた。
そして夕方荷物を取りに戻ってきたが、本当はもっと泊まり話をしたかったようだ。
彼は経営幹部ということもあるのか、猜疑心と行かないまでもかなり慎重な面が初めはあったように思う。
でも奈良の後の京都のホテルの予約をはじめ京都の見どころなどについていろいろ話をしているうちに、私に対して警戒心も解かれたようで、京都のホテルに滞在した後も延泊の交渉を私に依頼してきたのだった。
ああ、もう一日でも泊めることができたらと思ったが、夕方18時過ぎに彼を見送って19時過ぎには別の客を迎えることになっていて本当に来客の多い秋だった。
あけましておめでとうございます。
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