ジョルジュと別れしばらく歩きかけたが、方向を見失なってしまいそうなので、シャンゼリゼに戻り、メトロに乗り、パリ市役所駅まで行った。今度はここからソフィアン君と落ち合う予定のサン・シュルピス教会まで散策することにした。
パリ市役所の裏側
パリ市役所の裏手からセーヌ川に出ると、バカンスに行けない人達のために、パリ市が作った「砂浜」(パリ・プラージュ)で多くの人が日光浴しているのにぶつかった。多くの人はこの季節バカンスに出かけるが、そうでない人のために砂を持ってきて、ここで日光浴をどうぞと言うわけだ。
セーヌ川沿いの「パリ・プラージュ」で日光浴する人たち
これはこの季節パリだけでなくリールにもあった。
ちびっこたち・・・多人種国家を実感した。
なんと粋な計らいだろう。日本人は基本的に日焼けを嫌うが、白人は日焼けがステータスみたいなところがある。色白は「バカンスに行く余裕がない人」となるのだ。
冬が長く、日照時間が少ない緯度の高い所に住んでいる白人にとって、夏の日光浴は欠かせないらしい。カフェでもわざわざ屋外の席を好むのは、それと関係があるように思えてならない。
逆に日本で屋外のカフェの席があまり流行らないのは、そこに根本原因があるように思える。
シテ島の最高裁判所の前を通り、サン・ミシェル橋をセーヌ左岸へ渡った。サン・ミシェルの泉の前を通り、しばらく歩いてサン・シュルピス教会に着いた。その途中、以前来たことのあるお医者さんと実業家の奥さんのカップルの住んでいるアパルトマンの前を通った。今回は彼らには内緒で来ているので、そっと通った。
シテ島の最高裁判所
噴水のある広場
サンミッシェルの泉
友人が多く、特に当然パリに多いので、全員に知らせたら大変なことになる。その時その時に会う人を選択して行くことにしている。限られた期間の滞在なので全員にとても会い切れないし、パリからどこへも行けなくなるのは必定だ。
サン・シュルピス教会前の広場
修理中のサン・シュルピス教会
やがて若いソフィアン君がやってきた。日本の企業に就職したくて頑張っている彼だが、日本語がまた一段と上手になっていた。
近くのカフェで話しをした後、セーヌ川に向かって歩き、ルーブルのところまで行きそこで別れた。今度は日本で会おうと、約束した。
ルーブル博物館
エリックの家への帰りもバスに乗った。最後のパリの夕食をエリックの家でいただき、食後折り紙遊びをした。エリックは小さな兜を頭に乗せ、二羽の鶴をイヤリングに見立てておどけて見せた。
明日彼等は朝早く仕事に行くので、家のカギ渡してくれた。彼等の出勤後に私は日本人の奥さんとフランス人のご主人の家を訪問に出かけ、それからまたここに戻って荷物をまとめてシャルルドゴール空港に向かうことになる。
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