coffee break おしゃべりしましょ

美味しいものがあれば幸せ♪

個人的に、ただ今読書週間

2012-06-07 15:01:05 | 



ミニバラが花盛り。



シラン。花姿はすてきなのですが繁殖力が旺盛でちょっと持て余し気味(^_^;)



先週、二日ほど庭の草引きをしたら、アレルギーのお薬を飲んでも鼻水が止まらない・・・
鼻や目の周りがヒリヒリとして、あ~これはヤバいかも(T_T)
スギ花粉はそれほどでもなかったのに、今年はカモガヤの花粉に悩まされています。

カモガヤ草は、英名をオーチャードグラスと言い、なんだかステキな響きの名前ですが、
アレルギーを持つ人にとって症状は強烈そうです。

今年は近所でもやけに目に付きますし、いつもの年より草丈が高いような・・・気のせいでしょうか。


掛かりつけのクリニックで、新しいお薬をプラスしていただきました。
暫くは庭仕事も止めにして引き籠ることに・・・




引き籠り・・・実は結構好きです。積読状態の本もたくさんありますし。

読書には、お供も欠かせない




さて、何の本でしょう?(笑)
戯曲ですね。 見ればわかるって?ごもっともです(^_^;)



初めてゲーテの作品を読んだのは中学生の頃、ジュニア版世界文学全集の『若きウェルテルの悩み』でした。
恋する乙女になりかけの頃でしたから、結構夢中になって読み、誰かウェルテルのような悩みを私にも持ってはくれないかな~と憧れたのを覚えています。
誰かを好きになりたいではなく、誰かが私を好きにならないかなという我儘な憧れです(笑)

ゲーテはなかなかハンサムのようでしたし、他の作品も気になり、家の本棚を探して見つけたのは、
森鴎外訳の「ファウスト」
悪魔が出てきたりと面白そうだったのですが、中学生の私には文章が格調高すぎて途中で面倒に(^_^;)

今、我が家にあの本が見当たらないということは、あれは父の本だったのかしら?
母の荷物はどんながらくた(?)でも持って来たはずだから、引っ越しの時、他の荷物と一緒に処分されちゃったのかな・・・
ゲーテとはそれっきりでした。


それが、学生で一人暮らしをする息子の所へ足繁く通っていた頃、大丸東京の三省堂書店で偶然出会った柴田翔訳の「ファウスト」。
彼の作品は学生時代によく読んだ思い出があったので、柴田訳『ファウスト』を迷わず一部と二部まとめて買いました。

帰りの新幹線ですっかり本読みに没頭した私は、あわや郡山駅を乗り越しそうになり慌てて降りて、なんと本を車中に置き去りに・・・失くしたことに気が付いたのは翌日でした(T_T)
まだ第一部の初めの方、ファウストの書斎にメフィストや霊たちが現れた辺りまでしか読んでいなかったのですが、すぐさま新しいのを買う気にもなれずそのままになってしまいました。



そして数年前、地元デパートの本屋さんが八重洲書店からジュンク堂書店に変わって間もなく、探していたわけではなかったのですが、一部と二部が一冊にまとまっていて3000円というお値ごろな「ファウスト」に出会いました。



知らない方の訳でしたが、ファウストについての本も書かれていて、マルクスの翻訳本も出されているようなので、即買いで我が家の本棚へ収めましたが、暫くはそのまま^_^;

「ファウスト」については名訳と言われる本が他にもあるようですが、注釈が細かく、ページを行ったり来たりしなくても読めるようになっている小西先生の本は、知識のない私が読むにはピッタリでした。

読んだのは昨年の10月。妹が入院していた病院を行ったり来たりしていた時のことでした。



そして今年の春、同じジュンク堂書店で山本容子さんの銅版画が装丁や挿絵に使われている、絵本の様な『ファウスト』を見つけ、思わず買ってしまいました。



ただ今、引っ張り出して読んでいます。
池内紀氏の訳は、かなり現代的な口語調でテンポが良く、ファウストとメフィストとの掛け合いは、まるで漫才のようです。





もちろん読書のお供は欠かしません。
今度の『ファウスト』のお供には、東京土産に頂いたブールミッシュの『シブースト』
なんだか語呂がいいですね~(笑)

一見地味ですが、とっても美味しいお菓子なんですョ。
パイ生地にバターでソテーしたりんご、ゼラチンとメレンゲを合わせたカスタードクリームをのせ
表面を焦した、タルトタタンとクレームブリュレを合体させたようなお菓子。

名高い宮廷菓子職人だったシブーストが書き残したというレシピを
150年ぶりに、ブールミッシュ店主が再現した云々と栞には書いてありました。

大、大、大好きなお菓子なので、冷蔵庫の奥に隠してこっそり独り占めしたいくらい(笑)

この一切れが最後なので、ファウストのように「時よ、止まれ!」と叫びたいです(笑)

あらら、お話が横道に(^_^;)


最初に買った「ファウスト」は訳者に惹かれて買いましたが、
その次はお値段に惹かれて(笑)
3冊目は、装丁に惹かれて(笑)

自分でも、本を買う動機が本当にいい加減だなぁと思うのですが、装丁に惹かれて買うことは多いです。
特に翻訳本に関しては。

だって、原文が読めないんですから、良い訳かどうかなんてわかりませんもの~。
見かけに騙されやすいタイプでしょうか、私(^_^;)

ただ、一冊で済ませてしまうには危険が多いので、翻訳本は2冊以上読むようにしています。
もちろん2冊目はお値段が安い文庫本か、図書館で借りてきて、あるいはその反対も。
今回のように2冊目(正確には3冊目?)も、外側に惹かれるのは例外です^^;




お気に入りの装丁の本と美味しいお菓子・・・至福の時です ♥
そして、懲りずに柴田翔訳が欲しいかも^^;



本読みが始まると、なかなかPCの時間が取れなくて・・・
ご訪問のコメントができずにいるご無礼をどうぞお許しくださいませ~<(_ _)>



そろそろ目がショボショボしてきましたので、読書も程々にしませんと今度は眼科のお世話になりそうです(苦笑)







                           
                                 ozさん
















Comments (14)
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