京都・環境ウォッチ

いま京都で起こっている環境問題、自然環境の変化などにかかわって、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

京都水族館問題ーきょうの「市議会まちづくり消防委員会」傍聴

2010年05月06日 | 環境
本日の京都市議会・まちづくり消防委員会を傍聴してきました。
水族館についての議論は午後1時から3時すぎまで
共産党議員(4人)が、様々な角度から
「反対」の立場で徹底追及しているのが際立っていました。
自民党議員が公園の借地料の低さで問題として質問しましたが、
民主党・公明党議員はまったく口を閉ざしていました。
(民主はずっと”推進”の立場です)
1時過ぎから、京都市による「梅小路公園の再整備について」という
水族館関係の報告がされ、その後、質疑にはいりました。
京都市の「梅小路公園の再整備について」と題する資料では、
・水族館は「図書館、動物園、博物館と同等の教養施設」なのでOK
・専門的なノウハウが必要で、民間事業者が公園設置者の許可を受けて行うので、OK
・公園の使用料は、これまでは1平方メートルあたり385円が条例・規則で定められた額だが、今回は先行事例がなく教養施設など勘案し、一月1㎡あたり214円
・市への直接的経済効果は、「1,13億円」
波及効果は「218億円」
・整備構想検討委員会の6人の委員に、「設置許可条件」などを説明し、意見を求めている
・市民から出ている「代案」は、事業主体や出資者などの具体的記載がなく・・・同等に検討できる計画になっていない
・交通アクセスや駐車場の件、「地域活性化」などについては、開業までに成案を得る
・本年6月に準備工、7月に建築工事着工、平成24年の初頭に開業予定
など。
これ以外に、水族館の毎年の収支見込を想定する資料が出されていました。

質疑は、約2時間行われました。
自民党の津田議員と共産党の冨樫、岩橋、倉林、佐藤議員が質問、当局を追及しました。

1、現在まだ「検討委員」の了承?(意見聴取)は完全にはできていないようです。
5月7日までに聴取し、そのあと一気に「許可」の段取りだったと思いますが、
委員会で聞いた感じでは、その返事が全員からはもらえていない様子でした。
倉林議員が、「検討委員会を開き公開で審議を行え」と強く求めました。

2、温室効果ガスの排出量について
この間、答弁が二転三転している問題で
今日、閲覧された「4月23日付のオリックス側の提出資料」でも
「10%以上の削減」の数字になっていました。
「20%削減」と言っているが、どちらか?こんなにいい加減でよいか?と
冨樫議員が質問していましたが、
市の部長は「20%削減で間違いない。許可の際には、20%削減と聞いている」と
「オリックスの誤解をまねく記載」とも言っていました。
「早急に資料を提出するようオリックスに求めます」とのことでしたが、
こんないい加減で「許可」はないでしょう。

3、公園の借地料金について、津田議員、倉林議員が追及しましたが、料金は割安の56.6%の料金となっています。イルカショウを中心にした営利施設に”大判振る舞い”です。

全体の議論のうちの一部ですが・・・感想がわりです。



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