1月、新年各紙の「経済評」をチェック
「4月、増税後の景気が焦点」
これは、すべての新聞が書いている。
「政治・最大の焦点は4月の消費税率引き上げ」「経済・4月の消費税率引き上げに伴う景気悪化が懸念される」(3日「京都」)
「増税後の個人消費落ち込みに市場の不安感は強い。」「世界経済の先行き不透明感も加わり、景気回復の足取りは再び見通せない情況」(同)
5日、同紙の「経済予測ダービー」が面白かった。
6人中3人は「消費税増税後の景気下ぶれリスクへの”対処”」に不安を述べている。
日経平均株価
森永卓郎氏以外は1万6000円以上、森永氏は1万2000円
一言コメント
森永氏は、3月までは日本経済の好調が続くが、4月以降失速。原因は高率のインフレ。
一方、賃金は増えず、年金は減り、消費の急落は必至。
「消費は国内総生産の6割以上を占めるため(これが落ちれば)日本経済はもたない」
他の5氏も「少なくとも4月の増税直後の景気の落ち込みは避けられない」(西岡氏)点では一致
さて、それが政府の経済政策で打開できるか?
何とかなると書いておられる3氏だが、
安倍政権の「企業の成長力底上げのための財政支出には前向きである」ので「経済は徐徐に自立的な回復力を取り戻すと考えている」(西岡氏)
「消費税増税は懸念材料だが、輸出回復や経済対策効果で景気回復基調は持続可能」(新家氏)
「経済対策が打ち出されたことで景気失速は回避されると見ている」(西氏)
”持続可能”とか”考えている”とか”見ている”とか、この微妙な”不安”さが面白い。
たぶん、そうなんだろう。
私は、森永氏が言うように、「4月以降失速」
「消費」は国内総生産の6割以上を占めるので、これが落ちれば「日本経済はもたない」
と見るのが、順当と考える。
ここを根本的に変えないと、淡い期待が泡と消え、岩盤のような借金だけが拡大
これを気にしない安倍氏というキャラクターか怖い
このゲームのような空想的ニッポン主義
危険