「朝日」は「景気減速懸念」と書いたが
あちこちのお店的には、ずっと景気は下がりっぱなし
ある食堂でも「こんなにひどいことはなかった」と、最近は愚痴も出ない。
近くの、いつも流行っていたうどん屋さん
「うちんとこは、最盛期の半分。お弁当が増えて、近くの工場からのお客さんもぐっと減った」と
「世界同時株安」
各紙、いろいろ書いているが
世界的に「ごくごく少数の富む者」と「圧倒的多数の生活が苦しい人たち」の富の差がどんどん開いていく中で、
それでも大量のマネーは、自らを増殖させていく道を、心をいつも動揺させながら探し続けている。
これが、少しのきっかけで移動する
アベノミクスが演出した「景気高揚」は決して長続きしない。
どこかの時点で、私たちは大きな引き波を受け、日本社会はかなり大きなダメージを受ける。
毎日新聞は
「『金融相場』転換点」「緩和マネー逆流-世界株安連鎖」(3面)で書いた。
その背景には「FRBを起点とする投資マネーの流れに異変が起きていることにある。潤沢な投資マネーは金融危機後の世界経済を下支えしてきたが、景気回復を受けてFRBが資金供給量を絞ったことで、経済基盤の弱い新興国からのマネー流出を招き、相対的にリスクの高い株などへの投資意欲を世界で冷え込ませている。景気回復を演出してきた『金融相場』が転換点を迎える中、世界市場は反転のきっかけを見出せずにいる」
「クローズアップ2014」は、「『米国経済は本当に回復しているのか』」という市場関係者の疑問、警戒感の記述から始まり
市場が動揺する背景として「金融緩和で膨らんだ投資マネーの変調がある」と
日米欧の歴史的な金融緩和
それによって生まれた「世界的な金余り状態」→投資マネーがより高い収益を求め新興国に流入→新興国の”高成長”→これが世界経済を支えた→FRBの量的緩和の縮小(長期間、量的緩和を続ければ資産価格の高騰で「いずれバブル経済を生み出す」
このジレンマから逃れようと「FRBは2ヶ月連続で緩和の縮小を決めた」
この根本的ジレンマを抱えた経済(社会)政策は、矛盾を激しくせざるを得ない。それは世界的な大きな矛盾
安倍政権も同様
ある経済閣僚が「日本経済は何も悪くないのに。(投資家は)やり過ぎだ」(朝日)とぼやいたそうだが、何を言っているのかな?