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京都・環境ウォッチ

いま京都で起こっている環境問題、自然環境の変化などにかかわって、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

「原発輸出『今は恥じる』」民主党・菅元首相、アメリカで語ったそうだが・・・

2013年06月07日 | 原発ゼロ
5日の「朝日」夕刊
原発輸出「今は恥じる」と民主党・菅元首相
「私も3.11前は『原発は安全』と(考えて)導入をお願いしてきたが、
今はそのことを恥じている」と、
訪米中の市民らとの対話集会で語ったそうだ。

なぜ、以前は「安全」と考えたか
元首相として、それを真摯に総括し語ってほしい。
それは、大事なことだ。

6.2「ノーニュークスデー」に連帯する京都デモ

2013年06月01日 | 原発ゼロ
昨晩の「キンカン行動」の終盤で行われた
6.2「ノーニュークスデー」に連帯する京都デモ
320人の参加で、大いに盛り上がりました。
7月にも”再稼働”申請をしようともしている関西電力
市民の抗議の声を突きつけました。
「このデモは楽しいので、沢山の人が集まるんですね」の声が出ていましたが
ほんとに楽しい、盛り上がるデモです。

赤い京都タワー&バイバイ原発”キンカン行動”

2013年05月22日 | 原発ゼロ
先週金曜日のバイバイ原発”キンカン行動”
関西電力京都支店前で、原発なくそうとコールしたあと
学生たちとの交流会で議論が続きました。
帰りに京都タワーを見上げると、赤いキツネならぬ”赤いタワー”
存在感アリ
結構沢山の人が、カメラを向けていました。

5月31日は、午後6時20分集合ー6時半から
東京の「6.2ノーニュークスデー」に連帯した”京都デモ”を関電京都支店周辺で行います。集合場所は、京都駅西のビックカメラ店西の公園
鳴り物歓迎です。呼びかけは、キンカン行動に参加している有志メンバー
この日、京都駅近くにおこしの方はぜひ覗いて下さい。

原子力規制委員会が敦賀2号機に活断層と認定、原電の廃炉判断焦点に

2013年05月17日 | 原発ゼロ
上記の見出しは、東京ロイターの15日で
これが判り安い。

「2号機の再稼働は絶望的」で「今後は2号機の廃炉に関して同社(原電)と株主である電力会社などの判断に焦点が移る見通し」と
「原子炉直下に活断層があると認定するのは初めて」
「規制委の島崎邦彦委員長代理は、評価会合の結びで、『安全が低い状態を改善する第一歩を踏み出すことができた』と強調」
「規制委は昨年12月に現地調査を実施し、同月の第一回評価会合で、2号機直下にある『Dー1』とよばれる破砕帯画活断層であるかどうかについて、『活断層である可能性が高い』との見解で有識者5人が一致。15日までに5回の評価会合が行われたが、活断層の可能性が否定出来ないとの見方は崩れなかった。2号機原子炉建屋から約200m離れた同原発敷地内には『浦底断層』とよばれる、4000年前よりも新しい時期に動いた『第一級の活断層』(原子力規制庁)があるが、評価会合ではD-1破砕帯が『至近距離にある浦底断層と同時に活動する恐れがある』と指摘された」

「報告書では、『今後、新たな知見が得られた場合、(判断を)見直すこともありうる』としたが、問題の断層について、
『後期更新世(12‐13万年前)以降の活動を否定する客観的データをそろえることが必要』と、
日本原電側に活断層でないことの証明責任があると結論付けており、規制委の判断が覆る可能性は低いと見られる」と

そう、「証明責任」は原電側にある。

「毎日新聞」も一面トップで書いたが、
紙面の一面に「原電は徹底抗戦」の見出し
記者会見では、同社の浜田社長が「結論ありきで、公権力の行使に携わる規制当局として誠に不適切。容認できない」と述べたそうだ。

ひどい記者会見だが、3点、思う。

①、「不適切」というなら、「活断層である」ことの判断を覆す、反論を行うべき。「これまで原電側の説明で、判断を覆すようなデータは示されず」(毎日)だ。

②、それでも「自己利益」徹底追求の電力会社は、
規制委員会ではないが、社会的に「規制」する以外ない。
この点では、政治が大事で、規制する仕組みとが重要。
今回の件について、はからずも島崎邦彦・規制委員長代理が
「今回の結論に至った背景について、『組織が推進側(経済産業省)から切り離されたことが一番大きい』と強調した」(毎日)

③、それにしても、「原電は徹底抗戦」の見出しを見て、3.11原発事故における「東電」の対応が頭に浮かぶ。
「カウントダウン・メルトダウン」(船橋洋一著)を読んでほしいが、
全く同じ”思想”、東電利益至上主義の実体がリアルに語られる。
上巻の458p
「15日、燃料プールへの放水が重大な局面となっているのに、東電はなお電源復旧にこだわった」と、その時の状況がレポートされている。

その席にいた関係者のびっくりした思いが書かれる。

<電源が戻るのであれば、メリットはそっちのほうが大きいかもしれない。ただ、放水は菅総理が、命がけでやっている。それを知ってか知らずか、しゃあしゃあと放水より電源だとこの人は言う。鈍感と言うのか身勝手というのか・・・>

その「身勝手な人」とは、「勝俣恒久東電会長」
その場は、原発事故が進行中の、東電での午後11時からの緊急会議
参加者は、「東電の勝俣恒久会長、武藤栄副社長、技術担当」、政府側は「細野、長島、前田、梅津、それに廣中と課長、細野の秘書官の小沢典明(経済産業省出身)」
政府側も、自衛隊関係者もびっくり
私も読んでいて、あきれ果てた
東電も原電も、「時代にあわない」

「”天井の薄い原発”は、廃炉に」

2013年05月13日 | 原発ゼロ
小出先生 ラジオフォーラム2013/5/11のお話
(沖縄と原発、原発は上からやられたらオシマイ、米軍はSPEEDIを知っていた)

その部分だけ、貼り付けます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
小出先生のお話(小出裕章ジャーナル)は、沖縄と原発のことについてです。小出先生は、ずばり日本の電力会社で沖縄のみ原発がなく、その理由は、本当の思惑は不明だが、沖縄は基地だらけで、原発を建てるのは事実上出来ない=裏を返すと米軍は危険と知っている。
<原発が攻撃されたらどうなるか>
米軍はたびたび計算しており、核兵器でやられるより被害が出るとわかっており、原発を建てないのです。日本の電力会社は戦後GHQが9つに分割。その時沖縄は日本ではなく、アメリカの意向が働き「基地に原発は不適切」と今でも思っているから、沖縄に原発はないのです。
沖縄電力は原発を建てたくて、こっそり揚水発電も作っているが、しかし、原発を立てて困るのは沖縄電力。事故だと電気が止まり、原発が止まると電力供給が出来なくて、小規模分散で結局沖縄電力が得をしているのです。
オスプレイは沖縄にあり、よく落ちる飛行機。小出先生も伊方原発訴訟に関り、その近く(1km)に米軍機が落ち、小出先生は「原発に戦闘機が落ちたら原発は壊れると思う」。天井は原発では薄く(建屋の壁は厚いが天井は薄い)、構造として天井を分厚くしたら持たない、原発の屋根はペラペラ(怖い話で)、横から突っ込まれても大丈夫だが、「真上から落ちたら無防備」です。
沖縄国際大に米軍機が落ち、米兵は防護服を着て飛び込んだ。プロペラ6枚にストロンチウム90という毒性の高いものがあり、骨に入ると大変、それが火災で蒸発してしまい、米軍は放射性物質を積んでいるのを知っていたので、防護服を着ていた。沖縄の人はそれを知らず、あの時撮影も禁止であり、日本なのに米軍が現場を閉鎖し、その外側を沖縄県警が米軍を守っていて、地元の人は現場に近づけなかったのです。
原発と戦争はつながっている。福島事故でもでも米軍の軍艦は逃げた。データを持っていたからで、日本だと原発事故でどこに放射能が飛ぶかのSPEEDIで計算するのだが、文科省が120億円かけてつくり、事故直後から計算したのに、原発から出た放射能の量が分からず、あまり正確な計算にはならなかったが、どこが危ないか日本政府は知っており、正確でないので国民には知らせなかった(飯舘村が汚染された)のに、米軍(米国)には知らせていた。米軍はSPEEDIの情報で放射能を知り行動し、放射能が来た途端に逃げていた。西谷さん、「この国か」と思い、小出先生、「深刻な事故は原子力の専門家なら誰でも分かり、米軍は放射能から情報を知って逃げた」。当然の判断であったのです。
オスプレイが原発に落ちたら、米軍のみ逃げる。西谷さん「この国はどっちを向いて政治をしているか」「誰のためか」と。小出先生「日本は主権を奪われており(地位協定)、米軍に従うのが国益」といい、そんな始末である。「天井が薄いので、原発は廃炉にすべき」と西谷さん、小出先生も言われました。

福島第一原発 「汚染水の管理、破綻寸前」-これって、大量の放射性物質の垂れ流し予告?

2013年04月10日 | 原発ゼロ
本来ならこれだけで東電社長の首が飛ぶ問題
政府首脳もそうだ。

朝日は「汚染水の管理 破綻寸前」と
放射性汚染水の垂れ流し問題で
「東電は9日、最初に漏れが見つかった貯水槽の汚染水を移していた別の貯水槽からも汚染水が漏れたと発表した。東電は一部を地上タンクに移す検討を始めたが空き容量が足りず、汚染水の管理は破綻寸前の状態に陥った」

「東電はこれまで、貯水槽の上部から漏れていると推定。満水状態にしなければ汚染水をためられるとしていた。しかし、今回漏れた1号貯水槽は5割しかたまっておらず、底に近いほうのシートの継ぎ目などから漏れたことが確実となった。東電は、地上タンクなどに移す検討を始めたが、地下貯水槽から移すことが出来るのは7千トン強。1日に約400トンの汚染水が新たに出るほか、七つの地下貯水槽のうち五つに計約2万7千トンの汚染水があり、全てを移し変えることは『現実には不可能』という」

これは、自然界へのテロ。やがて、人間界に戻ってくる。

福島原発、放射性汚染水ダダ漏れ

2013年04月09日 | 原発ゼロ
福島第一原発での放射性汚染水のダダ漏れ事故
マスコミは
ウソの「冷温停止状態」宣言の、
最近は”状態”の語句まで削り取って報道してきたが、
それが継続中であることを今回の事故は示した。

その深刻さ1
「放射性物質を閉じ込める」という観点が全く欠如していることが明らかになった
その2
「環境を守る」ことに金はかけたくない態度がありあり

こうした対応を見ると
東電(電力会社)に、原発「シビアアクシデント」対策は全く期待出来ない。
”放射能は浴びなさい”というのが、東電の実践的態度となっている。

地下貯水槽は7ヵ所、計5万8000トンの容量があり
「いずれも地面を掘り下げ、その上を3層の防水シートで覆った仮設の設備」「タンクに比べコストがかからない」「このうち2ヶ所で漏洩が判明」「800m離れた海へ流出する可能性はないと東電は言う」「貯水槽の水位は3月中旬から下がり始め、その後、シートの外側で放射性物質も検出したのに、東電は漏洩とも判断せず、速やかな公表もしなかった」
「第一原発では、増え続ける放射性汚染水の保管対策が喫緊の課題となっている。地下水の流入で汚染水は毎日約400トン増える・・・」(毎日:4月9日)

地下水流入を防ぐ「地下ダム」など、政治の強制力がなければ実現しないだろう。
安倍さん、「美しい日本を守る」というが、どうか。

「カウントダウン・メルトダウン」から 3月21日

2013年03月21日 | 原発ゼロ
カウントダウン・メルトダウン(船橋洋一)を読んでいる。
全部読み終えてからでは、多分紹介できないので
ぶち切れで紹介する。
沢山の日本人に、ぜひ読んでほしいと思う。
原発をいじっている限り、
こうゆう物をじっくり読んで、
冷徹な思考を、私たち日本人が身につけないと、危ない。

<序章17p>

各号機とも電源を喪失した。・・・
(真っ暗やみの中で)
吉田(所長)は、とっさに何をしていいのか思いつかなかった。
運転員たちは、携帯用バッテリー付の照明とLEDライトの懐中電灯の明かりを頼りに、東電内部で作成した「事故時運転操作手順書」を取り出して読んだ。
「事象ベース」
「兆候ベース」
どれもいま、直面しているケースには当てはまらない。
それから、アクシデントマネジメント用の「事故時運転操作基準」も取り出して、ページをめくったが、これまた当てはまらない。
交流も直流も同時に電源を喪失する事態は想定していない。
そもそも、これらの基準は、中央制御室の制御盤の上のプラント情報の計測メーターが読めるとの前提でつくられている。
しかし、いま、中央制御室は真っ暗やみの中にある。・・・・


大地震と津波が押し寄せ、原発が危機に陥った。
もっとも瞬時の正確な対応が求められる時に
”灯りがつかない”。
緊急対応が求められる時に
事故対応をマニュアルを”読んでいる”。
しかも、そのマニュアルには、シビアアクシデントへの対応策が書いていない。
本当は、そらんじていなければならない物なのに。

これを”安全神話”の結果だなどと言ってのけても、全く意味がない。
なぜ、最大限危険な事態を、リアルに想像しないのか?
このリアリズムが本当に必要なのは原発推進の事業者なのに、それがされない。
多分、「否定的なことを言う」精神は、排除されたのだ。
その事態を危惧する。
このリアリズムがほとんど排除される私たちの世界
こんなことをしていたら、必ず、再びの原発事故を免れえないだろう。

バイバイ原発京都 3.9集会

2013年03月14日 | 原発ゼロ
9日のバイバイ原発・京都の円山集会は
音楽堂とその周辺で、”辛く見ても3500名以上の参加”で盛り上がりました。
私自身は、ほとんどの時間”ラジオ塔周辺”ひろばにいて
「書く・描く・つながる」アクションの横幕づくりをしていました。
(ひろばに立ち寄った人たちに声を掛けて、デモ・アピール用の横幕を作っていく取り組み)
これが結構楽しかった。
観光で公園を訪れた外国人や家族連れ、若者たちなど
絵やメッセージを書いてもらいながら、いろいろ話しました。

あと、写真を続けます。

ひろばの様子です。

子ども達が一生懸命描いてくれました。

若者たちも。彼女たちは”うたう広場”出演メンバー

出来上がりの横幕です。もう少し小さいのも出来ました。その”帰り”を待ってるところです。


遠のくのか「脱原発」-動き続ける市民

2013年03月07日 | 原発ゼロ
「朝日」が本日の1.3面で
「3.11後の日本は(中)-遠のく『脱原発』」を書いた。
自民党安倍首相は、参議院本会議で「安全と認められた場合に再稼働を進める。2030年代に原発稼働ゼロを可能とするという前政権の方針はゼロベースで見直す」と
毎日新聞には
「原発停止は違法」という経済産業省の電気料金審査専門委員会委員長の発言が取り上げられている。
まさしく”遠のく『脱原発』?”
しかし残念ながら”遠のく「原発事故」”とはならない。
脱線する自民党政権、次の『過酷事故』を強く心配する。
だから、私たちは『動く』

3面は「金曜の(官邸前)抗議、今や数百人」の見出し
写真は、先週の関電京都支店前
この日は珍しく本格的な雨になり、”今日はたいへん”と思ったが
雨中、いつもよりやや少なかったが、市民が集まり始め、100人が関電京都支店に向かってコールした。
このメンバー、「雨にも負けず、風にも負けず・・・」というより
雨でもそれなりに楽しみ、雪でもそれなりにスタンディング
天気が良ければラッキーと自然に集まって、もうすでに35回7480名
残念ながら原発事故は全く遠のいていない。
だから、市民は動き続ける。波はあっても。




福島原発、なぜ、地下水遮断のダムを作らないの?

2013年03月06日 | 原発ゼロ
今日の「毎日」
「福島原発、汚染水、海洋放出検討」「東電、貯蔵タンク増設限界に」の記事

「福島第1原発の敷地内にある汚染水は約36万立方メートル。このうち1〜4号機の原子炉建屋に約8万立方メートル、他の建屋などに約4万立方メートルあり、残りが貯蔵タンクの約24万立方メートル(ドラム缶約118万本相当)だ。東電は現在、セシウム吸着装置を使い、汚染水から放射性セシウムなどを除去。その後、淡水と濃縮塩水に分離し、淡水は溶融燃料の冷却に再利用し、濃縮塩水をタンクで貯蔵している。建屋地下には毎日約400立方メートルの地下水が流入しているとみられるが、流入経路は特定できていない。東電は2015年9月までに貯蔵タンクを増設し、容量を計70万立方メートルにする計画だが、敷地内での増設も限界に近づいている。さらに、貯蔵タンクの濃縮塩水や冷却に使う淡水には、セシウム以外のストロンチウムなど多数の放射性物質が残る。原子力規制庁幹部は「貯蔵タンクから、一般環境中に漏れ出す危険性が常に潜んでいる」と懸念。次々と浮上する課題が、廃炉作業にとって足かせになってきた。そこで、「海洋放出は考えなければならない選択肢」(東電の小森明生常務)となった。放出をにらみ、東電は新浄化装置「アルプス」を導入。規制委の検討会は2月21日、「アルプス導入で汚染水問題の危険性を低減できる」との見解を示し、試運転を了承した。東電は近く試運転を始める予定だ。」

「しかし、これまでに検出された放射性物質63種類のうち、設計上は62種類を除去する能力を持つが、放射性トリチウムは技術的に分離できない。汚染水などのトリチウムの濃度は、1立方センチあたり約1300ベクレル。国の排出基準値の同60ベクレルを超えていて、規制委はアルプスでの処理後も濃縮塩水を敷地内に貯蔵するよう求めた。トリチウムに詳しい田中知(さとる)・東京大教授は『カナダで除去装置が稼働しているが、福島事故のように大量の汚染水から除去するには非常に巨大な装置が必要になる。除去は非現実的で、仮に海洋放出するとしても、薄めて基準値以下に濃度を下げるしかない』と話す。東電はトリチウムの処理方法について、『現時点では検討中』としている。」

長々と引用したが、ずっと疑問なのは「ねぜ早く地下水の流入を防がないか?」
こんなこと誰にでも分かるのに、ねぜ「地下水遮断のダム」を作らない?
これは先の「中国人民代」の記事と同じだが、
「地下ダムは金がかかるのか、東電はそれがイヤ?」
それとも、技術的に難しい?-そんなことはないだろう。
結局、原発事故の処理現場でも、またぞろ1960年代と同じようなことが起こっている。
地元漁協が反対の声を上げるのは当然だ。



つなげよう・広げよう・届けよう、京都市民の声 「京都市防災計画ー原子力災害対策編」市民意見発表会

2013年03月01日 | 原発ゼロ
2月28日、上記の「会」を京都市役所の寺町会議棟で開いた。
ネットを通じてのお知らせ・拡散がほとんどだったが30名近くの方に参加いただき
京都市の担当部局から出席された担当のお二人が、時間的には1時間10分しか時間が取れない中で
アイリーンさんの最初の意見と質問、出席の皆さんの手短な質問に助けられ、
かなり濃密な意見発表・討論会になった。

国が求める3月中の「計画策定」はどうにも無理があり
京都市も苦労をしているのが見て取れて、
「計画」は当然”暫定的”とならざるを得ない。
私も発言しようと準備したが、司会役で、
発言を希望される方も多かったので、できなかった。

「福島で起こった事態を真剣に踏まえる」ことを強く求めたい。
その点では「防災計画」の柱に、市民の「防災学習」「防災教育」を位置づけることが非常に大事で、
津波・大地震とは異なる「原発防災」を
大地震や津波との複合的大災害としてリアルにとらえ、市民ぐるみで議論・検証していくことが求められる。
発言の中でも出ていたが、
その点で各、市民が各地の消防関係者に「原発防災」について質問(要請)した際に
自分たちも「原発防災といわれてもどうしていいか分からない。私たちの方が教えてほしいぐらいだ」と答えていることはほんとは重大で、
これは対応された消防局の皆さんを非難するものでは全くないが
少なくても消防局の全職員に
”福島原発事故とはどのような「甚大な事故」だったのか”
”それはさらに、どんなに「甚大な事故」となりえるものだったのか”だけでも認識を一致させておくことが必要で
しかし、それが出来ていないことの現われだと思う。
改善を求めたい。