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京都・環境ウォッチ

いま京都で起こっている環境問題、自然環境の変化などにかかわって、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

「脱原発って、どうやって進めるの?」

2014年04月01日 | 原発ゼロ
Nさんから質問をもらいました。
以下、お答えしたものですが、「脱原発って、どううやって進めるの?」
「地元は大丈夫?」「再生可能エネルギー100%でほんとに、日本の今のエネルギー、やっていけるの?」という中身で
なかなか面白かったです。
こうゆう議論、もっともっと必要だと思います。

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質問いただきありがとうございます。以下、お答えします。

〇「原発ゼロの実現」「再生可能エネルギー100%」に向けて、どう実現するか。
ご存知のように、最も求められる課題は「政治的決断」です。そのため、日本の首相・国会の役割が要ですが、京都府知事が果たす役割も大です。府民の命をまもる、暮らしを守るという地方自治体の長の責務として、「原発」問題にきちんと向き合い、自らの政治的立場をはっきりさせることは政府への影響ももちろん大きく、自治体の長として「原発ゼロ」の立場からの具体化も様々です。そうした立場から、「脱原発・京都府宣言」を発します。

〇「関西電力は原発を廃炉にすればつぶれるが、関西電力をどのようにしたいか」についてです。
 ご存知のように、「原子力発電」は政府の支えなしには成り立たない産業となっています。高い電力は日本の今後の経済を元気にするどころか、その桎梏になるでしょう。危険な原発が私たちの安全・安心な暮らしを脅かすものであることは明らかです。しかし、この大きな危険性、矛盾の中でさえ、原発を持つ電力会社は原発にしがみつこうとしています。巨大電力会社が、こうした方向にしがみついていても、未来がないことは明らかです。企業は企業として、知恵と勇気を発揮し、新しい産業を展望して自ら舵を切る必要があると考えます。
 原発の廃炉は、実際上は現実的課題に浮上してきています。それは国家的事業にならざるを得ません。電力会社が、自らの企業の進むべき方向として、こうした新産業に関わっていくことは十分にありうることです。もちろん再生可能エネルギーの普及にむかって進むことも重要な選択肢でしょう(ただし、企業の自主性に任せておいては、それは困難ですが)。

〇原発が建設された地域経済の問題ですが、「原発ゼロ」の政治的選択は、むしろ原発所在地(仕事や暮らし)にとっていっそう重要と考えます。現在のように「原発ゼロ」の政治的決断が明確になされないもとで、日々の原発(の運転・検査など)の動きにかかわって仕事がまわってきた原発立地地域の暮らしが不安に陥れられています。私たちは危険な「原発」とは共存できないという立場ですが、その立場から政府が「原発ゼロ」を決断し、その廃炉のプログラムを具体的に確定し、作業にとりかかっていくなら、逆に地元のそれにかかわる仕事が具体的になります。過去にも行われた「エネルギー転換」の際の法的支援も重要と考えます。
 「使用済み核燃料」や廃炉後の核廃棄物の保管場所についてですが、全国的にどこが最も適切か、判断すべき立場にはありません。前提として、徹底した住民への情報公開と合意を大事にしながら、具体的に最も監視しつづけることに適しており、また相対的に安全な場所にすべきと考えます。いずれにしろ、「原発ゼロ」の政治的決断が、全国民の理解を得るための大前提・出発点になることは言うまでもありません。

〇「再生可能エネルギー100%は現在のように大量に電力を使う経済と暮らしが続く限り困難」ということですが、その通りです。私たちは、大規模な省エネと再生可能エネルギーの大規模な普及で「原発ゼロ」でも電力供給は十分可能と考えています。市民団体が出している提言(「原発も温暖化もない未来をつくる」)でも、電気などに変わる前の「一次エネルギー」は、2030年に(2010年比で)供給の46%、発電電力量の30%が削減可能と積極的省エネを提言しています。そうした考えをベースにしながら、「脱原発・京都府エネルギー計画」を、専門家・市民・事業者が幅広く参加する専門委員会を改めて立ち上げ立案します。「脱原発」でこそ、経済も元気になると考えています。こうした考えから、京都の中小企業の新技術開発や仕事づくりに結びつくものとし、京都経済の活性化の力にしようとも考えています。 

4月1日 榊原義道

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以下、Nさんの質問です。

尾崎さんは選挙ビラに「原発ゼロの実現、再生可能エネルギー100%」とすばらしい政策を書かれています。どのように実現されたいのですか?道筋を簡単におしえて下さい。
特に以下の問題を踏まえてお答え下さいませんか。
・ 関電は11基廃炉にすれば、つぶれるから、いつまでも再稼動と言うのですが、関電をどのようにしたいとお考えですか?

・他県ですが、長年京都に電力を送ってくれた、美浜・おおい・高浜は、原発やめれば経済がピンチです。どう助けたらいいとお考えですか?
それから危険な使用済核燃料、原発0にするなら京都でも保管すべきと思いますか?

・再生可能エネルギー100%は、現在のように大量に電力を使う経済と暮らしが続く限り困難です。郡部に太陽光パネルを大量に並べたり、風力回すのは限界があります。いったい、どんなプランで再生可能エネルギー100をめざしますか?



「『原発ゼロ』是非焦点に」「都知事選きょう告示」(朝日)

2014年01月23日 | 原発ゼロ
都知事選挙の候補者、出揃う。
「原発をめぐる姿勢の違いが明らかになり、『原発ゼロ』の是非が大きな焦点になる見通し」(朝日)
二面で「原発の距離問う」と
自民党政権は、「争点化に予防線」を張るそうだが
大きな争点になるのは必至、と思う。
読売は「細川氏『即時原発ゼロ』」が、一面の見出しに並ぶ

朝日は「成長のために原発が不可欠と言って政府が再稼働させようとしている。強い危機感を持ち・・・決意した」と細川氏の出馬を弁を伝える一方
「舛添要一氏の立場は微妙に揺れた」と
舛添氏は14日の記者会見では「脱原発が争点に位置付けられることに不快感を隠さなかった。一方で『私も脱原発と言い続けている』と触れた」
しかし
「自民党が党を挙げて支援する姿勢を打ち出すと、表現が変わった。原発14基が立ち並ぶ『原発銀座』福井県で20日に行った講演では『今日からだ脱原発というときに代替案がないのは無責任』と話し、再稼働についても・・・否定しなかった」
「発言が揺れ動く中での22日の会見。・・・再稼働については明言を避けた」

宇都宮健児氏は
もちろん「原発ゼロ」「原発再稼動は認めない」

舛添氏は「揺れ動く」とか「迷った」とか言うより
しばらくは「原発稼働」
都知事選挙の原発めぐる争点は極めて鮮明になっている。

細川氏「2020年までに脱原発の道筋を具体化する?」-これって、後退?

2014年01月18日 | 原発ゼロ
今日の「京都新聞」
東京都知事選挙、「細川元首相は、東京五輪が開催される2020年までに脱原発の道筋を具体化すると打ち出す意向を固めた」と
田中秀征氏が明らかにしたそうだが

これって、後退
小泉元首相は、「今ただちに原発をゼロにする」
この政治的決断が日本社会を変えていくと訴えたが、それが正論
東京都知事が
”2020年までに”
脱原発の”道筋を具体化する”と”打ち出す”とはわかりにくい。
ふにゃふにゃの印象

東京都知事は、首相ではない。
だから「政府が今すぐ原発ゼロを決断することを、東京都の知事として私はしっかり求めていく」
これでいい。
「道筋は政府が決めろ!」と
これは、「2020年まで待たなくても、今すぐ出来る」
そして、東京都ができる「電気エネルギーから他のエネルギーへの転換」や「再生可能エネルギーの活用・振興策」をどんどん打ち出せばいい。

こんなふにゃふにゃなことを言っていると、東京から日本を変えるなんて出来なくなりますよ。
負けを覚悟でやるのだから、もろもろの”脱原発困るな”の人たちの誘惑に負けずに
細川さん、
無我無心の境地で、透き通った決断を!

原発守る「秘密保護法」

2013年11月08日 | 原発ゼロ
先日、近所のオッちゃんと立ち話
「わしの友達、福島の第一原発に仕事でいっとるんやけど、心配や。
住んどる所は原発から6キロ。外に出られへんようになっとって、しゃべるなと言われとる」

4日の「赤旗しんぶん」
「原発全従業員 米国、身辺調査を要求」「秘密保護法で情報隠し拡大」と
「内部告発サイト『ウィキリークス』が2011年5月に公開した在日米大使館の公電(07年2月26日付、『秘』指定)によれば、核テロリズムを主題とした会合で米エネルギー省の幹部が文部科学省原子力安全課に、『核セキュリティー』の観点から、日本の原発施設内に出入りするすべての従業員に憲法違反の『適正評価』を義務付けるよう求めていたことがわかりました」と
「赤旗」は、
「秘密保護法ができれば、米国が『テロ防止』などを理由に重要な原発情報を『特定秘密』に指定するよう要求するにのは目に見えています」と指摘していますが、その通り

まさしく「原発事故隠す、”秘密保護法”」

京都での直近の「秘密保護法」反対デモは
11月14日(木)午後7時(河原町仏光寺東入るー寺町沿いの公園出発)で行われます。
主催は、弁護士のグループ、自由法曹団とKBS京都労組
コースは、河原町通を市役所前まで北上(詳しくは、KBS京都労働組合 ℡451-4468まで)

小泉元首相の「原発ゼロ」発言をめぐってー「読売」主張

2013年10月08日 | 原発ゼロ
小泉元首相の「原発ゼロ」発言をめぐって、
本日の「読売」が主張で難癖をつけている。「見識を疑う」と
言っていることは
「原子力政策をこれ以上混乱させるな」
”自民党内をこれ以上混乱させないで”という嘆きが見て取れる。

「読売」は、
「小泉氏は『原発ゼロ』の理由として、原発から生じる放射性廃棄物の扱い方を疑問視し、『核のゴミ処分場のあてもないのに、原発を進める方がよほど無責任ではないか』と主張した。 使用済み核燃料や、それを処理した際に出る放射性廃棄物の処分法は技術的に決着している」と書いたが、
こうゆうことを、疑問なく、”堂々と”主張で述べるところに
「原発推進」の考え方の、根本的な欠陥がある。
10万年も誰が管理できるの?「安定した地層」は10万年も安定していない。
自然という、人間が生かされている土台を無視した発想が原発事故を引き起こし、汚染水への心張り裂けるような向かい方を欠落させ、
一方、貪欲な「再稼働」「原発輸出」を叫ぶ。
だから、”100万年に1回の原発過酷事故”などと、彼らは”気軽に”吹聴し続けてきた。
この”安全神話”への「根本的反省」を、原発メーカーも電力会社も、「読売」も出来ていない。

『放射性廃棄物の安全な処分法』など技術的には全く確立していないし未決着である。
「見識」は小泉氏にあり、「見識を疑われる」のは読売新聞だろう。

8月30日「官邸前スピーチ」

2013年10月06日 | 原発ゼロ
9月7日の市民フォーラムのMLに書かれていました。
8月30日、小出裕章さんの「官邸前スピーチです」

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こんばんは。京都大学の小出です

事故から既に2年半経ってしまいましたが、毎週金曜日にこうやって皆さんがずーっとデモをして、集まりを続けてきて下さったということに対して、本当に有り難いことだと思います。ありがとうございました。

私は今日初めてあのドラム隊の一員としてこの場に来ましました。前から来たいと思っていましたけれども、私の主戦場は原子力という場だと思ってきまして、その場で私なりに闘ってきたつもりです。

かつて日本で公害問題があった頃に、公害企業を摘発してきちっと責任を取らせるということをやった方がいました。田尻宗昭さんという方で、公害Gメンと呼ばれていましたけれども、その方が、何か自分でやろうと思ったら、燃えて、燃えて、やり遂げるという気持ちがなければ何も成り立たないんだと、運動というのは数ではない、一人です、二人です、三人です、という言葉を残して、各地の住民を激励して歩きました。そうやって支えられて、一人、二人、三人と自分の心の中で燃える思いを積み重ねて闘い続けてきた方々がずっと残って下さいました。私もその中に入りたいと思いましたし、原子力の場で、一人でもいい、必ず闘い続けようと思ってここまで来ました。

でも今日この場に集まって下さっているみなさんは、それぞれにその思いを抱えて、一人でも今日また行こうと言って多分集まってきて下さったんだと思います。そういう方々がこんなにたくさんいて下さるということを、私は本当に嬉しく思いますし、みなさんがいて下さるということを力に、私もこれから原発を廃絶させるまで闘いたいと思います。どうもありがとうございました。

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同じ思いです。


東電と汚染水ー「朝日」素粒子

2013年09月28日 | 原発ゼロ


本日の「素粒子」(朝日)
「東電の手は自在に増減するらしい。汚染水対策には手が回らなかったが、再稼働する手はあると。食えぬその手」
その”食えぬ手”で、利潤をかき集め、ムサボリ食おうとする東電

原発事故からの、この間の顛末は、
人々の安全などお構いなしの彼らの実体を示してくれた。
「民主党政権時に、原子炉建屋周囲を地中の壁で囲み、地下水の流入を防ぐ遮水壁の設置に合意しながら、技術的な課題を理由に見送った。しかし、真淵氏が『1000億円レベルの債務形状で市場から厳しい評価をうける』として東電が政府に設置先送りを要請した文書を基に事実確認を迫ると、広瀬社長は『その通りです』と、設置断念が財政上の理由だったことを初めて認めた」(本日の「京都」)
東電さん、金より命!でしょ

彼らに任せたら、
我々、この食えぬ大企業に、命を渡すようなものだ。

「今夏節電11%-関電・数値目標なく。家庭用は前年以上」(毎日)

2013年09月27日 | 原発ゼロ
本日の毎日新聞
関電は「今夏(7月1日~9月24日)の電力需要実績について、節電比は「2010年度比で11%(280万キロワット)の節電効果があったと発表した」と
言いたいことは明確。
家庭用は昨夏の9%を上回り、「産業用は10%で昨夏の12%を下回った」
ちなみに、
「今夏の火力発電所のトラブルは85件で、昨夏の134件から49件減少」

汚染水「完全にブロック」、安倍首相のウソは致命的

2013年09月10日 | 原発ゼロ
”汚染水”をめぐる安倍首相の発言
これだけはきちんと記録し、社会的に、みんなで検証していかなければならない。

以下、8日付け「朝日」から

「『ヘッドラインではなく事実みて』汚染水巡る首相発言」

東京電力福島第一原発の放射性物質汚染水漏れをめぐる安倍晋三首相の発言要旨は
次の通り。

【招致演説で】
状況はコントロールされている。決して東京にダメージを与えるようなことを許したりはしない。
【国際オリンピック委員会(IOC)委員の質問に対し】
結論から言うと、まったく問題ない。(ニュースの)ヘッドラインではなく事実をみてほしい。汚染水による影響は福島第一原発の港湾内の0.3平方キロメートル範囲で完全にブロックされている
福島の近海で、私たちはモニタリングを行っている。その結果、数値は最大でも世界保健機関(WHO)の飲料水の水質ガイドラインの500分の1だ。これが事実だ。そして、我が国の食品や水の安全基準は、世界で最も厳しい。食品や水からの被曝(ひばく)量は、日本のどの地域でも、この基準の100分の1だ。
健康問題については、今までも現在も将来も、まったく問題ない。完全に問題のないものにするために、抜本解決に向けたプログラムを私が責任をもって決定し、すでに着手している。

日本にいる私たちから見れば、だれが見ても彼は「ウソ」をついている。
『状況は全くコントロールされていない』
事実を見てほしい。『汚染水は、全くブロックされていない』

10日「毎日」その他では、
「『制御』東電は否定」(毎日)
「安倍首相が五輪招致のプレゼンテーションで『完全にブロックされている』『コントロール下にある』と発言したことについて、東京電力は9日の記者会見で、『一日も早く安定させたい』と述べ、首相発言を事実上否定した」

安倍首相は国際的に公約した。
これへの反発は大きな波となって押し寄せてくるだろう。
こうゆう認識?、発言を行う人物が、日本の首相であることを深く、深く憂慮する。


昨日のキンカン行動

2013年09月07日 | 原発ゼロ
昨日の関西電力京都支店前のキンカン行動
150人ぐらいの参加で、怒りが吹きあがっています。
東電の”汚染水”ダダ漏れ放置問題
これをただすアピールも目立っています。

私の同僚が、”汚染水”という言い方大問題、と怒っています。
その通りで、”汚染水”というと、なんか”うすーい”感じで
福島原発から日々排出されている水は、そんな”うすーい”水でなく
えげつない『毒水』です。
これがずっと流されっぱなし

東電はこれを止めることに責任を持ちません。
なぜなら、対策には大金が掛かり、会社の存在を完全に脅かすものだから
そんなことに大金を投入するのは、彼らの「企業論理」にそぐわない。
「こんな所に会社の金を投入していたら、会社つぶれる」「これは、企業の仕事ではないよ」

それに対して、日本社会を存続させる立場で対処するのは、本来は「政府」でしょう。
安倍さん、「日本を取り戻す」って、そうゆうことじゃないの?
強烈な放射能を、『閉じ込める』ことさえできていない。
原発事故をこれ以上広げない、日本を存続させるために全力を尽くすのが
政府の仕事、「保守」の仕事でしょ。
大企業の横暴を規制し、政府がこの時こそ、その役割を果たす
もう数時間で、オリンピック招致の演説だそうだけど
オリンピックより、汚染水対策が先でしょ。
知恵と力を100%発揮し、政府一丸、政治が一丸となって全力で事に当たる時
国会を開き、日本の抱える緊急・最重要問題として、全党で真剣な議論を!

高濃度放射性物質(汚染水)が押し流す”東京オリンピック”

2013年09月06日 | 原発ゼロ


昨日から今日にかけてのテレビ&新聞
3都市の最終プレゼンを前にした「記者会見」が取り上げられた。
「東京 汚染水で守勢」(毎日)
日本には「報道陣から6つの質問中、4問は汚染水漏れに集中。竹田恒和理事長は『東京は絶対に安全だ。福島から250キロ離れており、皆さんが想像する危険はない』と懸念の否定に追われた」
”福島から250キロ離れているから安全”?
感覚がずれている。チェルノブイリから300キロエリアを、当時私たちはどう見ていたか?
「300キロ離れていても危ない!」と

テレビの記者会見を聞いていたら、
「現実に3500万人の人々が住んでいるんです・・・」というくだりがあったが、
これは逆効果で、
”そんなに危ないところに3500万人も住んでいるのか!”という雰囲気だった。
それを日本人がやむなく受け入れるのは勝手だけれど、外国のアスリートや観光客にお勧めするのはどうなんですか?と、そこを記者たちは突っ込みたかった。
”絶対安全”を繰り返すたびに、”実は、危なそう”と聞いていて思った。
どうみても、”東京オリンピック”はない。

福島第一の「汚染水」

2013年09月02日 | 原発ゼロ


この問題だけは、本当に暗澹たる気持ちになる。
先日、共産党の中央委員会にも電話した。
「根底に”楽観論”がある」と
汚染水が地下で漏れ続けていることに対し、気にしている人がほとんど(政府・東電に)いない。
原発”安全神話”と同じ、『安全神話』が続いている。
タンクは急造、溶接もされていない。
今後、どんどん漏水が増えるが、あとは野となれ山となれ?
放射能は、”野や山となれ”とはいかない。

”何とかなる”と思っている?いや、考えないようにしている人はまだましで
安倍首相や麻生大臣、そのた自民党政権の面々で、事態をまともに認識している人がいるか!
海外視察やオリンピックどころではなくて、
「日本を取り戻す」という安倍首相! 『国家存亡の危機』ではないか!

本日の「毎日」風知草
「まずい流れだ。放射能汚染水。制御できない」と
特に、現場の実働部隊の強い不満が紹介されている。

「管理職が(屋外の)現場に行かないんですよ。ほとんど線量浴びないで退職していく管理職がかなりいる。そのことに対する不満が職場にある。『(点検や補修のため、現場に)行ってきて下さいよ』と管理職にはっきりいう人もいますが、(廃炉作業の)実施計画には『屋内で管理』と書いてある。管理職はそれを盾にとるんですよ」
「名前も、年齢も、職種も書けない。跳ね上がりの不満分子ではない。慢性的情報不足、場当たり的命令と職場の風通しの悪さに泣く平均的社員」の言葉という。

『いま、職場では、汚染水タンクのパトロール要員をどう割り振るかっていう話をしています。記者会見で副社長が『1日4回(従来は1日2回)やる』って言っちゃったでしょ? でも人手は増えない。あれやれ、これやれって言ってくるけど、現場作業員の(被ばく)線量なんか本気で考えていないと思う』
『こないだ、大臣が来てどなってましたね。ああいうの見ると、ふざけんなって思いますよ。オマエに何が分かるんだって』

「汚染水の一部海洋流出は事故直後、2011年4月の段階で露見していた。首相補佐官だった馬淵澄夫元国土交通相(53)が、新たな地下水の流入を防ぐ土中壁の建設を求めたが、東電は無視。曲折を経て壁の建設は始まったものの、何事も受け身で渋々という東電流は相変わらずだ」

こうゆう東電、政府が厳しく『規制』『管理』以外ないでしょ!
政治が、髪振り乱して、激しく迫る以外にないでしょ! 




小泉純一郎の「原発ゼロ」(毎日・風知草)

2013年08月26日 | 原発ゼロ
今朝の「毎日」風知草
「脱原発、行って納得、見て確信」
今月中旬に、小泉純一郎氏(らの一行)が脱原発のドイツと原発推進のフィンランドを視察しての感想は、「それに尽きる」という。
視察には三菱重工業、東芝、日立製作所の原発担当幹部とゼネコン幹部、計5人が同行した。原発推進へ考えを変えてほしいという幹部に対し小泉は
「今回いろいろ見て、『原発ゼロ』という方向なら納得できると思ったな。ますますその自信が深まったよ」
山田氏は帰国後、小泉元首相に感想を聞いた。
ーどう見ました?
「10万年だよ。300年後に考えるっていうんだけれど、みんな死んでるよ。日本の場合、そもそも捨て場所がない。原発ゼロしかないよ」
ー今すぐゼロは暴論という声が優勢ですが。
「逆だよ。逆。今ゼロという方針を打ち出さないと将来ゼロにするのは難しいんだよ。野党はみんな原発ゼロに賛成だ。総理が決断すりゃできる。あとは知恵者が知恵を出す」
「必要は発明の母って言うだろ?敗戦、石油ショック、東日本大震災。ピンチはチャンス。自然を資源にする循環型社会を日本がつくりゃいい」

全部賛成。共産党と同じ考えだ。

9月15日「原発とまった!このまま廃炉」を求める京都デモ、します。

2013年08月19日 | 原発ゼロ


9月15日“原発とまった!このまま廃炉”京都デモをします。

全国の全原発が再び止まる9月15日、「全原発停止」を知らせ、「次は廃炉」へ進もうと呼びかけるデモをします。
政府は、“次々再稼働”を狙っていますが、福島第一原発事故の現実とその後の運動・世論は、この9月に、再び「原発の動いていない日本」を作り出します。
デモは、そのことを知らせ、危険な原発はもう二度と動かさないで! 
政府の意志で「原発ゼロ」を決め、このまま廃炉にむかへ、と求めるものです。

当日は、出発前集会などは行わず、午後2時半から集合を始めて、午後3時デモ出発の予定です。
上記の主旨に賛同いただける皆さん、ぜひデモにご参加ください。
周りの皆さんにも、デモへの参加を呼びかけて下さい。よろしくお願いします。
楽器大歓迎、横断幕・メッセージボード、
市民の皆さんの共感を広げるフレンドリーな表現をお待ちしています。
   
日時:9月15日(日) 午後2時半集合、3時出発
集合:円山公園しだれ桜西側-ラジオ塔前
*円山公園は、東山四条八坂神社の東にあります。
*デモコースは、円山公園から四条通、河原町通を通って、京都市役所前までのコースです。

呼びかけ人:アイリーン・美緒子・スミス、池田文穂、井坂洋子、石田紀郎、伊塚浩平、内富一、川越義夫、清本ゆきえ、小坂勝弥、榊原義道、坂本真有美、佐々木佳継、白塚悦子、宗川吉汪、竹川智顕、槌田劭、寺野哲也、中本式子、西本仁美、藤井悦子、松本修、村上敏明、森野修一、山田吉則、吉永剛志

主催:“原発とまった!このまま廃炉”京都デモ実行委員会(上記のメンバーが、このデモのために作ったものです)