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京都・環境ウォッチ

いま京都で起こっている環境問題、自然環境の変化などにかかわって、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

6月26日、キンカン三周年デモー元気に歩きます!

2015年06月19日 | 原発ゼロ
2012年6月29日から始まったキンカン行動
関西電力京都支店の前で午後5時から7時まで
「関西電力、原発諦めろ!」「高浜原発再稼働するな!」
「命が大事」「命を守れ」とアピールを続けてきました。

6月26日(金)は、キンカン三周年
4年目の行動の始まりの日です。
キンカン行動と合わせて、
午後6時半から
ビックカメラ横の公園集発で、関電京都支店を二周まわる
「関電・ぐるぐるデモ」を行います。
アピールグッズを持ちより歩きましょう。

高浜原発再稼働の愚行ー問われる京都府知事と議員

2015年04月12日 | 原発ゼロ
ねっとわーく京都の2015.6月号に書きました。

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高浜原発再稼働の愚行―問われる京都府知事と議員

高浜原発「運転差し止め-月内判断か」
 
 3月12日、京都、朝日の両紙は、住民が訴えていた高浜原発3.4号機と大飯原発3.4号機の運転差し止めを求める仮処分の尋問終了を伝えた。
京都新聞は、「高浜原発で福井地裁」「差し止め-月内判断か」の見出しで次のように書いた。
「住民側弁護団によると、樋口裁判長は高浜3.4号機が原子力規制委員会の審査に合格したことに言及。『機は熟している』と早期に決定を出す方針を明らかにした」。担当の「樋口裁判長は、大飯原発3.4号機の再稼働差し止め訴訟を指揮し、昨年5月には再稼働を認めない判決を出した」。
当然、原発ゼロへの前進に、期待が広がる。

高浜原発動かすな!-広がる市民の運動

 この春、関西電力が福井の原発再稼働に向かってしゃにむに進もうとする中、京都でそれに反対する
様々な動きが広がった。毎年行われているバイバイ原発・京都の円山大集会は、3月7日、雨の中2000
人の市民が参加、舞鶴で行われた北部集会も500人が参加する取り組みとなった。
 これに先立つ2月の行動は、「高浜原発再稼働反対!」と合わせて「被害地元の京都府は、自治体の
仕事をきちんと行え!」と、府知事や府会議員に「役割を果たせ」と求めるものとなった。京都原発ゼ
ロネットに集まる労働組合や市民団体は、府への申し入れや二度にわたる府庁周辺での街頭宣伝と昼休
みデモを百数十人で行った。
各地の脱原発グループやキンカン行動を続ける市民は、京都府議会への陳情書や「原子力安全協定」
問題でのアピール行動を繰り返した。
1月から始まった、45名の市民が呼びかけた「高浜原発再稼働反対の意見表明と、立地自治体並みの安全協定締結等を求める陳情書」(連絡先:グリーンアクション。高浜原発再稼働に反対する京都府民有志)は、提出日の2月26日には京都の北から南まで、3408名が参加する大運動となった。次々と寄せられる賛同に整理が間に合わないほどで、提出後の記者会見は、NHKが夕方のニュースで大きく取り上げた。
 2月10日、京都新聞は、原子力規制委員会が高浜原発3.4号機の再稼動「合格」審査書を12日に発
表すると報じた。この動きに、キンカン行動に参加する有志は、12日夕刻、四条河原町での抗議宣伝を
緊急に呼びかけた。手作りの横断幕が作られ、駆けつけた市民は雨の中、「危険な原発、動かすな」「高
浜原発は不合格」と訴えた。翌日の京都新聞は、雨中で訴える村上敏明さんの横顔をカラー写真で載せた。

原発は超危険な公害工場-新「安全協定」(案)に物申す京都府庁前アピール

原子力規制委員会が高浜原発再稼働に向け「新・規制基準」合格の発表をした翌日から、私たちの京都府庁正門前アピールが始まった。それは最初、1回だけの予定だったが、2月20日、27日と続き、27日の締結日には午後4時15分から「協定締結」に物申す行動となった。のべ4回の行動には120人以上の市民が参加した。
呼びかけは、次のように訴えている。
「2月13日の正午、府庁正門前に-高浜原発再稼働反対!・新『安全協定』(案)にもの申す」
「1月28日、京都府と周辺の7自治体は関西電力と協議を行い、『原子力安全協定等の考え方』について基本的な合意を行いましたが、私たちは、直接的な被害を受ける住民として到底納得できません。福井で起こる原発事故は、私たちの全てを奪います。私たちは直接的な『被害者』となります。しかし、私たちには、この危険な工場の運転に際して、説明さえ受けられません。ましてや事前の『住民合意』も保障されていません。これまで、私たちの周辺に公害をまき散らす危険な工場などが進出する場合、住民への説明や住民合意は一般に認められてきました。原発事故は県の違いを超え、京都府民も大規模に被災します」
「京都府は、私たちの声を聞き、京都府の対応について、府民に説明する場を持って下さい」
しかし、京都府は市民への説明も持たず、議会での真正面からの議論もなしに、関西電力との「協定締結」を強行した。当日、協定締結の会場が、ホテルから府庁内にバタバタと変更された。関西電力の八木誠社長は京都府庁内に正門からは入れず、裏門から入った。

関電、重大事故が起きて初めて説明?―「安全協定(案)」

京都府と関西電力が合意した「高浜発電所に係る原子力安全協定等の基本的考え方」には驚いた。「協定(案)」には、開いた口が塞がらなかった。
徹底した情報公開が盛り込まれているわけでもなく、もちろん京都府が高浜原発再稼働にあたって
「同意権」を関西電力に求めるものでもない。当初語られていた「立地県並み」などでは全くなかった。
簡単な文書だが、「協定(案)」「事項」5番目に、「運転再開の事前説明・意見」という記述がある。高浜原発に関わって、どういった時に関西電力は京都府に説明を行い、府が意見を述べるかという点を整理したものだが、それはたったの81文字、6行のメモのようなものだった。

(以下、全文)
<運転再開の事前説明・意見>-(現行協定はなし)
改定案
・ 周辺環境に著しい影響を及ぼす恐れがある事故で原子炉を停止した場合の運転再開は事前に説明
・ 府は安全確保対策について意見を述べることができ、関西電力は措置状況を回答

「運転再開」に関して、これ以外の記述はない。京都府に申し入れた際、担当者とも確認したが、「今回の高浜原発3.4号機は、対象外」とのことだった。
はあ?・・・京都府と関西電力の“原発安全協定”の発動は、環境に著しい影響を与える事故が発生
した後になって、それが再稼働する時になって初めて「事前に説明」がされるのか!
私たちが求めていることは、そうした深刻な事故が絶対に起こらないようにすることだ。京都府知事は、「府民のいのちと暮らしを守る」という地方自治体の長としての仕事をしていると言えるのか。
申し入れの際、府の担当者は、原発と自治体の関係については国の制度が問題と述べ、自治体が原発の建設や運転に際して許認可はもちろん「関与」についての法的な仕組みがないことを述べた。「だから関西電力との協定は、まず結ばないと話が進まない」と。原発に関わる国の制度が大問題なのは明らかで、例えば、一般的な「環境アセスメント条例」の観点から言っても、現状で原発の運転など全く認められない。
しかし、だからこそ、京都府知事は直面する高浜原発3.4号機の再稼働問題で、「福島第一原発で起こったレベルの事故を想定して運転される原発の稼働は、現状では決して認められない」と発言すべきで、関電とそうした立場で交渉することが求められる。
 
たった14分で否決―「高浜原発再稼働反対」請願

 3月3日、私たちは「高浜原子力発電所3、4号機の再稼働に反対する意見書を求める請願」を府議会に提出した。大規模な陳情書は、少なくない影響を議会各会派に与えているだろうが、これだけでは府議会での議論が保障されない。紹介議員には共産党の4議員が署名してくれたが、私たちの思いはすべての会派がこの京都の一大事ともいうべき「高浜原発3.4号機の再稼働」についてしっかりと反対を表明してほしい、他に考えがあれば堂々と議論してほしいというものだった。しっかりした議論こそ、私たちが持つ力だ。
3月10日、京都府議会府民生活・厚生常任委員会で請願審議を傍聴した。結果は「不採択」だったが、委員会の“生”は面白い。
会場は、入口近くの壁際には傍聴席があり、イスが5脚並んでいる。前方で委員(議員)9人が楕円形のテーブルを囲み、私たちとの間に理事者側の京都府職員が46人、黒っぽい上着で座っている。イスには1センチほどの資料が置かれていた。
「府民生活・厚生常任委員会及び予算特別委員会府民生活・厚生分科会 議事次第」。午後1時半開会。会議の流れは、開会後、付託議案(討論・採決)、審査依頼議案(適否確認)、付託請願・・・と続き、請願は13本が出されていた。老人医療費助成制度の拡充などを求める請願はまとめて議論され、その後、「年金削減の取り止め」や「福祉労働者の処遇改善・人材確保」に関する請願が審議され、否決された。
午後2時35分から、高浜原発再稼働に反対する請願の審議が始まった。共産党の委員が賛成の討論を行ったが、驚いたのは、その後。民主党の委員長は「ご発言も尽きましたので・・・」と、もう採決に移ろうとする。私たちの世界では、賛成討論が行われ、その後意見がでなければ、「では可決」となるのだが、府議会はそうではないようだ。このまま、みな黙んまりのまま否決されるんか?と思っていたら、共産党委員が、非常に大事な問題なので「何も意見なしでは困る」「委員皆が意見を言うべき」と発言を始めた。これ、議長(委員長)がやる仕事でしょ、と思いながら聞いていたが、共産党の委員が三度、繰り返し他の委員の発言を促して、やっと別の委員が発言した。
 自民党の委員が、まず「考え方が違う」と話し始め、「(原発は)国のエネルギー政策に深く関わって
いる。これ以上電気代が上がったら耐えられない。下げてほしいという声は共産党の方も言っておられ
る。安全対策は別の話。(原発については)考え方が根本的に違う」と短く発言。
その後、共産党委員がもう一度発言し採択となった。
「賛成の委員は?」「二人です」(共産党委員)。「挙手少数。不採択とします」。
「反対」は問わないんですね。ちなみに、この委員会の構成メンバー9名は、自民党4名、民主党2名、共産党2名、公明党1名でした。 
「高浜原発再稼働」は、京都の一大事なのに、たったの14分の議論でいいのでしょうか?この課題、
府議会で特別に委員会を設けてでも真剣に議論すべき大問題だと思います。そして、府民の意見をもっと聞くべき。発言が出ない委員会なら、請願者に請願主旨を説明させるべきでしょう。府民とともに考え、歩む議会へ、もっともっと前に進めないと、とつくづく思いました。

「高浜原発3・4号機再稼働」についての公開質問状(京都市左京区・府・市議候補)

2015年04月04日 | 原発ゼロ
3月25日、一斉地方選挙(京都市左京区)に立候補予定の皆さんに
「高浜原発3・4号機再稼働」についての態度を聞く「公開質問状」をお届けしました。
以下、回答があった皆様と党派です。(府)は府会議員候補、(市)は市会議員候補の略です。

(敬称略・到着順)

(府)みつなが敦彦(共産党) <再稼働に反対>
・「福島第一原発事故から4年たった今も、収束も出来ず原因も不明で、一旦事故が起これば深刻な事態を招くことは明白です。安全な原発などなく、避難計画も不十分な中、再稼働などありえません。原発ゼロの決断をし・・・(以下、略)」

(市)宇佐美賢一(維新) <再稼働に反対>
・「京都維新八策に記載の通り、自然エネルギーの活用と代替エネルギーの研究を促進し、原発フェードアウトを目指しています。高浜原発については、核廃棄物の最終処分が決まらない中での再稼働に反対です」

(市)広海ロクロウ(市民ネット) <再稼働に反対>
・「大飯原発運転差止請求事件判決の理由として述べられていることに強く共感します。文字数の制限がありますが、以下に「9-被告のその余の主張について」を参考までに引用させていただきます。「他方、被告は本件原発の・・・(以下、略)」

(市)加藤あい(共産党) <再稼働に反対>
・「人類と原発が共存できないことは、福島原発事故で明らかです。京都市が関西電力と「安全協定」を結んだことは、再稼働の前提として許すことができない。」

(市)巻野友彦(自民党) <再稼働に反対>
 (コメントなし)

(市)とがし豊(共産党) <再稼働に反対>
・「そもそも原発の技術は未だ確立しておらず使用済み核燃料の処分方法も確立していないため、実用してはいけないものであり、即時撤退すべきです。稼働原発ゼロのまま廃炉を求めます。」

(市)鈴木正穂(民主党) <再稼働に反対>
・「3,11 フクシマを忘れてはならない!」

(府)石田宗久(自民党) <どちらとも解答できません>
・「再生可能エネルギーがベース電源となりえない現状の中では、経済活動等を考えた時やむを得ないところもある。安全協定がしっかり守られるか厳しくチェックしなければならない。原発に頼らなくする為には早急に新エネ・・・(以下、略)」

お答え頂いた皆さん、ありがとうございます。
そして、お答えいただけなかった皆さん!
「高浜3.4号機再稼働」について皆さんの政策を、
ぜひはっきり、選挙運動の中で有権者にお示し頂きたいと強く思っています。

*なお、この場面では頂いたコメント100字以上は省略させていただきました。


京都・府市会議員選挙 「高浜原発再稼働」について問う公開質問状

2015年03月30日 | 原発ゼロ
3月25.26日、「高浜原発3.4号機の再稼働」の賛否を問う「公開質問状」を、
左京区の府・市議会選挙立候補予定者に届けてきました。

“選挙直前、皆さん、どう言うか”、返事にご期待下さい。
Fbとこのブログで報告します。

下京区、北区、右京区、伏見区、中京区でも同様の取り組みが行われています。
伏見区では醍醐や横大路を村上さんと一緒に回りました。
あと、村上さんが市バスを使って、足を運んでいます。

選挙前には、立候補予定の皆さん、一番有権者が気になります。
質問状でなくても、電話でもいいと思います。
「高浜原発再稼働、どうお考えですか?この点、大事な問題と思うので、ぜひお聞きしたいのです・・・」
と電話をするのも効果的だと思っています。

左京区の締め切りは30日、今、共産党の光永さん、維新の宇佐美さん、市政を考える会の広海さん、共産党の加藤さん、自民党の巻野さん、共産党の冨樫さん、樋口さんから返事が返ってきています。
明日は直接事務所に電話しようと思っています。

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ちなみに、3月の京都市議会での各党の態度
「高浜原発3.4号機再稼働の中止を求める意見書」に対して
共産党が(賛成)、
自民党・民主党・公明党・京都党・無所属A・無所属Bが(反対)で
意見書は否決されています。

金、貪り食い虫としての原発

2015年03月24日 | 原発ゼロ
「原発と大津波ー警告を葬った人々」が面白く、腹立たしい。
岩波新書で著者は添田孝史氏
東日本大地震の大津波
東電は「想定外」を何度も繰り返していたが、
実は東電も保安院も、そうした津波の恐れがあること、
その場合「炉心損傷や全電源喪失を引き起こすこと」もわかっていた、と。

著者は、その証拠を
福島原発事故調査委員会(国会事故調)が明らかにした電事連の膨大な資料から発掘し新書にまとめた。
電力会社側の資料だからこそ面白い。そして読めば読むほど、腹立たしい。
この「基本構造」は、今も変わっていないから。

1993年の北海道南西沖地震までは「津波想定は既往最大を基本としていた」
しかし、その後の1995年の阪神淡路大震災、
それを経て作られた「地域防災計画における津波防災対策の手引き」(7省庁手引き)は、画期的に変わった。
「科学的に発生してもおかしくもない地震も想定する」方針を打ち出した。

ところが、逆襲が起こる。
2004年、中央防災会議事務局が、日本海溝の専門調査会で想定の地震は
「既往最大よりさらに後退し、繰り返し発生し、証拠が沢山残っている地震に限定」された。
これは単なる事務局内部の方針転換だが、これが8年間も秘密にされ、しかし実際は力を発揮していく。
この公開は、なんと2011年3,11大事故が起きてから4ヶ月後、著者の情報公開の末にだった。

そこに「東電からの圧力はあったのか」と話は続く。
「実例1、2、3」と続くのだが、ぜひ読んでいただきたい。

こうした「わかってたのに、ヤッチャッタ!」原発事故の後始末を
私たちは税金と、電気代の値上げで尻拭いさせられている。
現状ではこれからもずっとさせられるし、
その結末は、日本の大地もふる里も暮らしも人間関係も奪われることになるかもしれない。
24日の「京都新聞」朝刊1面トップに
「廃炉に国費1892億円」の記事があった。
「福島第一原発1~4号機の廃炉・汚染水対策に2011年度から14年度まで、国が投じた費用が計1892億円に上ることが23日、会計検査院の調査で明らかになった」
国が東電に投入する事故の賠償費は「上限9兆円」だが、「国債で交付するため、借入に伴う利息約1264億円は実質的に国民の負担になる」
「9兆円のうち2,5兆円は除染費用で、この分は機構が保有する1兆円の東電株の売却益で回収する」そうだが、これは東電の株価が今の2,5倍にならないと賄えない話
”潰れた東電””危ない東電”をどこまで、おんぶにだっこする?

大島賢一さんは、会計検査院が指摘する前に国が言いなさい!
9兆円については『利息分が全額国民負担』なんていう話ではなく、
「元本自体のほとんども国民が電気料金などで担うことになる」と厳しい指摘。
この社会で、国が一企業である東電を支援し、株価アップにまで配慮するというのは、全くいかがなものか!と
これらをちゃんと繰り込むと、原発で作る電気は、火力(10.7円)よりも高い。11,4円/kw
この額には、核のゴミの長期にわたる処理・管理費用は入っていない。

いま私たちが十分考えなくてはならないのは、
事故前には「100万年に一回も、事故、起こりませーん!」とうそぶかれ
事故が起きたら「わかってたけど、ヤッチャッタ!」か、と
そして、4年たったら
「ああゆう事故が起こるかもしれないけど、電気代高いの、困るでしょ!しばらく原発、しょうがないでしょ!」と居直る。
彼らは原発事故がまた起きても、
賠償費用なんて、国債発行し、国民から税金とればいいやん!と思ってる?
放射能雲にも、「すぐに死ぬレベルではありません」と、言うか。

大企業つぶしたらアカンだろ!と、そればっかり
関電なんかも必死の形相だ。
これを封じるのは、私たち有権者・国民・市民しかない。
これは、封じるしかない!


京都府に「原子力安全協定」問題で申し入れー2月20日

2015年02月23日 | 原発ゼロ
20日、京都府知事に「原子力安全協定」問題で申し入れを行ってきました。
以下、概要です。

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20日、京都府庁門前前宣伝後、府原子力安全課に下記の申し入れを17人で行ってきました。府の担当者の説明の基本は
「(原発については)根本は国がしっかりやること。(府など自治体については、原発にかかわって)法的な位置づけがない」
「安全協定については満足しているものではないが、ここまでこじ開けてきた」という内容でした。

私の方からは、
①、福島の事態を見れば、「立地自治体」か否かに関わらず、京都府民も全て事故発生で被害者になること
②、関電も府も、「福島事故レベルの重大事故」を原発防災に関わって想定しているはず
③、高浜原発再稼働は、「安全協定」の対象にはなっていない、
という3点で府の考えを確認しましたが、
これはその通りということです。

重要な申し入れとして

京都府は、法的に原発の建設や稼働についての許可・不許可の権限は得ていないが
日本の法律が定める地方自治体の仕事として
府民のいのちと暮らし、1000年の歴史を持つ京都を守る責務があること
その立場から関西電力に
「徹底した情報公開」「説明をさせる(府民にも)」「意見を言う」、そして
被害を受ける自治体の「同意権」、などを求めること
少なくても、「原子力安全協定案」について、まず府民に説明をすること
府民への説明なしには絶対に締結しないよう強く求めました。

京都府の返事は
府民への説明といっても
説明する相手は、議員とか様々・・・というものでした。


京都府知事 山田啓二様
                                    2015年2月20日
        原子力安全協定に関わる説明会の申し入れ

福島第一原発事故からもうすぐ4年です。原発事故が簡単に収束するものでないことは、誰れの目にも明らかになっています。関西電力は高浜3,4号機の再稼働を強行しようとしています。京都府地域防災計画でも明らかにされていますが、福井県の原発は、「過酷事故」が想定されています。
原発の過酷事故は、京都の歴史も暮らしも、そのすべてを奪います。私たちは、こうした原子力発電所の新設にも稼働にも強く反対します。これは、私たちの心からの叫びであり、私たちに続く子どもたちの叫びだと思います。

京都府は1月28日「高浜発電所に係る府・関係市町村連絡会議」を開き、「高浜発電所に係る原子力安全協定等の基本的考え方」について承認しました。この「安全協定」の行方に私たちは注目していましたが、大きな失望を禁じえません。この「協定等の基本的考え方」には、徹底した情報公開が盛り込まれているわけでもなく、もちろん京都府が高浜原発の再稼働にあたっての「同意権」を関西電力に求めるものでもなく、当初語られていた「立地県並み」でもありません。
そこでは「運転再開の事前説明・意見」の項で、「周辺環境に著しい影響を及ぼす恐れがある事故で原子炉を停止した場合の運転再開は事前に説明」などと記されています。「地域防災計画」では「過酷事故」が想定されていますが、この「協定等の基本的考え方」は、そうした事故が最初に発生した場合、何か効力を持ちえますか?こうした事故が決して起こらないようなやり取りが、関西電力との間で求められているのに、京都府は求められる仕事をしていません。このような骨抜き甚だしい「協定」では、府民のいのちと暮らしを守ることはできません。

山田知事さん、あなたは2012年の新年の挨拶で、「府民の皆様と『こころ』をひとつにし、京都から日本再生の灯りをともして行くためにも、『誰もが幸せを実感できる希望の京都』を実現するために全力を挙げて取り組みます」「東日本大震災を教訓に、防災対策など皆様の生命と暮らしをしっかりと守るための課題に速やかに対応する」と決意を明らかにしました。
であれば「京都から日本再生の灯りをとも」すため、「希望の京都実現」「府民の生命と暮らしをしっかりと守る」ため、高浜原発の再稼働にきっぱりと反対してください。原子力安全協定については、今回の高浜原発再稼動に当たって、関西電力が京都府民にしっかりと情報公開し、京都府にしっかりと説明すること、京都府の質問にしっかりと答えることを求めてください。私たちは福井県民と同様に原発事故が起こればすべて原発事故被災者になります。危険な工場の新設や稼働に当たって、京都府や府民の同意が求められるのは当然ではないでしょうか。

以上の点にたって、以下、申し入れます。

京都府が高浜原発に関して関西電力と結ぼうとしている「原子力安全協定」について、京都府民に対する説明会を開催してください

アーリーン・美緒子・スミス、井坂洋子、内富一、榊原義道、藤井悦子、村上敏明、吉田明生、
米田良治、
 



高浜原発再稼働反対!原子力安全協定に骨を入れよう!京都府庁前アピール

2015年02月19日 | 原発ゼロ
「高浜原発再稼動反対!」「原子力安全協定に骨を入れよう!」
第二回府庁門前アピール行動のお知らせとお願い

〇時々雪がちらつく中でしたが、13日正午、府庁前には50人の皆さんが参加され
熱心なアピール行動になりました。ご参加の皆さん、お互いお疲れ様でした。
行動後、7人の有志メンバーで相談し、20日にもう一度府庁正門前での行動を行おうということになり、皆さんに呼びかけるものです。

〇17日から20日は府会議員の皆さんが議会に出席する日です。山田京都府知事と府会議員、そして京都府の職員の皆さんに、府民の命と暮らし、京都を壊さないため、今こそ声を上げようと呼びかけます。皆さんのそれぞれのアピール大歓迎です。

〇京都府などと関西電力の「安全協定等の考え方」では、「周辺環境に著しい影響を及ぼす恐れのある」原発事故が明確に想定されています。私たち京都府民は、京都府知事に対して、それが及ぼす被害予想や避難計画の内容、その有効性、それを事前に防止するため、京都府はどう仕事をするのか、など質問する権利があります。また、「原子力安全協定」についてもしっかりと府の考えを伺いたいと思います。20日には府知事に、その説明会を持つように要請をします。

〇第二回アピール行動
2月20日(金)正午~午後1時
場所:京都府庁正門前

*最初の呼びかけ:アーリーン・美緒子・スミス、井坂洋子、内富一、榊原義道、藤井悦子、
村上敏明、吉田明生、米田良治   

これでいいのか! 「高浜発電所に係る原子力安全協定等の考え方」

2015年02月06日 | 原発ゼロ
以下が、京都府と高浜原発から30キロ圏の7市町村、関西電力が協議し、「異議なく了承された」「高浜発電所に係る原子力安全協定等の考え方」(部分)です。
これには、「異議、大あり」です。

・・・・・・・・・・
高浜発電所に係る原子力安全協定等の考え方

(1)京都府(※立地県に準じた協定)
<高浜発電所に係る京都府域の安全確保等に関する協定(案)>

事 項:計画に対する事前説明
(現行協定)発電所増設計画は事前に説明。
府は意見を述べることができる。
(改定案)発電所増設に係る建設計画及び原子炉施設の重要な変更は事前に説明。
・府は意見を述べることができ、関西電力は措置状況を回答。

事項:輸送計画の事前連絡
(現)-なし
(改定案)新燃料、使用済み燃料及び放射性廃棄物について府域を通過して輸送するときは事前に連絡。

事項:異常時の通報連絡措置
(現)異常事態が発生したときは直ちに連絡。安全確保の特別措置を要望したときは善処。
(改定案) ・同左
・安全確保の特別措置を要望したときは適切に対処。

事項:現地確認
(現)-なし
(改定案) ・必要があれば府は現地確認できる。
・府は意見を述べることができ、関西電力は措置状況を回答。

事項:運転再開の事前説明・意見
(現)ーなし
(改定案) ・周辺環境に著しい影響を及ぼす恐 れがある事故で原子炉を停止した場合の運転再開は事前に説明。
・府は安全確保対策について意見を述べることができ、関西電力は措置状況を回答。

事項:原子力防災対策
(現)-なし
(改定案) ・関西電力は防災対策の充実強化、連絡体制の整備及び教育訓練を実施。
・関西電力は府の防災対策に協力。

・・・・・・・・・・・・・
上記のものは、京都府のホームページにアップされています。
問い合わせ先は、府原子力安全化(075-414-4466)です。


鳥の目 虫の目 脱原発の風 最大手も動かす(毎日夕刊・1月21日)

2015年01月21日 | 原発ゼロ
本日の「毎日」夕刊二面 「鳥の目 虫の目」
「脱原発の風 最大手も動かす」と
編集委員の大島秀利さんが、ドイツの脱原発事情を書いている。

「年始に最も目を覚まされたのは、電力業界の異変で騒ぎになっているというドイツからの年賀メールだった」
「ベルリン在住40年の梶村太一郎さんによると、昨年11月末、欧州最大の民間電力エネルギー会社『エーオン社』が、原発や火力発電などの伝統的な部門を本体から分離し、風力や太陽光などの再生可能エネルギーを主軸として2016年から再出発する方針を打ち出したというのだ」
「梶村さんによると、エーオン社はドイツでかつて原発8基を持ち、古い順に廃炉になったものの4基が稼働中という。エーオン社の新戦略は極秘裏に練られていたが、伏線はあった。同社の取締役は以前『わが社も脱原発とエネルギー転換は引き返すことができないと考えている』『ドイツ市民が再生可能エネルギーに膨大な投資をする勢いは止められない』などと話していた(世界2015年2月号)というのだ」
「この投資の呼び水になったのが、ドイツが00年の法律で導入した再生可能エネの固定価格買い取り制度だった。・・・ドイツ市民は、再生可能エネの拡大を支持しており、もはや経済的な視点からも、流れは止められないとエーオン社はみて、舵を切ったといえるだろう」

日本でも、市民による再生可能エネルギーに膨大な投資の勢いを!
その一部になろうと、
うちでも「導入」を決めました。

「高浜・大飯原発再稼働、40年超原発再稼働反対の申入れ」と関電との話し合い

2014年12月13日 | 原発ゼロ
12月9日、
関電への「高浜・大飯原発再稼働、40年超原発再稼働反対の申入れ」について
話し合いを行ってきました。
申し入れは、市民145名の連名で
11月21日に関電京都支店に申入書を渡しました。
以下、私の報告と申し入れ文書です。

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12月9日、「関西電力八木社長への申入書」について、
関西電力の担当者(広報)との話し合いを行ってきました。
いつものように「30分」のみです。
関電からは3名が参加、こちらからは榊原さん、横山美樹さん、藤井悦子でした。
藤井が申し入れ書を読み上げ、
「高浜・大飯原発再稼働、40年超原発再稼働反対の申入れ」を行った後、
関電からのコメントを聞きました。

その後、榊原から2点の質問をしました。
以下、「報告」です。

「第一点は、福井判決「経済活動の自由は、生命を守り生活を維持するという人格権の根幹部分より劣位におかれるべきもの」に関してです。
質問は、福島の原発事故を踏まえ、その「自らの経済活動」について、いま地震学者や火山学者などがいう「1000年に一度の大地変動の時代」について、同様の時代情勢の認識を持って行っているか?という点です。
この返答は面白かったです。「うちは1000年レベルでなく、十数万年のレベルで安全対策について考えている」という”堂々たる回答”でした。
この間の地震学者たちの反省は、巨大地震についても100年レベルで何が起こったか、その上での調査や発生原因の予測でしかなかった、その予測は、東北の大震災で全く崩れ去ってしまった、というものでした。この反省の中で、研究の弱点も明らかになり、「現在」については、「1000年に一度というレベルの大地変動の時代」という認識が訴えられています。
話し合いの中で、この点を指摘しましたが、残念ながら関電は、日本列島と私たちが迎えている、大きく非常に重要な動きの中で大飯や高浜をとらえていない、それがわかりました。
第二点は、原発事故による「被害地元」に関してです。
福島の事故は、「立地県」など関係なく原発被害が大きく広がることを事実で示しました。私たちと原発の関係で見れば、いったん大事故が起これば、原発が「福井県」にあっても「京都市内」にあってもそんなに変わらないということです。福島事故も、住民には全く責任はありません。であれば、そうした施設・運転について、当然京都市民は、まず①、説明を受ける権利があります。②、その施設の設置(運転)についての関係住民の合意が絶対に必要です。私たちが住んでいる近くに、私たちに大迷惑を引き起こす可能性のある施設が立つ場合、当然住民は上のことを求めます。それは各方面で認められています。「それについて、どうか!」「原発」はどうか!聞きました。
この質問に関電の担当者は、はじめ絶句し、回答がでてこない状態でした。最後に何とか「立地県は福井だけですから」と言われましたが、説得力はありませんでした。被害は、県境で止まりませんから!」

最後に、横山さんから「原発にかかわる『小口径配管』の耐震性」などについて、
文書で質問が提出されました。
この件は、関電側によく読んでもらい、後日また話し合いを持つことになりました。

本日の報道では、規制委員会が年内にも、
高浜原発3・4号機について、規制基準適合性審査に
合格させるだろうとのことで、来春にも再稼働される危険性があります。
様々な形で反対のアクションを起こし、
再稼働を阻止しましょう。

申入書を貼付します。

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申 入 書

高浜・大飯原発の再稼働をやめてください。
そして40年超えのあまりにも危険な劣化原発である
高浜1・2号機の運転延長申請をやめてください。

関西電力株式会社
代表取締役社長 八木 誠 様

 東京電力株式会社の引き起こした福島第一原発事故から4年近くも経つというのに、事故収束のめどはまったくたちません。汚染水の流出を止めることもできず、原発近隣ではいまも住民が放射能汚染にさらされ、十数万人もの人々が避難を強いられ、健康への不安にさらされて続けています。
 御社は、福島事故原因の究明すらできていないというのに、高浜原発3・4号機、大飯原発3・4号機を再稼働しようとしています。
 原子力規制委員会の田中俊一委員長自身が、新規制基準適合性審査に合格しても原発が安全だとは言えないと言っています。高浜原発3・4号機では通常のウラン燃料ではなく、安全余裕が少なくなるプルトニウムが多いMOX燃料を燃やすプルサーマルを実施する予定であり、地震による両原発の事故の不安もぬぐえません。原発から30キロ圏の住民の避難計画も、要援護者の計画をはじめとして、実効性がある計画はまったく策定できない状況です。原発再稼働など、暴挙以外のなにものでもありません。
 しかも御社は、あろうことか全国で初めて、稼働から40年を超える高浜原発1・2号機の20年運転延長を申請しようとしています。ただでさえ危険だというのに、高経年化して劣化した原発をも運転するなど、絶対に認めることはできません。会社の経営の失敗のつけを住民に押しつけることは絶対に許されません。御社はいったい何基の原発を再稼動するつもりなのでしょうか? いったいいつまで御 社の置かれている経営状況を見直さず、高い原発依存を続けるつもりなのでしょうか?
 大飯原発差止訴訟の福井地裁判決が述べているように、「経済活動の自由」は、「生命を守り生活を維持するという人格権の根幹部分」よりも「劣位に置かれるべきもの」です。<おカネよりも命が大事>なのであり、住民の命と生活を軽視した再稼働など許されません。
 若狭の原発で深刻な事故が起きた場合、放射能拡散予測によれば、京都府は南部まで強い放射能汚染にさらされる危険性があります。高浜原発の30キロ圏に居住する住民の人口は、立地自治体の福井県よりも、「被害地元」である京都府のほうがはるかに多いのです。それにもかかわらず、御社は京都府と立地自治体並みの安全協定を結ぼうともしません。
 京都府では、北部の日本海に面する「海」の幸、中部の豊かな「森」、そして南部で生産される「茶」の文化を守り、伝統を受け継ぐ中で府民の豊かさを生み出していくことを大切にしています。若狭の原発は一年以上すべて止まっているにもかかわらず、京都府を含む関西への電力供給は安定しています。一企業が、自らの利害のために原発再稼働によって市民生活の豊かさを脅かすことは許されません。これ以上、京都府民の命と生活を軽視することはやめてください。

(1)高浜・大飯をはじめ、御社のすべての原発を再稼働させないこと
(2)高浜原発1・2号機をはじめとする、御社の40年を超える高経年化原発の運転延長のための申請を行わないこと
(3)京都府および隣接自治体と、立地自治体並みの安全協定を直ちに結ぶこと

以上、強く申し入れます。

<申入れ者 連名> 50音順 2014年12月9日現在(145名)
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ぶよぶよの大地と原発

2014年09月29日 | 原発ゼロ
ぶよぶよの日本
大地は堅く、ゆるぎないようだが
それは時と場合による
今、大地はぶよぶよ
我々は、その上に原発をつくっている。

常々「固い」と思っているが、たかが100年に満たない「常識」で
今、それがぶよぶよの本質を現わしてきている。

ぶよぶよの、日本の大地
原発がなければ、地震も大噴火も
時と大地の恒久の流れの中での出来事
私たちはそれを克服していく可能性は十分にあるが
(それさえ、いまの異常都市・社会のあり様は、大きな困難を作り出しているが)
原発事故は、「永久的事故」となる。

福島の原発事故
風向きが、南西を向いているか東に流れたか
ほとんどその季節的偶然に助けられ
私たちは壊滅を免れた。
(それでも、福島の暮らしの多くを失った!)

時と大地が与えた、次の「選択のチャンス」
壊滅の瀬戸際まで私たちは追い込まれたが
それは目隠しされ、昨日と少し違う今日が続くように
コントロールされ

しかし、大地はそんなことにお構いなく、ぶよぶよの時期を迎え
私たちに、「どうする?」と
かなり明確に語りかけている。

あの美しい御嶽山が、鳴り、爆発する

読売、「原発停止 痛い製造業」だって

2014年09月03日 | 原発ゼロ
「地球環境産業技術研究機構」という”原発進めたい機構”が、
「原子力発電所の停止による電気代の値上げが製造業に与えている影響の試算結果を発表した」(3日読売)って。
「製造業全体の負担増は東日本大震災前より年間約4020億円増えており、これは従業員約9万4千人分の給与に相当」し、「電気代の上昇分を従業員の給与削減で穴埋めするとしたら、全国平均で一人当たり年5.2万円を減らす必要がある」そうだ。

こうゆう手口、ひどいなぁ。
”脅し”の水準、ひどいなぁ

それ言うなら
福島原発事故費用11兆円について、同じように計算してみてほしい。
8月25日の「赤旗」で立命館大学教授の大島賢一さんがわかりやすく話してるけど
「福島原発事故の社会的支出は『少なくとも11兆円』」(「福島原発事故のコストを誰が負担するのか」岩波書店『環境と公害』)
大島さんが試算した額は「政府の報告書や東電の公式文書からつくっているので、誰がやってもこの額になる」というもの

11兆円という額は、
従業員257万人分(これはたぶん製造業の従業員)の給与に相当し、
それを従業員の給与削減で穴埋めするとしたら、
全国平均で一人当たり142.3万円、
20年間で見れば毎年7万円以上減らす必要がある。
(読売記事から逆算すると、全国の従業員数は773万人、平均年収は427万円)

原油価格の高騰も、「石油価格の変遷」など打ち込んで調べてみたら一目瞭然だけど
2002年の1バレルあたり20ドルほどから、2008年の140ドル以上に
その間、7倍化している。
それぞれの時の原油価格高騰のわけ(例えば「イラク戦争」、「投機資金の流入」、「サブプライムローン問題による金融危機と世界不況」)をあげて、
もし従業員の給与をあてるとしたら・・・と論を展開してほしい。
どのくらい減らされるんだろうな?
怒りの声があがるだろう。


キンカン行動-6月29日にデモします。

2014年05月07日 | 原発ゼロ
6月29日、関西電力京都支店前での抗議行動「キンカン行動」が
この日に3年目に突入します。
先日、キンカン有志で相談し、一連の行動をしようということになりました。
下記がその呼びかけです。

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皆様へ

昨日、キンカンの後、下記のキンカン有志で6月29日の“キンカン二周年”などについて、“デモをしよう“と相談しました。
暑い日も寒い日も、心地のいい日も、ずっと続けてきた“キンカン行動”、現在の稼働ゼロへの大きな力の一つになってきたと思います。
今、安倍政権は、川内原発はもちろん、大飯や高浜などでも再稼働に向け危険な動きを続けています。下記の「再稼働するな!原発廃止!大飯や高浜、川内原発再稼働するな!」の一連の行動は、関西電力に「原発はいらない」という市民の声を示すとともに、川内原発の再稼働は絶対に許さないという京都での市民の声を大きく示す場です。ぜひ皆さんの積極的な参加を呼びかけます。

行動内容
①、5月23日 キンカン行動100回の日、行動の中で、午後6時半から、関電周辺の“ぐるぐるデモ”を行います。いつものように、ビックカメラ横の公園集合(6時20分)、6時半出発で二周します。
②、6月27日(3年目開始)のキンカン行動に向けて、市民の声を関西電力に届ける○○○人行動」を行います。
その1-関西電力に、市民や団体が「手紙」や「申し入れ書」の形で、自らの声、要望を届ける活動を呼びかけます。それぞれが提出した「手紙」や「申し入れ書」は6月27日のキンカン行動の際、ボードなどに貼り付け、キンカン行動で掲げます。
その2-関西電力に、キンカン参加者を中心に、ネットでも呼びかけ、連名(署名)の○○○人の申し入れ書をつくって、申し入れます。
③、6月29日、キンカン二周年(3年目開始)の日に、午後3時出発で、円山公園から京都市役所前までデモを行います。この日のデモは「再稼働するな!原発廃止!」-川内原発、福井の原発、絶対動かすな!を訴えます。

お願い
①、この運動の呼びかけ人を募集しています。お名前だけでいいので、ぜひご参加ください。(y2sakaki@yahoo.co.jp 榊原か、下記のメンバーまでお知らせください。
②、この呼びかけを拡散してください。

 呼びかけ人(5月6日現在)井坂洋子・伊塚浩平・内富一・川越義夫・榊原義道・佐々木真紀・佐々木佳継・宗川吉汪・竹内豊・千原渉・林 學・藤井悦子・松本修・安井冽

原発ゼロ、立地地域との連帯に踏み出そう!

2014年04月06日 | 原発ゼロ
4月3日、「脱原発の京都府をつくろう!再稼働ダメ!舞鶴市民集会」をしました。
相談を受けて、3人が呼び掛けた緊急集会でしたが、
30人近くの皆さんに集まっていただき
児玉さん・ガレイさんが熱弁し、私も話しました。

地元の舞田さんから、原発立地自治体での暮らしの不安・苦悩が語られました。
「脱原発でこそ、日本経済も元気な道へ踏み出せる」
「原発ゼロで、立地地域の経済も安定」
本格的にこの取り組みを立地地域も都市部も一緒になって、進めたいと思っています。