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世界の覚書

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韓国の識字率は75.4%か91.6%か

2006年10月26日 | 文化・創作・メディア
Enjoy Korea (2003.10.08)の訳を、憶測でまともな和文に直してみる。
「碑文」とは、ハングルの読み取り、書き取り、数えが全く出来ないか、可能だとしてもまともに理解できなくて、手紙を読むとか、銀行の用事をできないなど、生活に甚大な差し支えがある状態を意味する。学界では卑下表現である「文盲」の代わりに「碑文」を使っている。
去年、韓国教育開発院が満19才以上の全国の大人3千名を対象に調査した結果を見ると、小学校6年生水準の読み取り・書き取り・数えるが全然不可能な「完全碑文垓字」が8.4%。また、少し複雑な読み取り・書き取り・数えに難しさを感じる大人まで含めれば、大人4人中1名にあたる、24.6%が「碑文垓字」だ。
「完全碑文垓字」は60~70台のお年寄りで34~76%、農村では42%、女性の場合は男性の3倍にのぼるなど、高年者・農村・女性の「碑文垓字」が深刻だ。
よく韓国の文盲率25%と言われるが、8.4%が文盲で、16.2%は多少読み書きできるレベルだ。ハングル教育は戦前からやっているし、戦後は漢字軽視から漢字廃止までいったから、ハングルの教育を全く受けてないことはないだろう。要するに勉強が出来ないか、識字スキルを使う場面が少なくて、ほとんど忘れてしまった状態ではなかろうか。

Wikipediaの情報だと、「母語における日常生活の読み書きができることを識字の定義とする。全世界の識字率は、約75%である」そうだから、韓国は世界標準かもしれないが、「日常生活の読み書き」の定義が分からない。あるいは、韓国の識字率は91.6%と見るべきかもしれない。確かに、リテレイトという意味では75.4%が限界かもしれない。いや、本を読む習慣がない人は多いしなあ。

東亜日報
韓国人の読書時間は世界30ヵ国の調査対象国のうち、最下位だった。1位のインド人が1週間当り10.7時間本を読むのに比べ、韓国人は3分の1にも満たない3.1時間だった。反面、インターネットなどコンピューターを使う時間は12位で多い方だった。(中略)2004年文化観光部の調査で学生層の読書率は89%で、1994年の97.6%に比べて急速に減少した。
う~む、しかしOECDの調査では日本も怪しいのである。
福音館書店あのねメール通信
OECD=経済協力開発機構という国際組織が、2000年に先進32ヵ国(ヨーロッパ24ヵ国、南北アメリカとオセアニア6ヵ国、アジア2ヵ国)の15歳の男女265,000人を対象にして、学習到達度調査をし、日本では高校1年生約5,000人が対象になりました。
 この調査では、読解力についてはフィンランドが1位で、日本は8位でした。因みに韓国は6位だったのです。ところがこのアンケートの中に、“どうしても読まなければならない時しか、本は読まない”という設問があり、それに対する答えでは、日本は32ヵ国中で1位、つまり楽しみや趣味としての読書は余りしない、読書習慣は最低という結果でした。
 日本の高校生は100パーセントの識字率と思われます。誰でも文字は読めるのですが、読書率が約40パーセントです。これは日本の成人の読書率とほぼ同じです。日本の大人も新聞や雑誌は読みますし、書類やマニュアルやパソコンの文字は読むのですが、読書を習慣的にする人は約40パーセントです。
数字は調査によって変わるから難しい。

第50回読書調査
2004年の5月の1ヶ月間の平均読書冊数は、小学生は7.7冊、中学生は3.3冊、高校生は1.8冊(中略)
この調査では、5月の1か月間に読んだ本が0冊と答えた児童生徒を「不読者」と呼んでいます。今回の調査の結果では、不読者の割合は、小学生は7.0%、中学生は18.8%、高校生は42.6%となっています。どの校種とも不読者の割合は減少し、特に中学生は18.8%となり、高校生は久々に50%を切りました」
学年が上がるほど本を読まなくなるが、逆に言うと教科書や参考書を読んでるのかもしれない(つまり余裕がなくなって勉強で手一杯)。だいたい、高校生レベルの授業はついていくのも大変だ。できないと、逃避するしかなくなる。逃避先はマンガということはあっても「読書」ということはないだろう。

#学校に行ってる連中の識字は当たり前で、重要なのは、読解力、思考力、概念力みたいなことなので、それを測る統計があればよいが。

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