worldNote

世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

資金力のある脱北者の謎

2007年06月06日 | 移民・難民・拉致
朝鮮日報:脱北家族は「中流」以上? 腕時計など所持で疑惑浮上
「1日おきにパンを食べ延命した」などと生活苦が北朝鮮脱出の動機だと主張しているが、高級品所持の発見で4人が中流以上の生活をしていたのではないかとの見方が出ているという。4人が乗っていた木製の船には、予備用を含むディーゼルエンジン2基が搭載されており、軽油200リットルのうち90リットルが残っていた。北朝鮮の生活に詳しい山梨学院大の宮塚利雄教授(朝鮮近現代経済史)は共同通信の取材に対し、軽油は1リットル当たりの値段が平均的な給与の1カ月分で、「予備エンジンを含め、かなりの資金が必要だったはず」と分析した。同教授はまた、「腕時計も北朝鮮では高価な物。普通の市民はまともに食べられるだけでも窮乏しているとは考えない」とした上で、「タコ漁の収入だけで家計を支え、祖父母を養ってきた」という供述にも懐疑的な見方を示した。
日本の報道を引用する形だが、事情はだいたいまとまっている。あと、覚醒剤を少量持っていた件。寝ないように、という理由にはリアリティを感じた。日本のブログ界隈ではスパイの可能性を含め、慎重に捜査すべきだという意見が強い。北朝鮮の事情はよく分からないが、経済難民としても、相当に高収入の家族だったように思われる。収入源は何かヤミ的なものかもしれないし、覚醒剤が関わっているかもしれない。それ絡みで何か事情があっていられなくなり、逃げてきたのかもしれないが、全ては憶測だ。

毎日:<脱北者>エンジンほとんど役立たず? 出力不足
小型船のエンジンに海水を直接注入して冷やす仕掛けがしてあったことが分かった。真水でないとエンジントラブルの原因となるため、日本では通常考えられないといい、船を見た漁業関係者は「数日もてばいいというつもりで北朝鮮を出て来たのかもしれない」と話している。関係者によると、船には予備とみられるもう1台のエンジンもあったが、2台とも数馬力しか出ないタイプだった。船は木造で、長さ7.3メートル、幅1.8メートル。エンジンで航行するなら、10馬力はないと無理という。船には櫓(ろ)も積んでおり、最初に同県深浦町の風合瀬(かそせ)漁港で小型船を目撃した遊漁船の客らは、「櫓(ろ)をこいで近づいて来た」と話している。
よく分からないけど、全て真実であっても不思議ではない気もする。ただ、資金力のある脱北者とはいえ、資金の調達先は借金ということもあろうし、事実は小説より...(古い

事情はともあれ、問題は水際作戦だ。色々な可能性があるのだから、今回の件は無防備をさらけ出した。

FNN:“脱北一家4人”移送 二男の覚せい剤所持の処分により施設滞在長期化も
一家の二男が、微量の覚せい剤を所持していたことが明らかになっていて、警察は今後、書類送検する方針。これを受けて、検察当局は、二男を起訴するのか不起訴処分にするのかを判断することになるが、その処分が決まるまでは、4人の移送手続きが進まない可能性もあり、施設での滞在が長期間に及ぶことも考えられる。
移送時、顔をさらさないで済むようにキャップ(野球帽タイプと思われる)をかぶせようとしたら、粗暴に手払っていた。身体能力も知恵もあるし、まあ手ごわい連中である。

追記:ぼやきくっくり:「アンカー」脱北家族の正体

#特権階級の家族だとは思えないが、都市住民の平均レベルくらいのものではないか。特権のおこぼれに預かれる程度の位置だとは思う。餓えてはいないが、困窮とある種の絶望、脱北への欲求は本物であってもおかしくない。まあ、収入源については、知りたいところ。

投票ボタン


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。