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世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

制圧した警察官もナイフで切りつけられていた(追記あり)

2008年06月13日 | 行政・事案・司法
FNN:秋葉原無差別殺傷事件 加藤容疑者、制圧した警察官の左胸もナイフで切りつける
加藤智大容疑者(25)は、取り押さえられる直前、激しく抵抗し、制圧した警察官も左胸をナイフで切りつけられていたことが新たにわかった。巡査部長は、防刃チョッキで大事には至らなかった。加藤容疑者は、確保される際に直前まで抵抗を続けて、交番を飛び出して来た警察官と激しい格闘となっていたことがわかった。
(中略)
調べによると、通行人を次々と刺していた加藤容疑者は、交番から飛び出してきた巡査部長に追いつかれると激しく抵抗し、巡査部長の左胸を切りつけたという。巡査部長は、防刃チョッキを制服の下に着用していたため、大事には至らなかった。巡査部長も警棒で応戦し、激しい格闘となり、加藤容疑者の左頭部の傷は、その際についたものだという。
どう考えてもこの警官はGJである。突然の事態、一生に一度もないような事態で、出来る限り最善の対応を行っている。

というのは、↓こんな記事があったからだ。

J-CASTニュース:こんな凶悪犯相手でも 日本の警官は銃を使えないのか
08年6月11日放送の日本テレビ系番組「スッキリ!!」では、警察官と犯人の攻防についての生々しい証言が放送された。
「警官はこの辺でですね、警棒を持っていて(サバイバルナイフは?)振り回していました。警官もそれを抑止するように警棒を振っているんですが、やっぱり勢いに負けている感じで」
そしてこの辺りでおそらく男性と女性が刺されています。(警察官の目の前で?)そうですね。警察官の隙を突いてこの辺りで男性と女性が刺されています
番組中でこう証言するのは、現場に偶然居合わせたという日本テレビ技術統括局の局員と名乗る人物。(中略)さらに逮捕直前に至っては、
「路地の入り口にいた人から『足を撃て』という声が上がり、警官が腰に手を当てたが(銃を)取り出せなかった。手がおそらく震えていたからだと思う」
#そうか、記者ではなく技術系の社員だったか。
しかし何か失敬だ。アドレナリン爆発の状態で、任務を正常に遂行しつつ、多少手が震えたかもしれないが、その程度は批判される言われはない。

逮捕直前の映像を見たが、既に両者向き合って、次第に間合いを詰めている状態。この段階で、発砲は前提にならない。威嚇に構えるのは正しい。

確かに二人、路地で刺されてはいるが、こうした犯人のすばやい行動に当局が(しかもたった一人でいきなり)対応する過程としては、抑え切れない出来事だ。

ところで、J-CASTの記事の主旨は、要するに最初から(ナイフと格闘になりそうな段階で)銃撃できないのか、という話。それは絶対出来ないことではないが、状況次第であろう。足を撃つのは、静止した相手に至近距離でも難しかろう。腹部にでも当たって、撃ち殺してしまうのがオチだが、そうなっても平気というのは、アメリカなら言える事。だいたい、周りにも犯人の後方にも、市民がいたのだ。その段階で発砲の選択肢は、ありえない。警官の判断は間違っていない。

それにしても、日本では防刃チョッキさまさまである。交通整理の警官は着用していなかったか(残念

追記:日テレは、13日朝の放送で「そしてこの辺りでおそらく男性と女性が刺されています。(警察官の目の前で?)そうですね。警察官の隙を突いてこの辺りで男性と女性が刺されています」のコメントを否定した。事実無根だったのだ。路地の奥の方とさらにその先に倒れていた二人は、中央通りで刺されて、路地をそこまで逃がれて、力尽きたものらしい。
#日テレ社員の証言の一部に虚偽があった以上、他も信用できなくなった。

J-CASTニュースでテキスト化されていた。さすがに、前掲の記事をそのままには出来ないわけで。
2008年6月13日放送の「スッキリ!!」で、葉山エレーヌアナウンサーはこんな謝罪文を突然読み始めた。
「一昨日の放送で、警察官が容疑者を取り押さえるまでの経緯を検証しました。そのなかで、警察官と容疑者は2度対峙しており、警察官が警棒を落とし、取り逃がした最中にも2人の人が刺されたという内容を放送しました。しかし、その後の警視庁の捜査でこうした内容を裏付ける目撃証言はないことが分かりました。こうした内容のVTRと、それに関連したコメンテーターのコメントを放送したことで、警視庁はじめ関係者の方々にご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。またコメントして頂いた方々にもご迷惑をおかけしました」
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