worldNote

世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

ゴルバチョフの愛とユーラシア仕草

2022年08月31日 | 地政学
ゴルバチョフが亡くなった。91歳。ちょっと振り返る。 91歳ゴルバチョフ氏「早急な平和交渉を」 ウクライナ危機への視座世界には人間の命より大切なものはなく、あるはずもない。相互の尊重と、双方の利益の考慮に基づいた交渉と対話のみが、最も深刻な対立や問題を解決できる前段はよく日本で聞くような主張だ。冷戦終結はその思想の発露。美しさはある。ただし、命が大事だから、国として降伏しろ妥協しろ、という議論に . . . 本文を読む

予防戦争ってなーに?

2022年08月22日 | 地政学
わたしの見た戦争 ウクライナに重ねて》番外編 予防戦争は長引き激化 ロ有利な終戦は悪例に 前半の野口和彦氏が予防戦争と言っている。語義は分かるが、あまり聞いた事がない。何か意味がある概念とは思えない。それって開戦や攻撃作戦の動機か口実でしかない。限定攻撃に終わる場合もあるが、後は諸条件で色々。 そもそも今般のウクライナ戦争で予防戦争の見方は、ロシアの言い分の紹介でしかない。そういう事を言う人は結 . . . 本文を読む

欧州極右はプーチン贔屓

2022年04月11日 | 地政学
マリーヌ・ルペン氏(53)の主張(朝日) 1・ロシアへの制裁強化には反対 2・将来的にはロシアと関係構築も可能 3・「ロシアと中国が近づいてしまうリスクを考えなければいけない」という理由 2と3は分かるが(そもそもマクロン氏も同意見だ)、1と並ぶ必然性が弱い。むしろロシア贔屓が感じられる。というのは、ドイツでも極右はロシア贔屓なのだ。それはフランスでも同じだった。 ルペン氏は14年、ロシアの銀行 . . . 本文を読む

中国や北朝鮮の脅威レベルが低下?

2018年12月01日 | 地政学
翁長氏から「中国脅威認識」も引き継いだ玉城デニー沖縄県知事翁長雄志前知事は朝鮮半島の緊張緩和に伴い、米軍基地の重要性は低下していると訴えた。最後に記者会見した7月27日には「20年前に合意をしたんですよ。新辺野古基地。あのときの抑止力というのは北朝鮮であり、中国だったわけですよね」と述べ、北朝鮮だけでなく中国をめぐる安全保障環境が変化したので、辺野古移設は必要ないとの認識を示した。どうしてこういう . . . 本文を読む

韓国の革命的事態

2018年11月29日 | 地政学
日本企業70社にも賠償判決の流れ確実 元徴用工訴訟 日本のジャーナリズムの記事では分かりにくいが、「徴用工」に「賠償」という判決ではなく、(1)日韓併合自体が不法行為で無効、(2)不法行為の下で動員された者は皆「慰謝料」を受ける権利(請求権)がある、という判決。訳が分からないが、これで日韓請求権協定の制約は受けないと、韓国内では最高裁(大法院)で確定してしまった。日本はこの理屈を全く受け入れない . . . 本文を読む

核抜きでも、北朝鮮は十分すぎる抑止力をもっている

2018年04月18日 | 地政学
北朝鮮はどんな攻撃を受けても、ソウルに対して長距離砲やロケット弾を大量に送り込める。その抑止力は甚大で、米国は(韓国の犠牲を懸念して)攻撃したくても出来ないくらいである。この判断はクリントン政権から変わらない。北朝鮮を壊滅させることは出来ても、韓国の犠牲が大きすぎる。 だとしたら、そもそも北朝鮮に核の抑止力は不要という事になる。弾道ミサイルの射程も長すぎる。軍事合理性はない。 スカッドなどはイ . . . 本文を読む

韓国が首都移転しなかったのは自業自得

2018年01月11日 | 地政学
南北会談で油断するな「アメリカは手遅れになる前に北を空爆せよ」ソウルの無防備さはアメリカが攻撃しない理由にはならない。ソウルが無防備なのは韓国の自業自得である面が大きいからだ。 約40年前、当時のジミー・カーター大統領が韓国から駐留米軍を全面撤退すると決めた際(最終的には1師団が残った)、アドバイザーとして招かれた国防専門家たち(筆者自身を含む)は韓国政府に対し、中央官庁を北朝鮮との国境から十分に . . . 本文を読む

北朝鮮はロシアの鉄砲玉、ロシアは北朝鮮のケツ持ち

2017年09月09日 | 地政学
北朝鮮のミサイル開発は最近急速に進んだ。独自開発にしては不自然なので、技術導入があったなと観測されていた。その主体は常識的に言って中国かロシアしかあり得ないが、謎だった。 瀋陽軍区が怪しいという話もあったが、これは核開発の件。 習近平氏が人民解放軍「瀋陽軍区」に怯えている! 核の原料・技術を平壌に流す?最精強集団 火星級のIRBMが旧ウクライナ(当時はソ連)で作られていたRD-250と同じ形状 . . . 本文を読む

韓国の事務能力

2017年03月24日 | 地政学
韓国外交官に非エリートの臭い 米国務長官の夕食会なしに「事務的ミス」?思い出すのは2013年の東日本大震災の追悼式典を、駐日韓国大使が「事務的ミス」で欠席したことだ。その内容とは「招待のファクスが英語だったので、大使館員が重要なものと思わずうっかり捨てた」(SBS、13年3月12日)。 (中略) 古い記事になるが、「最近3年間の外務公務員特別採用合格者現況を分析した結果、合格者190人のうち81人 . . . 本文を読む

自己愛性人格障害な国々

2016年05月01日 | 地政学
中国外相反論「日本は対抗意識を捨てるべきだ」日本が〈1〉歴史を直視・反省し「一つの中国」政策を厳守する〈2〉「中国脅威論」や「中国経済衰退論」を広めない〈3〉互いの正当な利益を尊重し対抗意識を捨てる――ことなどを要求した。自己愛性パーソナリティー障害(人格障害)という症状がある。調べていただければ分かると思うが、周囲の人間にとっては非常に厄介である。通常の人付き合いは不可能である。付き合わない、が . . . 本文を読む

慰安婦問題最終解決はありえない

2015年12月28日 | 地政学
年末になって、最悪の知らせが届いた。 1) 軍の関与 2) 日本政府は責任を痛感 3) 日本政府の予算から資金を拠出 全く理解に苦しむ。なぜ安倍政権でこういう事が起きるのか。 追記:分析によれば、「韓国政府が財団を設立する」というステップが実行できなければ、その次の段階に行かないという。つまり合意の実現は韓国政府の実行力にかかっており、それは実現不可能だろうという。また大使館前の像の撤去も無 . . . 本文を読む

サウジアラビアの国家破綻もありうる

2015年11月02日 | 地政学
原油価格が昨年の半額以下になっている。この影響は深刻だ。 原油価格下落で袋小路のサウジアラビアサウジアラビアの歳入に占める原油収入の比率は9割にも上る。IMFによれば、原油価格が1バレル=106ドルでなければサウジアラビア政府の予算は均衡しない。中国の景気後退で需要も高まらない。しばらく価格低迷が続きそうで、ロシアを含め、産油国は厳しい状況に置かれる。ISを中心として治安も悪化している。サウジア . . . 本文を読む

オバマの心変わり

2015年10月25日 | 地政学
日経:オバマ氏、ついに怒る 夕食会で一変した対中戦略(風見鶏 2015/10/25 ごく少人数なら本音で話し、接点を見つけられるかもしれない。オバマ氏はそう考え、翌日の晩さん会とは別に、側近だけによる私的な会食を用意した。 オバマ氏はかなりの時間を割き、軍事施設の建設をやめるよう求めた。だが、習氏はまったく取りあわず 憤ったオバマ氏は側近に命じ、ただちにハリー・ハリス米太平洋軍司令官に連絡させ . . . 本文を読む

インドネシアの未来への疑問

2015年10月03日 | 地政学
中国案採用「技術よりお金」高速鉄道で担当閣僚リニ氏は「政府ではなく企業が進める案に変更したので『政府は事業をやらない』と言った。完全にやめたわけではなかった」と釈明した。4日には別の閣僚が日本側に「改めて事業者を募る」との説明をしていたが、「私は(その説明の)理由を知らない」と述べた。いやいやいや、そんなグダグダな話は信義違反だろう。世界中どこのどんなレベルでも、それは駄目だ。しかも国際関係で説明 . . . 本文を読む