「慰安婦漫画」韓国OK、日本ダメ 仏国際展 主催者「政治的な宣伝」
靖国参拝を米国が許容できない理由 日米の認識のギャップ
2014年01月07日 辰巳由紀 (スティムソン・センター主任研究員)
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フランスのアングレーム国際漫画祭が30日、開幕した。漫画祭には、慰安婦問題をめぐる日本と韓国の作品が出展されたが、主催者側は、「強制連行はなかった」とする日本側の漫画を「政治的」として撤去するよう要請した。韓国政府が持ち込んだ「元慰安婦被害者」の作品は展示を許可した韓国側の政府肝入り「慰安婦」展示説明会を中止にしたり、主催者の苦しいところかもしれないが、日本側の漫画を「政治的」と批判している以上、言い逃れは出来ない(そのつもりもないだろう)。
靖国参拝を米国が許容できない理由 日米の認識のギャップ
2014年01月07日 辰巳由紀 (スティムソン・センター主任研究員)
米国では、靖国神社とは、A級戦犯の合祀や、敷地内の資料館「遊就館」の展示を含め、戦前の日本の行為を正当化する象徴的存在なのである。つまり、そこに日本の総理が参拝することは、事後にどのような説明があったとしても「第二次世界大戦前の日本の行為を正当化する歴史観の肯定」であり、サンフランシスコ講和条約以降の国際秩序(当然、日米安全保障体制もその一部に含まれる)の否定につながる。これは中国や韓国の反応を抜きにして、米国として許容できないものなのである。面倒くさいが、こういう事を言う人はいる。これは東京裁判史観、サンフランシスコ講和条約史観だ。これを認めないと日米同盟が成り立たないなんて事は、言うのは勝手だが、日本は容認しないだろう。基本的には歴史の判断にゆだねるとして、手打ち(=講和条約)は手打ちとして、未来を現実的に作っていこうという立場が公式のものであり、それしか容認できない。中韓は疑似科学に取りつかれているから、救いようがないが、米国がどうするのかは、米国に決めてもらうしかない。
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