首相の靖国「公式」参拝違憲判決が出た。あの高金素梅が原告団長の「運動」として行われた裁判の大阪高裁判決だ。しかし、なんと大谷正治裁判長は「本件控訴を棄却する」と主文だけを述べ、要旨を読むことなく法廷を出ていってしまった。例によって！判決文の蛇足で、違憲と書かれてしまったのだ。肝心の控訴は棄却だから、勝訴した国は（傍論を理由に）手の打ちようがない。
各紙による判決骨子：
毎日は「参拝は、首相就任 . . . 本文を読む
今の中国は傲慢だ。しかし歴史上、それ以外の可能性が無かったわけではないと思いたい。辛亥革命の後、軍閥割拠に陥ったけれど、元はといえば地方自治志向から来ている。地方志向は伝統的な基盤を持っているともいうが、実際、省レベルの自治とそれを束ねた連邦制みたいなものが、ずいぶんと検討された。また、実際の政治勢力としても「連省自治派」が、北部の軍閥（複数）と南部の国民政府（これも複数）に加えて、第３勢力、第３ . . . 本文を読む
産経2005.09.26「反進化論」米で台頭 渡辺久義・京大名誉教授に聞く
産経が肯定的なニュアンスでインテリジェントデザイン（ID）派の渡辺久義氏のインタビューを載せている。あ～吃驚、というか、こわ～
>――では、生命体はどうやって生まれたと考えますか？
>それは分からないとＩＤ派の学者たちは答えています。ダーウィニストは、分からないことでも分かっているように言うのが科学的だと考えています。 . . . 本文を読む
「北方領土はロシア領」 プーチン大統領、日本要求に応ぜず (産経新聞) - goo ニュース
プーチンは相変わらずだが、発言をよく読むと
１．北方四島はロシアの主権下にある。それは第二次世界大戦の結果、国際法によって保障された。この問題を討議するつもりは一切、ない。
２．われわれには、日本を含むすべての近隣諸国と係争中の問題を解決する意思がある。
３．日露両国の善隣関係は、年々、強化されている . . . 本文を読む
中国軍の動きが気になるのは何時もの事だが、それはさておき、中国外務省の秦剛副報道局長が27日の定例記者会見で曰く：
中国軍への「脅威」に対抗するために東シナ海での防衛力を強化すべきだとする声が日本国内で上がっていることについては「中国は平和発展路線を堅持しており、いかなる国を威嚇する意思もない。中国脅威論を騒ぎ立てるのは（他国の主権侵犯という）下心があるからだ」（日経の記事）
日本が尖閣諸島の . . . 本文を読む
「郵政」改めて決意 首相が所信表明演説 (朝日新聞) - goo ニュース
注目したのは、「国家公務員給与は都会と地方それぞれで民間の給与実態に合わせるなど給与体系を見直す。定員の純減目標を設定、総人件費削減を実行」という件。程度問題が分からないが（どうせ民主党の主張より控えめだとは思うが）、「都会と地方それぞれで民間の給与実態に合わせる」「総人件費削減」というのは、なかなか実質的だ。前原さんな . . . 本文を読む
タバコが、日本の医療費を１兆円押し上げているという。それなら対策は簡単だ。タバコの値段に、医療保険費の補填分を加えて、医療保険会計に給付すればよい。
#あ、火事の原因にもなっているか。
2003年度でタバコ売上げ４兆５千億円（税込み、税率は約６割）。平均価格280円とすると、340円に値上げすれば、約１兆円賄える（売上げ減少による収益源を補うため、もう少し値上げしないと割りが合わないかもしれな . . . 本文を読む
『嫌韓流』に関する議論の焦点は、「嫌い」にあるようだ。私もさすがに「国ないし国民まるごと嫌い」は、まずいだろうとは思う。そもそも「嫌韓」は２ch用語であり、相手を「くさす」事にカタルシスを覚えるのが基本の２ch流儀において発生したものだ。その限りでは、東浩紀氏の批判は分からないでもない。「おそらく嫌韓の担い手の多くは、とりわけ嫌韓厨は、日本の将来を具体的に憂いているわけではない。彼らはむしろ、韓国 . . . 本文を読む
アメリカの朝日新聞ことニューヨークタイムズの最近のトピックは、9月7日の記事（Why Japan Seems Content to Be Run by One Party／執筆by大西ノリミツ／日本のブログでのアーカイブ）と13日の社説（One Good Thing About Japan's Election／日本のブログでのアーカイブ）だ。記事では「日本はなぜ一党統治に満足か」、つまり自民党長 . . . 本文を読む
海自の第２潜水隊群（横須賀）を中心とする潜水艦隊で少なくとも６人（他に知人２人）に、大麻や合成麻薬MDMAなどが広まっていることがわかった。逮捕者が所属する潜水艦は５隻にのぼる。大麻の一部は隊員の弟から、あるいは隊員の自宅で栽培されており、MDMAは東京都内で密売人から入手したという。ただし、事件の解明はまだまだ始まったばかりのようだ。
潜水艦隊の軍事的重要性は言うまでもない。最高の士気なくして . . . 本文を読む
バスラでイラク警察に拘束された英兵を英国が強行救出したため、騒動になっている。英兵２名は情報部員だったようで、現地警察に怪しまれて拘束されたらしい。どうやら身柄がマフディー軍団の管理下におかれそうになったため、強硬策に出たものらしい。警察が反米組織に英兵の身柄を引き渡すというのが無茶な話だが、バスラ県知事は、
英軍の突入作戦を察知したから、英兵をサドル師派の民兵組織マフディー軍団の管理下の民家に . . . 本文を読む
「北朝鮮６カ国合意の深層」2005年9月22日 田中宇
今回の合意で意味を持つのは、アメリカによる北朝鮮不可侵の約束だという。これは北朝鮮の願いにかなっており、韓国以西の大陸勢力全体の願いにもかなっている。という田中氏の解釈なのだが、不可侵の約束は、反故にされるリスクから逃れられないと、私は思う。一般に不可侵条約は、事前の停戦協定に等しく、戦争の現実的な可能性と裏腹だと思う。
今回の合意に、ア . . . 本文を読む
#文言は記憶に頼ってます。
カン：北朝鮮と国交正常化しないのは、（いわば日本が）未成熟だ。国交を持った上で交渉する方が話が早い。
私論：北朝鮮はまともじゃない。交渉の相手に値しない。今は拉致問題、核、ミサイルの問題を片付ける意味しかない。国交正常化については、交渉に値する政体が北に出現するのを待つしかない。ちなみに実効的な経済関係は、日本は北朝鮮との間にも、台湾との間にも存在する。それに、旅行 . . . 本文を読む
頑張って負けた（前）議員、かたや比例区でサプライズ当選したボタ餅議員もいる。これだけの矛盾を見せられると、制度に手をいれざるをえない。
#比例区復活議員はいいのだが、得票率10％に満たない場合は失格という規定は、そういう苦い実例から設けられたのだ（保坂議員がその人）。
ボタ餅議員をなくすには、比例区のみ立候補を廃止し、比例区を全面的に重複立候補専用にするしかない。言い換えると、敗者復活専用だ。 . . . 本文を読む
愛知７区で落選した民主党前衆院議員小林憲司容疑者。東海比例ブロック候補者のうち８人が復活当選し、惜敗率で９番目だった小林憲司の復活当選はならなかった（今となっては、当選しなくてよかったのか…少しだけ衝撃が弱まった）。なんと、薬物疑惑は古くからあったのだ。小林前議員には薬物に関するうわさが絶えなかった。００年秋には週刊誌が米留学中の薬物疑惑を報じた。「党本部が前議員に直接事情を聴いたが、本人から否定 . . . 本文を読む