ウッドチャック一家のヤドカリ生活

アメリカンロッキー山脈南部に棲むウッドチャック一家のRV キャンピングカー旅行& DIY記

ラスクルーシスの旅(5) 帰路

2009-11-29 | キャンプ


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昨晩はずっと雨音を聞きながら、眠っていた。今朝はどんよりとした空模様だが、雨は上がっている。
空が少し明るくなってきた頃から帰り支度を始める。午前6時55分、キャンプサイトを後にし、ダンプステーションでキャンパーの排水タンクをきれいに洗う。上水タンクも給湯器のタンクも空にして、午前7時30分、公園を出発。途中運転しながら、朝ごはんを頬張り、北へ向かう。I-25号線にあるボーダーコントロール(国境警備ポイント)もパスポートを見せて無事通過。次第に両側の山並みが雪で白くなっていく。昨晩はだいぶ雪が降ったらしい。ロスアラモスは大丈夫だろうか?
ひたすら50マイル/時(約80km/時)でゆっくり巡航、昼食も運転しながら、アルバカーキ、サンタフェを過ぎる。幸いなことに北の方はあまり雪も積もっていない。午後2時15分ロスアラモスに到着。
ラスクルーシスの旅は期待していなかっただけに、思ったよりも面白い旅であった。キャンプ場の設備も結構良かったし、オルガンマウンテンのハイキングやファーマーズマーケットも楽しかった。

ラスクルーシスの旅(4)ファーマーズマーケット ・ オールドタウン

2009-11-28 | 買い物


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朝食後、Las Cruces のダウンタウンへ向かう。ダウンタウンのメインストリートで毎週水曜日と土曜日に Farmer's Market が開かれている。メインストリート裏の駐車場にトラックを停め、メインストリートを散策する。思ったよりも大きく盛況なFarmer’s Market だ。




クラフトや野菜、食べ物を売っているテントが並び、大道芸やミュージシャンもあちこちに。 一通り観て廻ってから昼食にブリトーを買って食べる。結局ハチミツとアドビの家の形をしたティッシュケースカバーを購入。
ダウンタウンを後にし、今度は La Mesilla という隣町へ。ここは古い町並みが残った地域。町の中心地プラザの周りにお土産屋が軒を連ねている。






プラザにあるカトリック教会とお土産屋をグルッと観て廻り、ピスタチオとイヤリングを購入。空模様がだんだんあやしくなってきた。駐車場へ戻る途中に観た新築中の家、この辺りではまだ本当に日干し煉瓦を使って家を建てている。




サンタフェ辺りの新築の家は大体2x4建築で、外側だけアドビ風の外装をしているのだが、この町では本当のアドビ建築でなければいけないのかなぁ?

まだ時間があるので、今度はFarm and Ranch Heritage Museum へ行ってみる。 まだ新しくて立派なミュージアム。だけど駐車場はガラガラ。感謝祭の週末にこんな空いていて経営は大丈夫だろうか?




入り口の受付で入館料(大人5ドル子供2ドル)を払う。すぐにおじさんが迎えに来てくれて、おじさんのエスコートで館外へ、そこから電動カートに乗って外の施設を一回りしてくれる。外で飼われている家畜の説明、これがアンガス、こっちがロングホーン、これがこれとこれを掛け合わせたものと丁寧に説明してくれるのだが・・・・・・
カートを降り、Blacksmith (鍛冶屋)の実演を見学。実際に釘を作って見せてくれる。昔は一本一本釘を手作りしていたんだよね。




館内に戻り、展示物の見学。客は他には誰もいない。Las Cruces 周辺でで収穫される、ピーカンナッツ、玉葱、綿花など。へぇー、レタスやキャベツも採れるんだ。
とにかく新しく、きれいで立派なミュージアムだけれどもお客がいない。もしここが日本であの必殺仕分け人の手にかかればすぐ一刀両断に廃止になってしまうんだろうなぁ。そうするとあの親切なカートのおじさんも受付のおばさんも鍛冶屋のおじさんも職を失くしてしまうのか。
ミュージアムを後にし、途中土砂降りの雨を通過してキャンプ場へ戻る。夕食は散らし寿司。

ラスクルーシスの旅(3)オルガンマウンテン

2009-11-27 | ハイキング


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今日はお弁当を持って、ラスクルーシスの町の東側にそびえるOrgan Mountains をハイキング。
ゆっくりとした朝食後キャンプ場を出発、I-25号線を南へ向かう。二つ目の出口でUS70号線に乗り換え東へ、この道を直進し、Organ Mountainsの峠を越えるとホワイトサンズ国立公園。我々はその手前Organ Mountains の西側麓で右折、麓の道を南へ向かう。舗装道はやがてダートロードに変わり、いくつものCattle guard を越え、Dripping springs road にぶつかる。Dripping springs roadを左折、山の方へ道を登って行く。道は再び舗装路になり、BLMが管理する敷地内へ。目の前にはニョキニョキした山と奇岩がそびえる。道の突き当たりに駐車場とビジターセンター、駐車場に車を停め、まずはビジターセンターへ。パークレンジャーからハイキングコースの説明を受け、3ドルを支払い駐車許可証をもらう。入山記録にサインをし、いよいよハイキング。片道1.5マイルのDripping springs トレイルを登る。道は車一台がやっと通れそうな砂利道。子チャック(弟)の歩速にあわせてゆっくりと登る。




やがて目の前に異様な岩山がそびえ、その麓に朽ち果てた建物。




昔ここにリゾートホテルがあったと言う跡地。ホテル裏側にあるピクニックテーブルでお弁当を開く。昼食後ループロードを廻り、Dripping springs を見学。




泉と言うより枯れかかった滝。岩から水のしずくが貯水池に垂れている。昔は雇われた原住民たちが毎日この水を汲み、ホテルの各部屋まで運んだと言う。その先にはこのホテルが経営破綻した後、大金持ちの奥さんと結婚した医者が結核になった奥さんのためにホテルを買い取り作った結核療養所の跡地。朽ち果てた木造の建物が昔キッチンとダイニングだったところ。




登ってきたトレイルを下り、駐車場まで戻る。途中いくつもの大きな家族連れのグループとすれ違う。感謝祭に集まった家族が翌日(After Thanksgiving day)買い物の後、近所の観光地を訪れるのが良く見る風景。

La Cueva ピクニックエリアの駐車場へトラックで移動し、La Cueva トレイルを登る。片道0.5マイルの短いトレイル。La Cueva はスペイン語で英語に直すとThe Cave (洞窟) 奇岩の下に洞窟があるらしい。枯れ沢を渡り、大きな奇岩の麓を廻ると洞窟へ到着。




洞窟と言っても奥行き10メートルぐらい、先住民の描いたペトログリフがあるらしいのだが、洞窟の壁を見回しても発見できない。子チャック(弟)はまだ元気が余っているようで一人でトレイルを登っていってしまう。「おーい、そのまま行くとビジターセンターに戻っちゃうよ。」駐車場に戻るともう4時、Organ Mountains を後にし、キャンプ場へ戻る。キャンプファイヤーの残り火でソーセージを焼いて夕食とする。



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ラスクルーシスの旅(2)リースバーグダム州立公園

2009-11-26 | アメリカの州立公園ほか


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今朝の気温は氷点下6℃。朝5時に起き、昨日残しておいた荷物とモモをキャンパーに積み込み、午前5時45分出発。朝食は運転しながらドーナツを頬張る。最高速度50マイル/時(約80km/時)とゆっくり、南へ向かう。感謝祭当日の早朝はさすがに道路は空いている。
サンタフェの町でI-25号線に乗り換え、アルバカーキを過ぎると単調な沙漠の中をひたすら南へ。ラスクルーシスの北約20マイルのところにあるレストエリアでお昼にサンドイッチを食べる。ここもで来るとさすがに暖かい。日向にいると熱すぎるくらい。でも日陰は寒い。昼食後再び南へ向かい、次の出口Radium springs (ラジウム泉)と言うすごい名前の町で降りる。今回のベースキャンプはこの町の端にある、Leasburg Dum 州立公園。Rio Grande 川沿いにある灌漑用水用ダムの近くにある州立公園。リオグランデ川沿いということできれいな黄葉が見れることを期待していたが、この辺りのリオグランデ川はほとんど水量もなくあまり木も生えていない沙漠の町。日本では川と言うものは下流に行くにしたがってどんどん大きくなっていくものだが、このリオグランデ川は反対。源流のコロラド州にあるリオグランデ貯水湖からでるリオグランデ川が一番水量が多く、ニューメキシコ州に入り、いくつものダム湖を経るたびに水量が減っていく。このLeasburg Dum の下流になるともうほとんど枯れ沢。




午後1時、予約してあったサイト19に到着。州立公園内の道は舗装していないけれども、キャンプサイトはコンクリートできれいに舗装されている。隣のサイトとも適度に離れ、プライバシーがとれるなかなか良いキャンプサイト。キャンプ場は結構満杯で予約なしではサイトを確保するのは難しいかも。




キャンパーをセットアップして、パパチャックは早速炭を熾し始める。我が家のThanksgiving 恒例ダッチオーブンを使ってターキーじゃないチキンの丸焼きを始める。子チャック達とママチャックは公園内のプレイグラウンドへ。
午後5時、チキンも焼き上がり、Thanksgivingディナー。




ラスクルーシスの旅(1)

2009-11-25 | キャンプ
明日は感謝祭(Thanksgiving day)。今日から子チャック達の学校は休み。例年この感謝祭前日からキャンプに出かけるのだが、今年から働き始めたママチャックはまだ有給休暇が貯まっていないので、今日も働きに出かける。子チャック達とパパチャックはお留守番。
この感謝祭キャンプは日数に限りがあるためあまり遠くにもいけず、でも暖かい所と言うことで例年ニューメキシコ州南部に出かけている。キャンピングトレイラーを購入した最初の年はホワイトサンズ国定公園とカールスバッド国立公園。次の年は再びカールスバット国立公園。そして去年は再びホワイトサンズ国定公園。ニューメキシコ南部の観光地と言えばこの2箇所が一番有名なのだけれども、今年はまだ一度も行った事のないところにしようということでLas Cruces (ラスクルーシス)にする。しかし、我が家がラスクルーシスにキャンプに行くと言うと皆一様に「いったい何しに行くの?」と不思議な顔をする。どうも何もないところらしい。まぁ、いいや。暖かいところでキャンプができれば。
凍っては困るもの以外はキャンパーに積み込み準備万端。明日の朝は早いので早めに寝る。

USB端子付万歩計

2009-11-22 | Tools & Gadgets




パパチャックは日本で言ういわゆるメタボな体型。(でもこのぐらいが一番長生きするんだってよ。) アメリカに暮らしていて一番うれしいのはこんな体型でも太っているとは言われないこと。そして本人も他のアメリカ人と比較して、まったく太っているとは感じない。男は見かけじゃないよ、大事なのは中身だよ。
その中身も血液検査でだいぶ前から高コレステロール。そうパパチャックは体の芯からメタボなのです。どんなに食事に気をつけてもコレステロールの値が上がり続ける。とうとう数年前からコレステロール合成酵素阻害剤の服用に踏み切り、現在は正常値をキープ。これで血液検査の項目はすべて正常・・・・のはずだったのに。昨年秋の血液検査で中性脂肪が高くなってしまった。これはきっと昨年の原油価格高騰で、新鮮な魚を運んでくれるお魚クラブが運営できなくなって、魚が食べられなくなったからかなぁ?
主治医は単純炭水化物がいけないと言い、白米をやめて玄米にしろと言う。パパチャックは泣く泣く昨年秋から玄米に切り替えることにした。玄米がおいしく食べられる料理ってカレーぐらいなもの、お昼のお弁当は毎日カレー。でもカレーって毎日食べても飽きないから不思議。もう気分はイチロー。
おかげで玄米ダイエットの効果テキメン。他には取り立てて何もしないのに、体重が少しずつ減ってきた。全盛期の体重から7kg減! 単純炭水化物がいけないというよりも玄米はとっても消化しにくいみたい。まったく消化されていないのが見て取れる。
春の血液検査では中性脂肪の値も下がり、もうすぐ正常値。主治医もこのまま玄米ダイエットを続けるようにと言う。よし、この調子でいけば高校生時代の体重も夢ではない!
ところがそれからまったく体重が減らなくなってきた。というよりじわじわと元に戻り始めているような・・・・・そして今年秋の血液検査では中性脂肪の値がまた高くなっている。どうも腸内の菌叢が完全に玄米に順応してしまったみたいで、玄米は完全に消化されている。
主治医はもっと運動しろという。週三日のテコンドークラスだけでは足りないの?
何事もまずは道具からというパパチャックはまず万歩計を購入し、現在の運動量を把握することに。足りなければもっと歩くようにしようかなぁ?
アマゾンでオムロンのHJ-720ITCという万歩計を購入。この万歩計、USB端子がついており、専用ソフトをWindows PCにインストールすれば万歩計データをダウンロードして管理できる。価格は約32ドル(送料無料)。
さっそくこの万歩計をポケットに入れてデータ取りを開始。10月のデータを表示してみる。




なんだ、毎日平均1万歩も歩いているじゃないの。つくづく実験系は肉体労働であることを実感。段取りの悪いパパチャックは日本とは比べ物にならないくらい広い実験室を行ったり来たり、結構歩いているんだなぁ。
それにしても何で痩せないんだろう?

壁掛けテレビを壁にかけるプロジェクト

2009-11-14 | DIY
9月の中旬から久しぶり家具の作製に取り掛かっていて、ブログの更新をする暇もなかった。11月に入り、やっと家具も完成。ここに製作の様子を報告する。

買い換えたテレビはとりあえず壊れたテレビ付属のテレビ台の上に置いてある。せっかくの薄型テレビ、リビングルームにある暖炉の上の壁に掛けられるようにしてと言うママチャックの命令。まずは壁に掛けるためのラックマウントをアマゾンに発注(約35ドル)。ただ事はママチャックが考えているほど単純ではなく、ビデオデッキ、DVDプレイヤーを置く場所、電源とアンテナ線の確保などやることはたくさんある。暖炉はリビングルームとダイニングルームを仕切る形で設置されている。その暖炉の左右に通路があるのだが、この一つをつぶしてそこにリビングルーム側にはAVラック、ダイニング側には食器棚を作ることにした。(ママチャックが単純に考えることの何倍にも構想を膨らますパパチャック。)


リビングから見た暖炉、暖炉の左側のスペースに設置する予定


ダイニングから見るとこのスペース


まずはテレビを壁に掛けるためのマウントを取り付ける。テレビの左側裏とAVラックをつなぐ配線のためのダクトを取りつける。こうすることによりテレビからの配線が見えなくなる。次に電源とアンテナ線の確保。暖炉横の壁をくりぬき、床下から電線とアンテナ線、ついでにインターネット用にCAT5ケーブルを配線する。




今回のラックは上側と下側に分かれており、その間はリビングとダイニングの間に風が通るように空いているデザイン。必要な材料を計算すると結構高くついてしまう。中国製の家具を買った方が何倍も安い。この価格差を説明するのは唯一つ作り付けの家具なので出来合いの家具を買うわけには行かないと言うこと。なるべくコストダウンを心がける。
サンタフェのLowe’sに材料を買いに行く。合板もオークやメープルの薄板が表面に貼ってある合板は高くて買えない。もう一つグレードが下の針葉樹の合板を購入。フェイスフレームや扉の材料も広葉樹種は高いためパイン材にする。
まずは上のラックを作る。こちらは合板で棚を組む。




安い合板なのでペイントする。これを暖炉と壁の間に固定。




次にパイン材でフェイスフレームを組み着けていく。家の壁は完璧な水平、垂直、平行が取れているわけではないので、合板で作った棚と壁の間には一部隙間がある。これを隠すようにフェイスフレームを取り付けていく。




AVラック側は扉なし、食器棚側はガラスの入った扉がつく予定なので、その扉のフレームも作る。フェイスフレームと扉は斑になりにくいポリウレタンとステインがはじめから混ざった塗料を塗ることにする。
食器棚上部と、上側ラックの下部に照明を取り付ける。以前使用したアンダーキャビネットライティングはハロゲン球を使用していたが、今回からは消費電力の少ない白色LEDにする。
食器棚用に扉を作製。サンタフェのガラス屋さんに扉用と棚用のガラスを発注する。一週間後、出来上がったガラスを受け取り、食器棚に組み付ける。これで、上側ラックの完成。早速テレビを壁に取り付け、配線を済ませる。





次は下側キャビネットの作製。
下側キャビネットは材料節約のため壁に直接細板を取り付け、そこにフェイスフレームを取り付ける。壁が完全な垂直ではないため、フェイスフレームの微調整を繰り返し、フェイスフレームの内側がちゃんとした長方形になるようにする。




パイン材を3枚接いで天板とする。そして扉の作製、扉の鏡板もパイン材を3枚接いだもの。リビング側2枚、ダイニング側2枚の計4枚の扉を作製。家具の扉の取り付け方にはいくつかの種類がある。一番簡単なのはオーバーレイ。これは扉のサイズがフェイスフレームの開口部よりも大きく扉はフェイスフレームの手前に出っ張る形となる。安物の家具は大体このタイプ。ウッドチャックがこだわっているのは一番手間のかかるインセット。扉はフェイスフレーム開口部よりもほんのわずか小さく扉はフェイスフレームと同じ面位置にくる。実際にはフェイスフレームの開口部と同じか若干大きめに扉を作り、カンナで微調整して、フェイスフレームの開口部よりわずかに小さくする。
最後に塗装し、扉を組み付けて、やっと完成!


リビング側から見るとこんな感じ





夜、ダイニング側から見るとこんな感じ




まだ壊れ続けている。

2009-11-03 | Tools & Gadgets
今度はDVDプレイヤー。オハイオ時代に35ドルで購入したDVDプレイヤーが少しずつ調子がおかしくなってきていた。DVDを半分ぐらい観ると時々画面が停まる。今まではこんな時は一度電源を切れば、また観られるようになっていたのだが、最近は何をやっても停まってしまう。
ディスクがおかしいのか?と思い、コンピューターのDVDドライブに挿入するととちゃんと観ることができる。今度はDVDプレイヤーも買い換えなければ。
DVDプレイヤーで問題になるのはリージョンコード。普通アメリカで売っているDVDプレイヤーはリージョンコード1。日本で販売さているDVDはリージョンコード2のため、日本のDVDソフトをアメリカのプレイヤーでは観ることができない。そのため日本のDVDを観るために、DVDソフトをコンピューター上でコピーしてリージョンコードを解除しなければならなかった。手間はかかるし、画質も落ちる。(片面2層で約9GBのディスクを片面1層約4.5GBに圧縮しなおさなければならないため。)著作権を盾に横暴を働き続けるハリウッドの映画会社たちには本当に頭に来る。
インターネット上には、どのリージョンコードのソフトも観ることができるリージョンフリーDVDプレイヤーが販売されている(ちょっと高価だけど)。また、一般に販売されているDVDプレイヤーのリージョン制限を解除する方法が各機種ごとにアップされているデータベースなどもあるのだが、35ドルで購入した我が家のDVDプレイヤーはバージョンが新しすぎて、リージョン制限を解除できなかった。
さて、今度はリージョンフリーのDVDプレイヤーを購入するか?はたまたいっそのことBlu-Rayプレイヤーを購入するか?(Blu-Ray規格では日本とアメリカのリージョンは同じなため、日本のBlu-RayソフトをアメリカのBlu-Rayプレイヤーで観ることができる。ただし、アメリカのBlu-Rayプレイヤー上でアメリカのDVDは観られるが、日本のDVDは観られない。)
リージョンフリーDVDプレイヤーで一番安価なのは約60ドル。ただし、このクラスではHDMI端子はついておらず、せっかく購入した液晶テレビ(HDTV)の性能を生かせない。HDTVアップコンバージョンのついたリージョンフリーDVDプレイヤーとなると100ドルを越えてしまう。
ソニーの一番安価なBlu-Rayプレイヤーも最近値下がりし、約170ドル。(299ドルに値下がりしたPS3も魅力的だけど、ゲーム機能がついてなければ買いなのに・・・・)
このソニーの機種、イギリスではDVDのリージョン規制を解除する方法に成功したと言う報告もある。
エイッ、Blu-ray にしちゃおっ。

今年の我が家はいつもより多く浪費している。それなのに景気がちっとも良くならないのはなぜ?


壁掛けテレビがやってきた。

2009-11-02 | Tools & Gadgets
アメリカは今年から地上波が完全にデジタルに移行した。当初の移行予定は2月、ケーブルテレビや衛星テレビの契約をしていないため、我が家は昨年の夏に連邦政府から40ドルの補助を受け、デジタル―アナログコンバーターを購入(60ドル)。そのまま今年の2月までほったらかしにしていた。今年の2月になってから据付てみると、これがハズレのレモン。もう購入した店には返却できないので、直接メーカーに問い合わせる。中国訛りの英語と日本語訛りの英語の電話でやり取り、最初はなかなか商品交換に応じない。が、最後はこちらからCertified Mail でコンバーターを返品。やっとちゃんと動くコンバーターに交換。これで我が家もデジタル時代に対応。しかしこのコンバーターの欠点は気に入らないチャンネルが消せないこと。アメリカの地上波デジタル。非常に多くのキリスト教系チャンネルがあり、あまり子チャックたちに見せたくない。しかしその特定チャンネルを見られないように設定できない。
6月になってそのアナログテレビ(シャープ製32インチ型ブラウン管、オハイオ時代に日本へ帰る駐在員から安く購入)が突然映らなくなった。電源を切ってしばらく置いておくとまた映るようになったので、しばらく使い続ける。しかし7月になってまた映らなくなり、叩いても、ほっといても生き返ることはなく、今度は完全に壊れた模様。一ヶ月ほどテレビなしの生活を続けたが、新しいテレビの購入を決意。サンタフェの電気屋さんを見て回る。
テレビ嫌いのママチャックは36インチの大きさでよいと言い。テレビ好きのパパチャックは今年のスイートスポットである46インチを希望。結局、間を取って40インチの液晶テレビを購入することに。アメリカの家電業界ではどうも最近はサムソンがトップブランド。ソニーやパナソニックはその後塵を拝している模様で、サムソンの方がソニーよりも高い。ソニーの商品構成は非常に高価な高級クラスと、庶民でも購入できる低級クラスの2つに分かれているみたい。カセットデンスケ時代からソニーファンのウッドチャックとしてはソニーの低級クラスを購入。
最初我が家に来たときには「40インチでも結構大きいじゃん。」と思っていたのだが、見慣れると大して大きくもない。46インチを購入しなかったことをちょっと後悔。

後日談
壊れたテレビを町のe-Waste 置き場へ持っていく。物置ぐらいの大きさの部屋にテレビが10台ほど捨てられている。なんとその内の3台が我が家とまったく同じシャープの32インチ型テレビ。そういえば我が家のテレビの製造は1999年。ちょうど10年で壊れるように設計されているみたい。


次々と壊れる

2009-11-01 | その他
今年に入ってから我が家の品々が次々と壊れていく。
1月には掃除機。Dirt Devil というアメリカに良くあるアップライト型の超うるさい掃除機。以前からスイッチが壊れたり、ベルトが切れたりしてちょくちょく直して使っていたのだが、今回は本格的に壊れたみたい。ついに買い替えを決意。ネットで掃除機を検索する。最初は日本のパナソニックの掃除機なら静かで良いかなぁ?と思ったのだが、掃除機は買えても専用のごみパックが売っていない。この辺りアメリカのパナソニックは何を考えているのか?パナソニックはあきらめ、高いけどダイソンの掃除機を検討する。ダイソンの掃除機ならごみパックの心配は要らないのでランニングコストが安くなるしね。結局ダイソンの掃除機をパナソニックの掃除機より安く売っているサイトを発見。ダイソンの掃除機を購入。

2月にはデスクトップパソコンのモニタが壊れた。デルの19インチ型トリニトロンブラウン管のモニター。プツンと言ったきり何も映らなくなった。ネットでなるべく単位面積あたりの単価が安いモニターを検索。結局エイサーの22インチ型液晶モニターを購入(約190ドル)。液晶モニターも安くなったよね。

そしてキャノンのカラープリンタ。たまにしか使わないのに、インク詰まりも起きることがなく長年使ってきたインクジェットプリンター。とうとう昨年暮れに 年賀状の印刷に使おうと思ったらインクが詰まってしまった。インターネットでプリンタノズルのクリーニング液を購入して見事復活。しかし2月に入って今度は電気系統または機械系統のトラブルか?パソコンとのコミュニケーションが取れなくなってしまった。ドライバーの再インストールを試みるが蘇ることはなかった。最近のインクジェットプリンターはインクカートリッジにICが組み込んであり、自分で自由にインクの補充ができないので、カラープリンターの購入は見合わせる。

4月にはこのブログで以前書いたようにキャンピングトレイラーの車軸を欠損。車軸の交換とブレーキの交換等で結局1000ドル以上の出費。これは痛かった。でもおかげで、ベアリングのリッパッキングとブレーキの交換法を習得。高い授業料だったけどいつかは元が取れるでしょう。

6月には豆乳製造機が壊れた。ママチャックがこれで豆乳を作り、そこから豆腐を作っていたのだけれども、今年からママチャックも学生をやりながら働き始めるため、もう豆腐を作る暇はない。豆腐は近所のスーパーで購入することにする。あのおいしいオカラを食べられなくなったのが残念。