ウッドチャック一家のヤドカリ生活

アメリカンロッキー山脈南部に棲むウッドチャック一家のRV キャンピングカー旅行& DIY記

カールスバット洞窟群国立公園(2) Left hand tunnel ツアー

2012-06-23 | アメリカの国立公園
今日は1月に予約したLeft hand tunnel ツアーに参加。ツアー開始が午前9時なので、その30分前の8時30分にはチケットを受け取らなくてはならない。
7時から始まるホテルのコンチネンタルブレックファースト、子チャックたちを急き立て、朝食後ホテルを出たのが8時5分、間に合うだろうか? 急いでカールスバット洞窟群国立公園のビジターセンターを目指す。ママチャックをビジターセンター前で降ろし、チケットブースに走らせる。車を駐車場に停め、ビジターセンターへ。ママチャックは無事チケットがとれたようだ。レンジャーステーションでツアーにカメラ、三脚が持ち込めるか確認。カメラはOKだが、三脚はダメだとのこと。残念、三脚とデジタル一眼は車に置いて、今日はコンパクトカメラだけ。午前9時、まずはツアー準備室でレンジャーの説明を聞き、各自キャンドルランタンを受け取る。ランタンを持って、エレベーターで洞窟へ。洞窟内の休憩所でランタンのキャンドルに火を灯してもらい、いよいよツアーの始まり。いつも回るビックルームとは反対側へ、ゲートを超えるとそこは照明もなく、舗装もしていない洞窟のトレイル。パークレンジャーの説明を受けながら、ランタンの明かりだけを頼りに洞窟を進む。こちらの洞窟はドライであまり綺麗な鍾乳石はなく、ポップコーンのような石が壁面を覆う。洞窟の一番奥に行くと、ようやく水が溜まった池や、綺麗な鍾乳石が現れる。




トレイルを戻り、ツアーの最後はビーチと呼ばれる場所で円陣を組んで、誕生月を呼ばれた人は自分のランタンのキャンドルを吹き消していく。



そして、真の暗闇、目を開けても全く何も見えない。地上では味わえない不思議な感覚。
ランタンに再び火を灯してもらい、地底の休憩所へ戻り、ツアー終了。
子チャック達がお腹が空いたと言い始めたので、エレベータで地上に戻る。時間はもう11時過ぎ、ビジターセンターのレストランで早めのお昼ごはんにする。昼食の後お土産を買ってから公園を後にし、カールスバッドの ウォールマートで買い物、ホテルへ戻る。




37Cを超えるカールスバッドの午後はホテルのプールで過ごすのが一番。

子チャック(弟)の右目が赤く充血している。どうも結膜炎に罹ってしまった模様。とりあえず町のUrgent Careに連れて行こう。しかしそのUegent Careが見つからない。近くのCarlsbad Medical Center に立ち寄ってUegent Careの場所っを教えてもらおう。病院の受付の人によるとUrgent Careは潰れてしまったとのこと。仕方がない。Emergency roomを利用するほどのこともないし、今日は市販の目薬で我慢して明日ロスアラモスのUrgent careに連れて行こう。
帰りはKFCでフライドチキン、マカロニチーズ、My Daddy's BBQという怪しげで小汚い店でポークリブとコールスローをお持ち帰りして、ホテルの部屋でビール。




カールスバット洞窟群国立公園(1) バットフライト

2012-06-22 | アメリカの国立公園
昨年夏、カールスバットのバットフライトを直前の雷雨で見ることができなかったのが悔しくて、今年こそはバットフライトを見てやるぞ! 今年はモンスーンシーズンの始まる前で、かつコウモリがメキシコから渡ってきた後であろう今週末のカールスバット旅行を計画した。今回はキャンプではなくホテルに二晩滞在。移動もいつものトラックではなくて、2000年に新車で購入し、今では走行距離18万km以上、ママチャックが普段使っている傷だらけのおんぼろミニバン。ちゃんと無事に走りきってくれるかなぁ。
午前7時40分に我が家を出発。山を下り、285号線を南下、ひたすらカールスバットを目指す。この285号線、空いていて走りやすいのだけれども周りの景色はひたすら沙漠。サンタフェからロズウェルの間は殆ど何もない。途中沙漠のような牧場入口に「TLR」の黄色いサイン、あぁ、ローンレンジャーの撮影をここでもやっているんだな。
午前11時40分ロズウェルに到着。Pizza Hat / Wing Street でゆっくり昼食。



子チャック達はスパゲティ、ママチャックはピザ、パパチャックはバッファローウィング。
午後1時にレストランを出て、再び285号線を南下。午後2時40分カールスバットのホテル Fairfield Inn に到着。部屋に落ち着いたら水着に着替え、ホテルのプールで遊ぶ。




締めはジャグジー





ホテル横のIHOPで早めの夕食。でもIHOPはやっぱり朝食の店だなぁ。夕食にはあまり向かない。

午後6時50分ホテルを出発。ちょうど30分でカールスバット洞窟群国立公園の駐車場に到着。バットフライトを見ることができるナチュラルエントランスへ。



もうすでに多くの人がバットフライトを待っている。空には雲ひとつない快晴、昨夏のように雷雨で中止になる心配はない。午後7時30分からパークレンジャーの解説が始まる。バットフライトの間は電子機器の使用禁止。そのためバットフライトの様子を写真やビデオで記録することができないのが残念。パークレンジャーの解説によると数日前から急にコウモリの生息数が増えたとのこと。解説の途中突然スピーカーからザッという音。これは洞窟内に仕掛けてあるマイクがコウモリの発する超音波拾い、それを人間が聞こえるように変換した音。去年のバットフライトではポツ、ポツというコウモリが一匹ずつ目を覚ます音だったが、今回はザッと皆が一斉に起きだし、十数秒後にはバットフライトが始まった。
バサッ、バサッとかブーンというような羽音がするのかと思ったらこれが驚くほど静か。音もなくトルネードのように洞窟出口でぐるぐる回って、それから東へ向かってコウモリの群れが飛んでいく。これが延々と続くんだ。空は段々と薄暗くなって最後には見えなくなってしまったが、まだコウモリの飛翔は続いているようだ。駐車場に戻り、公園を後にする。渋滞に巻き込まれることもなくホテルへ戻ったのが9時20分。あぁ、やっと念願のバットフライトを見ることができたよ。

メモリアルデーウィークエンドキャンプ をアップしました。

2012-06-17 | その他
先日の山火事は風が強くなる前に消火され、大事には至らなくてすんだ。
アメリカでは元々雷など自然発火で発生した山火事は放っておくという原則があるらしいが、ここ南西部ではその考えは明らかに間違っている。そんなコトしていたら、アメリカ南西部の森林は全て燃え尽きてしまうよ。山火事はなるべく小さいうちに消さなければ。

さて、久しぶりに行った5月25日から28日のメモリアルデーウィークエンドキャンプの様子をアップしました。

今年も山火事の季節がやって来た

2012-06-06 | その他
今年のアメリカ南西部は去年に引き続き干ばつ。冬の積雪も少なく春になってもほとんど雨が降らない。5月26日にはニューメキシコ州南西部にあるGila国立森林公園で大きな山火事(Whitewater Baldy ComplexW Fire)が発生。昨年ロスアラモスを襲ったLas Conchas Fireの持つニューメキシコ州史上最大の山火事という記録をあっさりと抜き去った。
6月3日にはロスアラモスの裏山へメスでもBear Spring Fireという山火事が発生。この山火事はヘメス山を挟んでロスアラモスの反対側なので、ロスアラモスまで火事が迫ってくる心配はなさそう。と思っていたら今日新たな山火事が発生。今回のは結構近い。研究所からは火元が見える。
大丈夫かなぁ。火事が小さなうちに消せると良いのだけれども。



我が家のデッキから見える煙