ウッドチャック一家のヤドカリ生活

アメリカンロッキー山脈南部に棲むウッドチャック一家のRV キャンピングカー旅行& DIY記

カリフォルニア州中南部の旅(10) ジョシュアツリー国立公園へ

2007-12-31 | アメリカの国立公園
午前8時40分、RVパークを出発、Joshua Tree National Park (ジョシュアツリー国立公園)を目指す。
州道57号、91号、州間道215号、10号、州道62号を乗り継ぎ、午前11時50分、Twenty-nine Palms (29 パームス)の街に到着。町のはずれにあるゴルフ場内にある 29Resort RV park にレジストレーション。2泊で86ドル。隣のカウンターで老夫婦が1ヶ月滞在のレジストレーションをしているのを聞くと、1ヶ月410ドル。民間RVパークは長期滞在する退職者夫婦に有利な料金体系になっており、子連れの短期滞在には不利だね。


このRVパークはとっても親切、ワイヤレスネットワークの電波が届きやすいオフィス近くの長期滞在者向けのエリアにサイトを変更してもらい、トレーラー駐車の誘導もしてくれる。
昼食後、、Joshua Tree National Park (ジョシュアツリー国立公園)へ。ビジターセンターは29パームスの町中にある。ビジターセンターでマップとジュニアレンジャープログラムを入手、展示物を見た後、公園へ向かう。



標高約1800フィート(540m)の29パームス町から標高約4000フィート(1200m)まで登ると、急にジョシュアツリーがたくさん生えている地帯に出る。当初この公園の見所は沙漠に生えるジョシュアツリーだけだと思っており、大して期待していなかったのだが、実際に来てみるとこの公園の見所はジョシュアツリーと奇岩群の対比で、写真家とロッククライマーにとっての天国であり、奇岩好きの我が家にも結構おもしろい公園であった。





ハイキングは明日にし、今日はダートロードのドライブ。


帰りにSkull Rock と言われる頭骸骨の形をした奇岩を見てからキャンプ場へ帰る。


今夜の晩ご飯はミツワで購入した冷凍そば。

カリフォルニア州中南部の旅(9) ディズニーランド

2007-12-30 | アメリカの州立公園ほか
RVパークからシャトルバスでディズニーランドへ。ディズニーランドは高速を挟んだすぐ反対側。入り口で1日券を購入し、園内へ。


まずはメインストリート、シンデレラ城が東京ディズニーランドよりも小さく見えるのは気のせいか?

子供達がまだ小さいので、あまり怖くないアトラクションを選んで見て回る。「カリブの海賊」、「ジャングルクルーズ」、「プーさんのハニーハント」、汽車でトゥモローランドに移動し、「スターウォーズ ジュダイトレーニングアカデミーショー」を見ながら昼食、午後から園内は異常に混んできた。モノレールで園内1周した後、40分待ちで「アリスの不思議の国」、ファーストパスで「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」、90分待ちで「ファインディング・ニモの潜水艦」。これが園内最新アトラクション。


潜水艦に乗り海底の世界へ。水中のロボット造形物とコンピューターグラフィックスのコラボレーションが素晴らしい。

Plaza Inn で夕食後、メインストリートで買い物、そして午後6時30分から「クリスマスファンタジーパレード」を見る。




パレード終了後、シャトルバスでRVパークへ戻る。今日はよく歩いた。


午後9時30分、RVパークからディズニーランドの打ち上げ花火を見てから就寝。

カリフォルニア州中南部の旅(8) アナハイムへ

2007-12-29 | 買い物
今日は移動日、当初 Morro Bay から Joshua Tree National Park (ジョシュアツリー国立公園)へ移動することを予定していたのだが、ママチャックがロサンジェルスで日本食を買いたいという。
しかし長いトレーラーを引っ張ってロサンジェルスの町中を走り、食料品店に駐車するというのはどう考えても無理。そこでロサンジェルスのRVパークに泊まることを検討した。調べてみるとロサンジェルス市内にはあまりRVパークはなく多くのRVパークが郊外のアナハイム市にある。そこで今日の目的地は Anaheim (アナハイム)。RVパークは実際に現地で探してみよう。このあたり、これ以後の旅程に予約がないので自由が利く。
午前8時30分 モロベイ州立公園を出発、国道101号線でひたすらロサンジェルスを目指す。途中 Santa Barbara を過ぎた海岸で高速を降り、海沿いの道の路肩に停め昼食を摂る。


再び、高速に乗り、ロサンジェルスの中心部を抜け、Anaheim に着いた。RVパークはディズニーランド近辺に密集している。州間道5号線をDisney land Drive で降り、RVパークを探す。午後3時、しばらく走り回って見つけたRVパーク Anaheim Resort RV parkに飛び込みでレジストレーション。2泊で158ドル。高い!


我が家のトレーラーが小さく見える。

トレイラーをセットアップし、Torrance 市にある ミツワ へ日本食の買い出しに行く。


これがミツワの店構え。


まずはフードコートのラーメン屋「山頭火」でラーメンを食べる。


久しぶりのインスタントでないラーメン。やっぱり美味しい。

その後日本食を購入し、RVパークへ戻る。
せっかくここまで来、バカ高いRVパークに泊まったのだから、やっぱり明日はディズニーランドを見て回ることに。今晩は早めに床につく。ところが午後9時30分、爆音で目が覚める。なんとRVパークのすぐ裏側で花火の打ち上げが・・・・・・

カリフォルニア州中南部の旅(7) モロベイ州立公園

2007-12-28 | アメリカの州立公園ほか
キャンパーで朝食を摂ってからMorro Bay の町へ。しかし今日はあいにく曇り空、結構寒い。広大な太平洋を見るために西海岸まで来たのだが、Morro Bay は 砂洲に囲まれた入り江、太平洋が見えない。
まずは港にあるビジターセンターを訪問、見所と新鮮な魚介類の買える店を教えてもらう。
次に同じ通り沿いにあるMorro Bay 水族館、お土産屋が経営する小さな小さな水族館。入場料大人2ドル、子供1ドル。こんなのでも子供たちは結構楽しんでいたりする。


Morro Bay 入り口にある Morro Rock と言われる巨大な岩山を見学した後、ビジターセンターで教えてもらった魚屋 Giovanni’s へ、このお店も港の中にある。


これが入り口、手前の生け簀にカニがいっぱい。この場で調理してもらい港に面したデッキで食事もできる。


これが店の中、手前の水槽には日本では見たことがないような超巨大な伊勢エビがたくさん。大きすぎて調理する鍋がキャンパーになく、またお財布と相談して今回エビは断念、カニを一杯買うことにする。


店の外の生け簀からカニを一杯取ってもらう。Live or cooked? と尋ねられるので 当然Live で、ダンボールに氷を詰めた箱にカニを入れてもらう。

街中の食料品店で買出しした後、州立公園へ戻る。公園内にあるMorro Bay Natural History Museum へ。キャンプ場に宿泊している家族は無料の入場券をもらえる。一般には入場料大人2ドル、子供無料。


入り口で子チャック(兄)用に冊子をもらう。なかの問題を解けば帰りに小さなお土産がもらえると言う。子チャック(兄)は早速その問題に取り掛かる。ところがこれが30問もあり、結構大変、結局2時間ほどかけ親子で問題を解く。帰りに冊子を見せると「よくできたわ!ハイこれもって帰っていいわよ。」と問題を解いた冊子を返してもらっただけ。これに子チャック(兄)は大ショック「えっ、これだけ。」仕方ないのでカリフォルニア州立公園のジュニアレンジャーパッチを買ってやる。

Morro Bay では太平洋が見えないので、隣の Montana de Oro 州立公園までドライブ、あの Morro Bay を囲んでいる砂洲はこの公園に属する。砂洲の向こう側の砂浜へ出る。


やっと太平洋が一望できるところに来た。この先に日本があるんだなぁ。


キャンプ場に戻り今晩はダッチオーブンでカニ鍋だ。最高!


カリフォルニア州中南部の旅(6) モロベイ州立公園へ

2007-12-27 | アメリカの州立公園ほか
今日は移動日、太平洋目指して西へ行く。目的地は Morro Bay, CA 。 ロサンジェルスとサンフランシスコのちょうど中間あたりの海辺の町。本当はもっとロサンジェルス寄りの州立公園に泊まりたかったのだが、今回の旅を計画した11月下旬ではカリフォルニア州立公園はどこも予約で満杯。Morro Bay 州立公園のサイトをやっと二晩だけ予約することができたのだった。料金は29ドル/日+7.5ドルの予約代。公立公園にしては高い!  ニューメキシコ州立公園はフックアップサイトが14ドル/日、180ドルの年間パスを買えば4ドル/日の電気代のみで泊まり放題なのに。

午前7時30分、デスバレーのキャンプ場を出発。「たしかGoogle Map では 190号を東に向かい公園を出、州間道15号で西に向かう、急がば回れルートだったなぁ。」と東へ向かう。するとGPSもママチャックも西へ行った方が絶対近いはずだと言う。そこでUターンしてママチャックに従うことにする。190号を東に向かい、坂道を一気に4950フィート (約1500m)登る。すると眼下に新たな谷が。標高1500フィート(450m)の谷底まで下り、しばらく走ると公園の西の端の町 Panamint Springs。寂れた町だ。ここで給油の予定が「 4.25ドル/ガロン」、高過ぎる!  燃料計の針はちょうど半分、きっと次のガソリンスタンドまで大丈夫だろう。ところがこの先再び5000フィート級の山岳地帯に突入。重いトレイラーをひっぱていると山岳地帯では極端に燃費が悪くなる。おまけに山頂地帯は強風。向かい風も極端に燃費を悪くする。辺りにはまったく町はないし、燃料は足りるだろうか? だんだん不安になってくる。
何とか山岳路を抜けたところで燃料計の針は1/8 。向かいの山は雪をかぶったシエラ山脈、眼下に塩湖が見えてきた。塩湖を回り込んだところで国道395号線に合流。合流地点の町でやっと軽油を補給 3.59ドル/ガロン 。もう山道はコリゴリ。
国道395号線、州道14号線と乗り継いで南下、Mojave の町で州道58号線に乗り西北西へ向かう。58号線を進むとやがて広々とした谷 Bakersfield の町が現れる。標高は約100m 、きれいに整備されたオレンジ、ブドウ、ナッツなどの畑が広がる。きれいに手入れされた畑を久しぶりに見ると安心する。
ここから州道58号線は細くなり西へまたまた山道が延々と続く。標高は高くないが600mから900mのあたりを上ったり下ったりいつまでも続く山道。カリフォルニアは南北に連なる山脈がいくつもあり、州を東西に横断するのは楽ではない。山を下りたところで国道101号線に合流、数マイル南下したところで San Luis Obispo の町で州道1号線を西に向かい午後4時30分、やっとMorro Bay の町に到着。
Morro Bay州立公園のキャンプ場はRV(キャンピングカー)で一杯。カリフォルニアにはキャンプのオフシーズンはない。しかし向かいの電源のないサイトでは発電機がガンガン唸っており結構うるさい。

カリフォルニア州中南部の旅(5) デスバレー国立公園

2007-12-26 | アメリカの国立公園
午前8時からFurnace Creek Innの少し南にあるGolden Canyonにてレンジャープログラム ”Desert Photography” に参加。米国の様々な国立公園のボランティアレンジャーとしてRV生活をしながら米国の自然を撮り続けている写真家による撮影法の講習。

しかしこの朝は寒い。気温は約2℃、あまりの寒さにママチャックと子チャック(兄)は途中降板。

約2時間の講習の後、今日は北を目指す。1時間強のドライブで Scotty’s Castle へ。この公園はアラスカに次いで米国内で2番目に広い国立公園、見所は遠く離れて点在し、その移動に結構時間をとられる。
午前11時半、Scotty’s Castle に到着、ピクニックエリアでお弁当を食べる。そして12時からのガイドツアーに参加。1930年代の衣装を着たレンジャーのお姉さんのガイドで豪邸の中を見て回る。


Scottyというのは稀有のペテン師。ゴールドラッシュの時代、「デスバレーに金の鉱脈がある。」とだまして、保険業で大儲けしたMr. Johnson からお金を巻き上げる。いつまでたっても金(Gold) が取れないことに業を煮やしたMr. Johnson はデスバレーまで実情視察、そこでScotty にまるめこまれ、そしてデスバレーの自然の美しさに魅せられ、デスバレーに別荘を建設。しかし公にはデスバレーに秘密の金鉱を発見したScotty が 当時の金額2百万ドル で建てたと発表、ゴールドラッシュで実際に大儲けをした唯一の人物として有名になる。


Scotty’s Castle を後にし、再び南下、Titus Canyon を目指す。最初に公園に入る前に通った、Beatty の町を目指す。一度公園を出、次の左折でダートロードが始まる。(午後2時30分)このダートロードは最初はフラットだが、ネバダとカリフォルニアの州境辺りからの山岳地帯は狭い九十九折れで路面は非常に荒れており、車高の高い車でなければ無理、実際途中で抜いたスバルの四駆はいつまでたっても追いついてこなかった。


ゴーストタウンを過ぎ、いよいよTitus Canyon が始まる。車一台がやっと通れる狭いキャニオンが続く。このキャニオンは荘厳で雄大、公園内一番の見所である。


キャニオンを抜け再び南下、午後5時の閉館直前ビジターセンターへ戻る。子チャック(兄)はビジターセンターでジュニアレンジャープログラムの完了を報告、朝のレンジャープログラムの写真家からジュニアレンジャーバッジをもらう。

カリフォルニア州中南部の旅(4) デスバレー国立公園

2007-12-25 | アメリカの国立公園
いつも寝坊ばかりしている子供たちもなぜかクリスマスの朝は早く目が覚める。キャンパーの中でクリスマスプレゼントを開けた後、昨日行けなかった公園南側を見て回る。まずはビジターセンター北側の Harmony Borax Works(ホウ酸工場跡地)を見学。


この巨大な馬車を20頭のロバで運び出していた。

トラックに戻り、178号線を南下、Artists Drive に入る手前で178号線と塩湖を挟むダートロードに入る。途中でトラックを停め、子チャック(兄)のサイエンスフェア実験のため水の沸点を測定。(標高海面下86m)
このダートロードは距離約60km、フラットで走り易い。178号線に戻り北上、Bad Water に到着、駐車場でお弁当を食べ、塩湖を歩く。

ここが米国内で一番標高の低い場所(標高海面下86m)。駐車場裏の山の崖に海面の位置が記されている。


178号線をさらに北上、Devils Golf Course に立ち寄る。デスバレーの塩湖はなぜかフラットではなく、凸凹している。その中でもこのDevils Golf Courseは凸凹が激しく、悪魔のゴルフ場と呼ばれている。


その後さらに北上 Artists Drive をはしる。このあたりの山は鉱物の違いで赤、緑、青、黄色、様々な色をしており、まるで画家のパレットのよう。


この道を抜けたところで子チャック(弟)が、突然トイレに行きたいと言い出す。そこで近くのFurnace Creek Inn のトイレを拝借。このホテルは古いが、スペイン調のなかなか格式がありそうなホテル。ついでにホテルのフロントに年賀状を日本に送ってもらうよう託す。


ホテルを出、190号線を東へ、Zebriskie point を見学。


その後、Twenty Mule Team Canyon という短いダートロードを堪能した後、Dantes View を目指す。ここは全面舗装路でちょうどBadwater の真上の山の頂に出る。(標高約1600m)ここからやっと谷を見下ろすことができた。


帰りにはFurnace Creek のガソリンスタンドで給油。$4.09/Gal 高い! 満タンにして90ドル。キャンプ場へ戻る。

カリフォルニア州中南部の旅(3) デスバレー国立公園

2007-12-24 | アメリカの国立公園
今日の予定はジュニアレンジャープログラムのため午前中ビジターセンターで調べ物とレンジャープログラムに参加。ピクニックエリアでお弁当を食べ、午後公園の南半分を車で回ることとする。
午前8時30分、キャンプ場を出発、車でビジターセンターへ向かう。途中Salt Creek に立ち寄る。この小川の塩分濃度は海水と同じ程度、なんとなく磯の香りがする。


ビジターセンターで午前10時からレンジャープログラムに参加。タイトルは“Adapt or Die”「適応するか? 死ぬか?」ビジターセンターのポーチでレンジャーの講義を聞く。参加者は3組のみ、ちょっと寂しかった。
その後ビジターセンター内のミュージアムでジュニアレンジャープログラムのための調べもの。
ちょうど時間はお昼時、お弁当を食べるためピクニックエリアに移動、ところがその弁当がない。どうもキャンパーに弁当を忘れてきた模様。仕方なく、30分かけ、キャンパーに戻る。キャンパーでサンドイッチを食べた後、予定を変更してキャンプ場近くを見て回ることにした。
まずはMosaic Canyon (モザイクキャニオン)、ストーブパイプウェルズの村から一直線のダートロードが山の麓まで伸びている。それを上ると駐車場、そこから Mosaic Canyon のトレイルが始まる。最初の約1kmが見所、大理石でできた狭いキャニオン、を上っていく。大理石の斜面は滑り易い。


トラックに戻り、ドライブ。西側の山から谷を見下ろせないだろうか? 道を高い方へ、Wildrose Peakを目指す。九十九折れの道をひたすら走り、やがてダートロードに、この辺りから道には雪が積もり始めている。炭焼き釜跡を横目に過ぎると道は車一台がやっと通れる狭さに、積雪は次第に深くなっていく。どこまでいけるだろうか? ゆっくり上っていく。四輪駆動でもタイヤは一般道路用、あまりグリップはよろしくない。一瞬トラックの前進が止まったら、スタックしてもう先には進めなくなった。しばらくゆっくりバックで戻り、わずかに広くなった場所で何とかトラックを切り返し、炭焼き釜跡 (Charcoal Kilns) まで戻る。灌木ぐらいしか生えていないところに巨大な炭焼き釜が10も並んでいる。最盛期にはここから毎日炭が近くの銀鉱山に運ばれていたと言う。昔はこのあたりも鬱蒼とした森だったのだろうか?


キャンプ場に戻りクリスマスイヴディナー。我が家はすき焼き。

カリフォルニア州中南部の旅(2) デスバレー国立公園へ

2007-12-23 | アメリカの国立公園
朝5時起床、朝食を摂り、空が白み始めた午前7時RVパークを出発。国道93号線を北北西に進む。午前8時30分、Lake Mead(ミード湖)手前の検問所でトレイラーの検問を受ける。検査官は簡単にトレイラーの中を覗いただけでパス。先に進むといよいよフーバーダムが眼下に現れる。


連邦政府はこのダムが爆破されることを恐れているんだね。ダムの上をゆっくり進む。ここにもパトカーが待機している。この国の原動力はFear(恐れ)であることをまたも感じる。
現在このダムの下流側に大きなつり橋を建設中、これが完成したらもうダムの上は通行不可能になるのだろう。
ダムを越えるとNevada(ネバダ)州、早速一軒のカジノが。そのすぐ先、左手にウェルカムセンター、ここでトイレ休憩とネバダ州の地図をゲット。子供たちは踊り子の等身大ポスターに感激。
しばらく走るとLas Vegas (ラスヴェガス)の街。


大きな町だね。New Mexico (ニューメキシコ)州最大都市 Albuquerque (アルバカーキ)市よりもかなり大きい。Downtown (ダウンタウン)を素通りし、国道95号線に乗り換え、町の北の端にある Walmart (ウォールマート)で飲料水を買い溜める。そこを抜けると急に回りは何もない荒涼とした沙漠に、ここは空軍のNevada Test Site (ネバダテストサイト)、昔UFOの研究をしているという噂があったのはここかなぁ?

何もない道をひたすら、ひたすら走り続ける。午前11時20分、ビィティ(Beatty)の町に到着、ここで燃料補給する。軽油$3.45/Gal 高い。Beattyの町のRVパークが空いていることを確認してから、いよいよ Death Valley National Park(デスバレー国立公園)へ向かう。デスバレー内のRV Hookup Site(電気、水道、下水の設備のついたキャンプサイト)は Stove Pipe Wells の町に14サイトしかなく、予約は不可能、早もの勝ち。デスバレーの夏は50℃ にもなるため 晩秋から早春が繁盛期。この繁盛期に空いているだろうか? 
Beatty の町から2つ尾根を越え、バレーに入る。ネバダ州とカリフォルニア州の境にある尾根の標高は4300 feet (1290 m)ここから一気に標高0mまで坂を下る。キャンプサイトが満杯であれば、この長い坂をトレイラーを引っ張りながらBeatty の町まで戻らなければならない。祈るような気持ちで坂を下る。


バレーまで下り、Devil's Corn Fileld (デビルスコーンフィールド)を抜け、Sand Dune (サンドデューン)を右手に見ながらしばらく走ると、Stove Pipe Wells (ストーブパイプウェルズ)の町が見えてきた。RVがずらっと並んでいるのも見える。あ~っ、やっぱり無理か。しかし、近づいてみると、まだ3つほどサイトが空いている。とりあえずそのサイトの一つにトレイラーを停め、併設されているホテルのレジストレーションカウンターに駆け込み、「RVフックアップサイトに泊まりたいのですが。」無事サイトNo.5 を4泊分確保。料金は一泊28ドル(税、ホテルプール利用料込み)。


こう並んでみると我が家のトレイラーは小さい。
トレイラーをセットアップし、落ち着いて昼食を摂る。「サイトが空いていて本当に良かった。」昼食後、車で30分ほど離れたファーネスクリークビジターセンターに行き、公園地図とジュニアレンジャープログラムを入手し、キャンプ場に戻る。戻るとちょうどバレーの山に満月が昇ってきた。



カリフォルニア州中南部の旅(1) アリゾナ州キングマンへ

2007-12-22 | キャンプ
朝5時起床、外を見るとデッキに雪がうっすらと積もっている。積雪約4cm、30cmは積もるかもしれないという予報に比べればかなり少ないが、家の前の道はまだ除雪されていない。除雪されるのを願いながらゆっくり朝食を摂る。午前7時出発、結局まだ除雪されていない道路をゆっくり走り始める。町の主要道は一応除雪されているが、路面は圧雪上にうっすらと砂が撒かれている状態。山を下りれば、大丈夫だろうか?と言う期待を胸にゆっくり山を下りる。しかし、サンタフェの町を抜け州間道25号線まで圧雪状態がつづいた。予定より倍以上の時間がかかってしまった。州間道はさすがにきれいに除雪されており、久しぶりにアスファルトを見ることができた。その積雪もアルバカーキへ向かう途中になくなり、路面はすっかりドライに。
アルバカーキで州間道40号線に乗り換え、ひたすら西へ向かう。今回は凍結を恐れタンクに水を積んでいないため、各レストエリアでトイレ休憩を繰り返す。
時間稼ぎのため、昼食は運転しながらサンドイッチをほおばる。午後1時過ぎ、アリゾナ州に入る。ウェルカムセンターでアリゾナ州の道路地図をゲット。ママチャックと運転を交代しながら走り続け、午後6時半、アリゾナ州西部の町Kingman(キングマン)にあるFort Beale RV Park(フォートビールRVパーク)に到着。今回我が家にとって初めての民間RVパーク。辺りはもう真っ暗、RVパークのオフィスも閉まっている。とりあえず真ん中のプルスルーサイトに停め、セルフレジストレーションする。このRVパークはとてもきれいに整備されていてサイトの地面は掃き清められたような子砂利。しかし、一番の難点は近くを走る貨物列車の汽笛が一晩中鳴ること。睡眠不足になってしまった。こんな所に長逗留する人の気持ちが知れない。


翌朝、出発前の Fort Beale RV park